8/4-6東レ・JTB・リバネスが開催した『青空サイエンス教室』の様子と動画が公開されました
青空サイエンス教室は小学3年生から5年生を対象とした宿泊体験型教室。自然体験を通じ、楽しみながら理科の原理を学ぶことで、近年、理科離れが進んでいるとされる子どもたちが、理科に興味を持ち好きになるきっかけになることを目指しました。
同教室は、プログラム内容の企画を東レが、監修をリバネスが、旅行企画の実施を親子で楽しめる自然体験・仕事体験などを提供する「旅いく」プログラムの一環としてJTBコーポレートセールスが担当する特別プログラムです。
概要
期間:2016年8月4日~8月6日
目的地:清水国明の森と湖の楽園
対象:小学校3年生から5年生
人数:38名
当日の様子
青空のもとで、サイエンス教室。行きにバスで現地に向かう途中、高速道路が事故で遅れてしまうハプニングがありましたが、初対面にも関わらず、皆バスの中で仲良くなり、和気あいあいとした雰囲気でスタート。森と湖の楽園に到着しての最初のミッションはチームの旗作りです。班ごとに思い思いにチーム名を決めて旗を作成しました。
チームになったところで、この日のテーマである『バイオミメティクス』を考える事に挑戦。『バイオミメティクス』とは生き物から学ぶものづくりです。森の中で様々な生き物を探し出し、その力をつかって私達に役立つことを考えます。アメンボのちからを使った水上移動、ミミズの力を使った掘削装置などアイデアがいろいろとでました。顕微鏡カメラも使って、オナモミの拡大写真や、東レのもつ革そっくりの生地ウルトラスエード(R)、金属のようなフィルムPICASUS(R)などを観察したりしました。
森の中を駆けずり回ったあと、お楽しみのバーベキュー。お肉を焼くための火おこしにもサイエンスが隠されています。薪をどう組んだら火が広がるか、お肉を焼く最適な温度とは? 食のサイエンスを実感しながら美味しくバーベキューを楽しみました。
夜、あいにくの曇りでしたがいちかばちかで星空観察。途中、雲の切れ目から土星が観察できました!輪っかをみて、皆感動。順番待ちのあいだは、星座アプリをつかってスカイウォークを楽しみました。星の色、惑星と恒星のちがい、星座の成り立ちなど奥が深いです。
2日目の午前は炎天下の中、綺麗な水をどう手に入れるか、科学的アプローチをするために川口湖畔に。河口湖から水を採取して、パックテストで水質調査。その後、オレンジジュースを透明にするくらい細いフィルター「中空糸膜」を使った東レの技術で水の浄化実験を体験しました。この技術の応用で海水を真水に変えることもできるのです!
水を手に入れる技術を知ったあとは、土の技術も学び野菜を採取。お昼は山梨の名物ほうとうで腹ごしらえです。大人たちが裏で支えています。
午後からはいよいよメインのロケット開発。限られた材料で以下によく飛ぶロケットを作ることができるか。東レも軽くて丈夫な『炭素繊維』で宇宙技術を支えていますが、子たちも智恵を絞ってチームで開発に挑戦です。最初にモデルロケットを飛ばすための資格をとるためにロケットの原理とルールを学びます。その後、自分でロケットを作り打上練習!自らつくったロケットの打ち上げは感動です。
最後の夜は皆でキャンプファイヤーで踊りあり、炎の色変わり実験ありで盛り上がりました。
最終日は、チームごとでオリジナル開発しらロケットの打上げ。うまく飛んだり、パラシュートが開かなかったりと、開発の難しさを実感しながらも、モノづくりの面白さを肌で感じました。
すべてのプログラムが終了し、最後に「来年の青空サイエンス教室のPRのためにオススメのプログラムを紹介せよ!」を目標に、プレゼンテーションを作成。チームごとにテーマをきめて堂々とした発表を行いました。
今年も笑いあり、喧嘩あり、よろこびあり、涙ありの3日間ですが、青空のサイエンスを思う存分楽しんでくれました! これをきっかけに、サイエンスの魅力にきづき色々と挑戦してもらえればと思います。