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サイエンスキャッスル東北大会初開催! 約150名が参加し7賞を決定 最優秀賞は福島成蹊高等学校、ミカヅキモでの除染に挑戦

サイエンスキャッスル東北大会初開催! 約150名が参加し7賞を決定 最優秀賞は福島成蹊高等学校、ミカヅキモでの除染に挑戦

2015年12月6日(日)、株式会社リバネス(本社:東京都新宿区、代表取締役CEO:丸幸弘)は、ロート製薬株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:吉野俊昭)の協力のもと、東北地区で初開催となる中高生の学会「サイエンスキャッスル2015東北大会」を東北大学・カタールサイエンスキャンパスホールにて実施いたしました。

「社会に根を張る先端研究」をテーマとした東北大会では、中高生からは9県19校28演題の発表があり、東北大学の研究者を含む総勢約150名にご参加いただきました。5名の審査員による厳正なる審査のうえ7つの賞を決定し、最優秀賞は、地元で採取したミカヅキモで除染に挑戦する「福島成蹊高等学校 自然科学部」に贈られました。審査員長をつとめた株式会社リバネス取締役副社長CTO井上浄からは「誰にも代えられないミカヅキモへの愛を感じ、また、本大会のテーマにもフィットすることから最優秀賞を送りたいと思う」とのコメントがありました。さらには、同じく審査員で本年度アグリサイエンスグランプリ優勝者であるインテグリカルチャー株式会社代表取締役羽生雄毅氏からは、「除染以外にも応用範囲が広く、海水からの資源回収や、鉱山などで石から金属をとりだすときに出る大量の有害物質も吸収できるのでは。多くの企業が関心を示しそう。」と評価いただきました。

 

《東北大会 表彰結果》

◯サイエンスキャッスル 最優秀賞
ミカヅキモのSr2+の吸収能力について
福島成蹊高等学校  自然科学部 池上  実那

◯東北大学高度教養 教育・学生支援機構キャリア支援センター賞
 宇宙毛豆の良食味化プロジェクト -栽培技術を継承・実践・分析する-
 青森県立五所川原農林高等学校 生物生産科 野菜研究室 中村  あすま

◯ロート賞
 モノクロのカラーテレビ
 宮城県仙台第三高等学校 2年理数科ベンハム研究班 千葉 愛理
 ※サイエンスキャッスル関西大会にご招待

◯ロート賞
 ミカヅキモのSr2+の吸収能力について
 福島成蹊高等学校 自然科学部 池上  実那
 ※サイエンスキャッスル関東大会にご招待

◯アントレプレナー賞
 「究極のエコ資材」~神秘なるキノコパワー~
 静岡県立富岳館高等学校 農業クラブ(有志) 飯島 大

◯サイエンスキャッスル 審査員特別賞
 瞬間的高圧の繰り返し処理による粉体中芽胞菌殺菌
 国立沖縄工業高等専門学校 嶽本研究室 八幡 雅樹

◯サイエンスキャッスル ポスター特別賞 ※会場投票による選定
 ミカヅキモのSr2+の吸収能力について  自然科学部 池上  実那
 福島成蹊高等学校

 

◯サイエンスキャッスル 最優秀ポスター賞 ※東北大学大学院生審査員による選定
 ヒトデ抗菌物質の効果 2年理数科ヒトデ抗菌研究班 細川  愛佳
 宮城県仙台第三高等学校

◯研究奨励賞
ご参加いただいた全ての研究校の皆様
(代表校として福島県立新地高等学校さまに授与)

《東北大会の特徴「社会に根を張る先端研究」》

本大会の発表では、農業・食・復興等に関連した研究テーマが多く、地域課題の解決や資源活用を通して社会を一步前に進めようとする研究者が多く集ったことが特徴的でした。

また、中高生による口頭発表のほかには、特別講演としてロート製薬株式会社研究開発本部の佐藤氏による研究キャリア講演、東北大学工学部の石田先生によるホール紹介と分野横断型工学に関するお話、そして東北大学医学部の布施先生からは東北メディカルメガバンク機構を拠点とした次世代地域医療に関するお話をいただきました。社会とコミュニケーションをとりながら活躍し続ける先輩研究者のお話に、参加した中高生の皆さんは真剣に耳を傾けていました。

ロート製薬株式会社研究開発本部の佐藤氏による研究キャリア講演

東北大学工学部石田先生によるホール紹介と工学技術の分野横断型アプローチに関するご講演

東北大学工学部石田先生によるホール紹介と工学技術の分野横断型アプローチに関するご講演

東北大学医学部、東北メディカル・メガバンク機構 布施先生による地域住民を巻き込んだ個別化医療に関するご講演

東北大学医学部、東北メディカル・メガバンク機構 布施先生による地域住民を巻き込んだ個別化医療に関するご講演

他にも、東北大学博士課程学生による農業やビッグデータ活用に関するイノベーションの提案、中高生ポスターの審査、本田技研工業株式会社による水素エネルギー体験ワークショップ等、参加された生徒の皆様の興味の幅を広げ世代や組織を超えたコミュニケーションをとるきっかけを生み出しました

 

 

 

 

 

 

 

 

《参加者の声》

ご参加いただいた教員・生徒の皆様から下記のようなコメントをいただいております。

・「地域を考えるコンピテンシーを身につけさせるために、参加した」(教員)

・生徒の思考力・表現力・問題発見力の向上や、ネットワークをつくるために参加した」(教員)

・「科学が社会に役立つことを実感できて良かった」(生徒)

・「研究の楽しさを再び実感することができました」(生徒)

・「様々な分野や、他学年・他校の研究発表が聞けてとても良い機会になり、参考になった」(生徒)

・「ミカヅキモの愛が伝わってよかった。より自分の思いが伝えられるよう、今後も研究したい。」(生徒)

 

リバネスでは、今回集った研究者を一つのチームと捉え、東北地域のさらなる発展のために、今後も教育応援・研究応援プラットフォームの構築とさらなる拡大に尽力して参ります。東北大会に引き続き、12/20(日)には関東大会、12/23(水・祝)には関西大会が開催されます。未来を担う次世代の科学研究にご感心をお持ちの方はぜひご参加ください。

 

12/20 <関東大会>科学と技術が創りだす未来

TEPIA先端技術館を舞台に、次世代の研究者と現代の研究者が高め合います

 

12/23 <関西大会>身近にあふれる課題研究の種

高校にあらゆる研究者が集まり、好奇心をかきたてる研究の種を語り合います

 

↓各大会の詳細、聴講のお申し込みはサイエンスキャッスルウェブサイトより↓

中高生のための学会 サイエンスキャッスル by リバネス
 

株式会社リバネス

知識プラットフォームのリバネスとして、科学教育から研究者の人材育成、新事業開発までを手掛ける。2006年より「教育応援プロジェクト」を立ち上げ、独自の出前授業のノウハウを活かし、企業の実験教室プログラムの開発、実施コーディネートを行っている。プロジェクト参加企業は現在100社を数え、科学教育を推進する様々なプログラムを、全国で実施している。

以上

■本件に関するお問い合わせ先   Email: [email protected]

<東北大会>           

株式会社リバネス地域開発事業部 秋永・松原  Tel: 03-5227-4198 FAX: 03-5227-4199