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リバネス教育総合研究センター特別セミナー 実施報告

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リバネス教育総合研究センターは4月27日、教員と研究者とで創るオープンエデュケーションの試み〜日本一、教育研究の仮説が集まる場へ〜」をテーマに特別セミナーを実施し、小中高の教員、大学教員ら18名が参加しました。

今回実施した特別セミナーでは、学校が研究者やベンチャー企業と組むことで拓ける教育の可能性や教育界と学術界の融合について議論しました。学校現場からは大阪明星学園中学校・高等学校の教員の方々、研究者側からは京都大学の松岡氏(リバネス研究費大阪明星学園賞採択者)、埼玉県の戸田市教育委員会と共同研究(アクティブラーニングの定量評価)を進めている、ハイラブル株式会社の水本氏にご登壇いただきました。

セミナーではまず大阪明星学園中学校・高等学校の馬込理事長から、若手研究者向けの助成制度であるリバネス研究費の取り組みを活用して、学校現場を舞台に研究者と連携した教育研究をスタートさせた理由についてご講演いただきました。(リバネス研究費 大阪明星学園賞

その後、松岡氏から英語の協同読解学習を通じたメタ認知向上に関する研究について、水本氏から発話量等分析デバイスを用いたアクティブラーニングの定量評価に関する研究についてご講演いただきました。

パネルディスカッションでは、大阪明星学園中学校・高等学校の上畑先生、京都大学の松岡氏、ハイラブル株式会社の水本氏、株式会社リバネスの吉田が登壇しました。テーマの一つとしては、「共同研究の期間はどのくらいを想定しているのか?」が挙がりました。その問いに関して京都大学の松岡氏からは「研究者は論文の形で成果を示すことが一つの仕事。しかし、それだけに重きをおいてしまうと、単発的な共同研究で終わってしまうし、”なまもの”である生徒たちの心理状態等に沿った研究が難しくなると思います。そのため今回は、3年間という期間を設け、研究をしていくことができればと考えています」という意見が上がり、大阪明星学園の上畑先生も「研究に終わりはないと思います。研究者と議論を重ねながら進めたい」と賛同しました。またハイラブル株式会社の水本氏からは、「グループディスカッションなどでの発話量等のデータをより多く蓄積することができれば、クリエイティブな議論が可能な条件を見出すこともできるはずです。」という意見があがり、三者とも長期的な研究を見据えられていることを伺うことができました。

ただ一方で、教育現場の忙しさが増す中、どのようにして共同研究に対する教員のモチベーションを維持するのかという問題も指摘されました。今回のリバネス研究費大阪明星学園賞のプロジェクトチームは、「学校をもっとワクワクさせたい」といった熱を持った10名が立候補し、共同研究を推進しています。松岡氏も「自分の意見に対して、現場の意見を伝えてもらえることで、良いスタートを切ることができました」と語っています。今後学校外との連携が増え、多様化が進む中で、その継続性を維持させていく根底には、教員、研究者を含め関わる個々人の熱が重要になるのではということを参加者全員で確認してセミナーを終了しました。

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<実施概要>

◯日時:4月27日(金)17:30-20:30(17:00受付開始)
◯定員:30名(多数のご応募の場合は、抽選となります。)
◯対象:小中高の教員、管理職の方。その他教育関係者の方。
◯場所:株式会社リバネス 大阪本社(〒552-0007 大阪府大阪市港区弁天1-2-1 大阪ベイタワーオフィス6F ※2018年3月26日までの名称は、ORC200 オフィスタワー)
◯参加費:無料(交流会参加費:1000円)
◯当日の内容:

  • 開会挨拶
  • 特別講演「教員と研究者とで創る未来の学園」
    • 大阪明星学園明星中学校・高等学校 理事長 馬込新吉 氏
  • 研究者講演①「英語の授業時の協同読解学習におけるメタ認知を高める教育的介入の検討―フィードバックの効果に着目して―」
    • リバネス研究費 大阪明星学園賞 採択者
      京都大学大学院教育学研究科 教育科学専攻 教育認知心理学講座 博士課程
      松岡 真由子 氏
  • 研究者講演②「アクティブラーニングの定量評価で、授業を進化させる」
    • ハイラブル株式会社 代表取締役 水本武志 氏
  • パネルディスカッション
    • 大阪明星学園 明星中学校・高等学校 上畑卓治 氏
    • リバネス研究費 大阪明星学園賞 採択者 松岡 真由子 氏
    • ハイラブル株式会社 代表取締役 水本武志 氏
    • 株式会社リバネス 取締役執行役員CMO 吉田一寛
  • 交流会

 

株式会社リバネスでは、外部連携の加速や教員研修を実施しております。学校で新たな取組みを始めたいと考えている学校の管理職、教員の方々は、ご相談をお願いします!

株式会社リバネス 教育開発事業部
TEL:050-1744-9273(担当:中島)
E-mail:[email protected]

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