【海外研修実施レポート】茨城県立土浦第一高等学校@ボストン
3月22日から23日の2日間、株式会社リバネスは茨城県立土浦第一高等学校の学生38名とともに、アメリカボストンにて海外研修を実施しました。
本研修では、ハーバード大学、MITという世界トップレベルの大学の研究室を訪問し
「最先端科学の触れる」「一流の研究者と出会う」「全力でチャレンジする」経験を通じて、学生たちが自分の将来へ向けて、一歩動き出すきっかけを提供することを目的としています。
今回訪問した研究室は以下の全4か所。また、最後の研究室訪問では学生による「研究者に新しい研究テーマを提案するアイディアプレゼンテーション」を英語で実施しました。
1. MIT Jasanoff Lab 岡田さんによるキャリア講演とラボツアー
1か所目の訪問では、日本で博士号を取得後にMITでポストドクターとして活躍する岡田さんに日本語で講演をいただきました。日本とアメリカ両国の研究室を知っているからこそ、その研究環境の違いや、考え方の違いなどを紹介いただきました。
2. Harvard Univ. Le Laboratoire Andreaさん(International Director of Education)による課題解決型ワークショップとプレゼンピッチ
サイエンスと芸術の分野融合を目指すLe Laboratoireは、まったく新しい形の「研究室」を見せてくれました。そこは大きな開放スペースで、そこに集まる人が知恵と知識を融合させていくことでイノベーションをおこす仕組み作りを行っています。ここでは、社会課題の解決のための思考方法を学ぶためのワークショップを実施した後、その場で廃材を使ってプロトタイプを作成し、英語でプレゼンピッチを行いました。
3. Harvard Univ. Nocera Lab Dr.Chongによる研究講演とラボツアー
人工光合成の世界的権威であるNocera Labでは2フロアーに渡る巨大な研究室を巡るツアーを実施。4つのグループに分かれてツアーを行うことで学生たちが気軽に質問したり、意見交換をする場面が見られました。最後に、光合成について講演をいただきました。
4. MIT Karp Lab Dr.Karpによる講演と、学生によるプレゼン
Boston Business Journal にてChampion in Health Care Innovationにも選出されている、バイオミメティクス界の若きイノベーターDr. KarpのKarp Labでは、「研究者に新しい研究テーマを提案するアイディアプレゼンテーション」を英語で実施しました。
生徒たちは、この日のためにリバネスによる事前課題を使いDr.Karpの研究分野であるバイオミメティクスについて調べ学習を実施。その後、リバネスによる訪問型事前研修でプレゼンテーションの基本骨格の講義と実践練習を行いました。
1日目と2日目の終わりにはそれぞれふりかえり会を行い、その日の学びを学生がふりかえり、経験と知識を定着させる時間を設けました。
学生からは、
「自分をもっと成長させたいと思った、夢を改めて考えさせてくれた」
「研究所はだいたい一緒だったが、そこにいる人が違うと思った。MITやハーバードの研究が成功しているわけを肌で感じた。その上で、日本の研究の良いところは何だろうか考えようと思った」
「有名な人、多大な功績を残した人には、それを成せる理由がちゃんとあると実感した」
といった声をいただくことができました。
世界トップレベルの研究者と直接向き合い、コミュニケーションしたいと強く思った経験が、自分の力で未来を切り開いていく原動力になったと考えます。
今後も、株式会社リバネスでは、中高生のための海外研修を企画・運営して参ります。
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リバネスでは、グローバルリーダーを育成する海外研修のコーディネートを行っております。既存の海外研修の目的や行程を見直したい、すでに行う予定の海外研修の行程の一部をコーディネートしてほしい、事前や事後研修を行いたいがどうすればいいか相談したい、などのご相談がございましたら、お気軽にご連絡ください。
株式会社リバネス 国際開発事業部 担当:前田・上野
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