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【実施報告】東京農業大学の学生・大学院生のためのグローバル学術リーダー育成アジア研修を実施しました

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2017年12月10日〜16日の7日間、東京農業大学の学生・大学院生9名を対象としたアジア研修をシンガポールとマレーシアの2カ国において実施しました。この研修では、専門性と国際性を兼ね備えたグローバル学術リーダーの育成を目的としています。台頭する東南アジア2カ国での大学、企業や政府施設への訪問を通して、アカデミアの研究成果が社会実装されるまでの道のりを知り、また現地で活躍する日本人研究者の講演から研究者としてのキャリアの多様性を学びました。

《研究成果の産業化をビジネス的視点から学ぶ企業訪問》

本研修の醍醐味の一つは、現地企業訪問時の提案型プレゼンテーションです。事前にアグリ、バイオ分野の3社の企業より課題が提示され、参加者は事前研修時に設定した3グループに分かれて準備を行いました。訪問当日には、事業紹介やラボツアーを経て企業側のニーズを理解すると共に、学生の専門性を活かした解決策のプレゼンテーションを行います。企業の方からは、ビジネス的視点から鋭い質問が出るなど、充実したディスカッションが行われ、サプライチェーンやPOC(概念実証)について学ぶこともできました。参加者達は研修中にも発表内容および伝え方を推敲し、回を追うごとにより質の高い発表を行うことができました。

《国境と言語を超えて研究を語り合う大学訪問》

研修中のもう一つの大きな挑戦は、大学での研究室訪問です。シンガポールのシンガポール国立大学(NUS)、マレーシアのマラヤ大学(UM)、モナシュ大学(マレーシアキャンパス)にて、全参加者が訪問を希望する研究者へのアポイントメントをそれぞれとりました。自身の研究の関連分野や、関心のある分野の研究者への訪問は、先方の研究者達からも暖かく迎えられ、参加者達は英語で自身の研究を伝え、訪問先の研究内容を聞き、議論をする中でも非常に手応えを感じたようでした。

《アジア2カ国を俯瞰して学べること》

本研修では、自国の資源や国土が限られるシンガポールが、特定分野に絞って産業化につながる最先端の応用研究を強く推進する一方で、マレーシアは豊富な天然資源の活用やハラルといった自国の文化へサイエンスの知見を取り入れて産業の裾野を広げようとしていることが学べます。各国の特徴を俯瞰するのみならず、研修期間中に出会った様々な分野、立場、国の研究者が共通して持つ研究への熱い思いを体感することもできました。

また研修中は、毎日の活動内容を振り返り、リバネススタッフのファシリテーションのもと、参加者達の気づきをお互いに共有し、今回の経験がどのような意味を持つのかを皆でしっかりと考えることが出来ました。最終日程では、全日程を振り返り、研修にあたって各自の目標達成について、研修での学びをどのように今後活かしていくのかを議論し、研修を終えました。

今回の研修の概要は以下のとおりです。

***グローバル学術リーダー育成アジア研修***

実施日程:12月10日(日)~ 12月16日(土) ※9月より3回の事前研修を国内で実施

実施場所:シンガポール、マレーシア

参加者:東京農業大学農学研究科 学部、博士前期、博士後期課程学生9名(教員1名)

実施内容:現地の企業・大学への訪問、プレゼンテーション及びディスカッション、海外で活躍する日本人研究者の講演など

訪問場所:

<シンガポール>

・企業及び政府研究機関:Leave a Nest Singapore Pte. Ltd.、Samurai Food Pte. Ltd.、Fusion World、Panasonic Factory Solutions Asia Pacific Pte. Ltd.

・大学機関:Singapore University of Technology and Design (SUTD)、National University of Singapore (NUS)

<マレーシア>

・企業及び政府研究機関:Malaysian Bioeconomy Development Corporation Sdn. Bhd.、Revongen Corporation Sdn. Bhd.

・大学機関:University of Malaysia (UM)、Monash University Malaysia、Universiti Putra Malaysia、Halal Products Research Institute (UPMHPRI)

参加者の声(抜粋)

「研修を通して、研究の産業化について企業側からの視点を知り、研究者としての好奇心だけではないニーズベースの考え方を学べた。その一方で、大学の研究者として、この点は譲れないという自身の考えをより一層意識し直す機会にもなった。」

「研修の間、研究者と議論をしたりプレゼンテーションを行うことで、英語で自分の考えを伝えることに自信が持てた。他の参加者とも、研修中にアドバイスをもらえたりと交流ができて良かった。今後も良い関係を作っていきたい。」

「研修で出会った方々は、すごくパッションがある事を感じた。今後は自分の疑問に思うことを小さくとも行動に移す事をできるようにしていきたい。」

リバネスでは、今後も科学技術の発展と地球貢献を実現するという理念の下、科学技術の未来を担う大学生や大学院生、また高校生を対象にした海外研修をアジア、アメリカ西海岸地域で実施していきます。ご興味のある方は担当者までお問い合わせください。

担当者:国際開発事業部 前田・秋永

お問い合わせ先:[email protected]

 

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