サイエンスキャッスル関西大会 2016実施 最優秀賞は、岐阜県立八百津高等学校 アルゼンチンアリの行動学的研究に
2016年12月23日
サイエンスキャッスル2016関西大会は、盛況の内に閉幕いたしました。
結果について報告いたします。
【発表件数】
51校 119演題(口頭、ポスター含)
【参加者人数】
536名
昨年の511名を超える、大勢の方にご参加いただきました。
【受賞結果】
口頭発表審査の結果はどの発表も審査員評価が僅差であり、議論により各賞が決定されました。また、当日に急遽、審査員特別賞が設置されました。
<サイエンスキャッスル 最優秀賞>
O-12 静かなる侵入者 アルゼンチンアリ 分布拡大への考察と行動学的研究
岐阜県立八百津高等学校 自然科学部
水野 珠那
審査員による評価
外来種であるアルゼンチンアリのフェロモンを使った行動学的研究だけではなく、研究結果を活用した防除の方法についても論じられていた点が特に評価を集めました。
<サイエンスキャッスル 審査員特別賞>
O-01 机の上で竜巻をつくる
早稲田摂陵高等学校 生物研究部
梅林 奎輔
<大会特別賞 大阪工業大学賞>
O-10 マスカット オブ アレキサンドリアは食べなくてもおいしい
ノートルダム清心学園 清心女子高等学校 物質科学課題研究講座
岡本 真奈
<リバネス賞>
O-08 デンプン分解能をもつ野生酵母を求めて
和歌山県立 向陽高等学校 理学部
沼田 晃千月
<ヤンマー賞>
O-06 どこでも発電
岡山県立 倉敷天城高等学校 Our sun
杉本 優友
<サイエンスキャッスル 最優秀ポスター賞>
P-96 ヘドロは本当に肥料になるのか
清風高等学校 生物部
儀満 光紀
<大会特別ポスター賞 科学するガールズ賞(同志社大学)>
P-26 フレミングの左手の法則を使った物体移動
清心中学校 3年 フレミンズ
桑田 陽予里
P-38 首里方言と標準語の母音の比較
沖縄県立 球陽高等学校 SS物理クラブ
野原 香凛
<特別顧問賞>
※大学をご退職された、もしくは今年度をもって退職を予定されている研究者をお招きし、ポスター発表演題を中心に、今後「特別顧問」として継続的なアドバイスを行っていきたい研究テーマを選んでいただきました。
【秋田県立大学 名誉教授 山本好和先生】
P-07 アレロパシー物質クマリンの検出
岡山県立 倉敷天城中学校
川端 一弘
P-46 『日焼け止めクリーム』は紫外線をどの程度カットするの?
帝塚山高等学校
奥村 希
【大阪府立大学 名誉教授 中野長久先生】
P-27 食パンの種類とカビの発生の関係
清心中学校3年 カビパン
濱子 あこ
P-35 富田林市のゲンジボタルの増殖の取り組み
大阪府立富田林高等学校 科学部 魚類班
谷口 雄哉
【大阪大学 教授 北岡良雄先生】
O-04 気体分子運動論による大気とアルキメデスの原理の研究
大谷中学校・高等学校 科学部
香門 麗
P-26 フレミングの左手の法則を使った物体移動
清心中学校3年 フレミンズ
桑田 陽予里
サイエンスキャッスルはまだまだ続きます
サイエンスキャッスルの活動は4回の本大会だけではありません。
皆様の参加をお待ちしている4つの取組みがありますので、是非ご参加ご検討ください。
1,サイエンスキャッスルTHINKERS賞募集中! ~12/31
全国の大会に参加した皆様のポスターをオンライン上で発表し合う取り組みです。
受賞者には後日賞状もお送りいたします。
2,サイエンスキャッスル研究費 リバネス賞 ~1/20
今年もみなさまの熱い研究プランに研究費をお渡しします。リバネス賞は全ての分野が対象です。
是非この機会に挑戦ください。
3,サイエンスキャッスルシンガポール大会 3/26開催(1/13締切)
シンガポールでもサイエンスキャッスルを開催します。参加者はアジアの生徒と皆さんです。中高生のための国際学会にぜひご参加ください。
4,サイエンスキャッスルゼミ
自分の研究のレベルアップをめざす皆様が対象のサイエンスキャッスルゼミを開催します。他校の生徒と一緒に切磋琢磨してみませんか?
大会概要
日時:12月23日(金・祝) 9:30〜17:00
場所:大阪明星学園 明星中学校・明星高等学校(大阪府大阪市天王寺区餌差町5-44)
主催:教育応援プロジェクト サイエンスキャッスル実行委員会
特別協力:大阪明星学園 明星中学・校明星高等学校
パートナー:株式会社アトラス、ウシオ電機株式会社、大阪工業大学、株式会社クラレ、コクヨ株式会社、株式会社THINKERS、同志社大学、ヤンマー株式会社
後援(全大会):文部科学省、電子情報通信学会、土木学会、情報処理学会、日本海洋学会、日本化学会、日本高専学会、日本植物学会、日本進化学会、日本数学会、日本生態学会、日本生物物理学会、日本地球惑星科学連合会、日本地質学会、日本統計学会、日本バイオインフォマティクス学会、日本物理学会