薬学が世界を変える!リバネスCTO井上浄の熊本大学薬学部での講義がスタートしました
2017年10月26日(木)、リバネス取締役副社長CTOの井上浄が熊本大学薬学部における「薬学概論2」にて講義を行ないました。当日は薬学部1年生87名が参加してくれました。
本講義は、熊本大学薬学部の薬学科および創薬・生命薬科学科の1年生を主な対象として、学生が薬学の専門性を生かして社会で活躍するための素地としてアントレプレナーシップを身につけ、精神的にも社会的にも自立した個人として問題意識を持ちそれらを解決することに挑戦する思考性を獲得することを目指します。本年はプレ講義と位置づけ、iHOPE(Innovative Healthcare-Oriented Program for Entrepreneur)と名付けて、10月26日、11月16日、1月11日の全3回の講義を行います。
講義では、まず初めに熊本大学薬学部久恒昭哲特任准教授より、本講義の趣旨を説明頂きました。AI(人工知能)などの技術の発展により、数年後には様々な仕事がなくなる可能性があります。薬剤師がロボットにとって代わられることも予想されている。そんな中で、これからは自ら仕事をつくっていく「創造性」が重要であることをお伝えいただきました。
次に、井上より「薬学が世界を変える」と題した講演を行いました。講演の中では、井上自身の研究に対する考えをお伝えしました。その中で、「薬学は創薬、医療、健康、バイオ、化学、薬事など幅広く様々な分野で活躍できる強みを持っている」「自分で考えて、世界の誰も見たことがない現象を発見し、それを明らかにすること。そこに対してのワクワクする気持ち、ヤバイ!と思える心を持ってほしい。それこそが研究です」と伝えました。
そして、弊社が提唱しているイノベーションを生むための考え方である「QPMIサイクル」を紹介し、まずは、自分が解決したい!と思える社会課題と解決にむけたパッションを持つことが、新しいことを生んでいく第一歩であることを紹介しました。その後は実際に、学生たちが自らが取り組みたい社会課題を見つけるワークショップを行いました。
本講義では、受講前後の学生の変化を解析するために、性格診断サービスを展開する株式会社m-gramと連携し、熊本大学独自のプログラムおける性格診断を行いました。設問は300問と多くなりますが、診断結果について学生からは、自分の特徴をよく表しているなどの声が上がりました。今後、この結果を解析し、参加学生の変化を解析していきます。
最後には、井上自らが現在取り組んでいる社会課題を紹介し、一緒にその取り組んでいこうと締めくくりました。次回は11月16日に、実際に熊本から世界を変えようと起業した熊本大学の先輩方をゲストに招いた講演とパネルディスカッションを行います。熊本大学薬学部で始まった新たな取り組みにぜひご注目ください。
【本リリースに関するお問合せ先】
株式会社リバネス 自然共生型産業研究所(担当:福田)
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