10/13超異分野学会 大阪フォーラム2018は195名が参加!

10/13超異分野学会 大阪フォーラム2018は195名が参加!
開催報告
超異分野学会大阪フォーラムは195名が参加し、 盛況のうちに終了いたしました

2018年10月13日(土)、アートホテル大阪ベイタワーにて超異分野学会大阪フォーラム2018(主催:リバネス)を開催いたしました。研究者、ベンチャー、大企業、町工場、さらには高校生まで195名の人々が大阪に集まりました。計7のセッションと24演題のポスター、20のベンチャー・町工場ブースが集まり、大いに盛り上がりました。 今回の大阪フォーラムでは大会テーマを「健康を再定義する」と題し、多様なジャンルの参加者どうしが白熱した議論を交わしました。 技術の進歩により、心拍変動や、1日の歩数、さらにはゲノム情報など、健康の維持・増進につながることが期待されるデータを容易に手に入れられるようになりました。それに伴い、これまでとは質的に異なるアプローチができる時代にさしかかっています。古くから経済・商業が栄え、食文化や芸能の中心でもある大阪には、今や健康や医療に関わる最先端の研究拠点や、ヘルステック関連企業が多数集積しています。本フォーラムでは、その大阪を舞台に、食、農、医療、IoT、ものづくり、行動変容まで、幅広い話題から、これからの時代の健康とは何かを再定義するための議論を行いました。 来年の超異分野学会大阪フォーラムの開催は、2019年5月18日(土)を予定しております。また、2019年3月8日、9日には超異分野学会本大会を東京で開催いたしますので、みなさまのご参加をお待ちしております。

●ダイジェスト

セッションA1 蓄積と統合で予測する自分の身体の未来

コホート調査、個人の遺伝子検査、ライフログの取得など、個々人の体質や状態を知り、健康の維持・増進につなげられる情報の蓄積が飛躍的に進んでいます。今回は、予測に関わるアルゴリズムについて研究する研究者、センサーを活用して情報を集め、活用するベンチャー、ヘルスケアで大きなビジネスを仕掛けている企業の担当者らが集まりました。最先端の技術だけでにとらわれるのではなく、様々なデータからどう体の状態を予測するか、得られた情報をどう活用できる形にするのか、そのために必要なプラットフォームなどについて幅広く議論しました。

<登壇者>

中村 亨 氏 大阪大学大学院基礎工学研究科附属産学連携センター 特任教授
佐野 毅 氏 株式会社ディー・エヌ・エー | DeNA ヘルスケア事業本部 ビジネスディベロップメントディレクター
藤原 幸一 氏 京都大学大学院情報学研究科システム科学専攻 助教
村上 慎之介 氏 株式会社メタジェン 執行役員COO / 慶應義塾大学先端生命科学研究所 特任助教

<オーガナイザー> 高橋 宏之 株式会社リバネス 知識創業研究センター センター長

セッションB1 農業の未来をひらくための技術実装力

人の健康を支える食。食を支える農業に関して研究現場では技術革新が進んでいる一方で、農業現場での技術実証が求められています。研究現場で生み出される新しい技術の実装を進めていくためには何が必要なのか?について、研究者、メーカー、農家と様々な立場のパネラーと共に議論しました。

<登壇者>

硲田 嘉和 氏 株式会社山東農園 代表取締役社長
小倉 里江子 氏 横浜バイオテクノロジー株式会社 取締役研究開発部長
小西 充洋 氏 ヤンマー株式会社 中央研究所 バイオイノベーションセンター 倉敷ラボ 所長

<オーガナイザー> 髙橋 修一郎 株式会社リバネス 代表取締役社長COO

セッションA2 ヘルステックベンチャー&大阪テクノマスターピッチ

2019年に国立健康・栄養研究所の移転が決定した大阪府や、理化学研究所が生命機能科学研究センターを置く神戸市など、関西には医療の研究拠点が集積しています。医療・ヘルスケアに関する研究成果の社会実装を目指すベンチャーが、自らが実現したい世界観を発表しました。また、「大阪テクノマスター」はものづくりにて卓越した技能をもつと大阪市に認定された技能者です。エッジの利いたベンチャーや技能者が、想いと技術を発信しました。

<登壇企業>

トイメディカル株式会社、株式会社サイディン、株式会社BugMo、株式会社キュオール、ナノブリッジ合同会社、合同会社BeCellBar、株式会社マイオリッジ、Japan Lipid Technologies、株式会社未病マーカー研究所、ハーテック LAB.、株式会社HERBIO、Quadlytics Inc.、AMI株式会社、成光精密株式会社、有限会社南歯車製作所、株式会社マツダ

セッションB2 栄養と睡眠から健康を考える

健康な身体は栄養バランスの取れた食事、適度な運動・十分な睡眠のすべてが必要だといわれています。栄養・運動・睡眠は独立しておらず、それらが複雑に絡み合っているからこそ、そのいずれかが乱れた時から健康は損なわれてしまうのです。本セッションでは、栄養および睡眠それぞれの分野で最先端を走る研究者から、最新の話題を提供いただきました。

<登壇者>

丹羽 康貴 氏 筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構 助教
佐々木 敏 氏 東京大学大学院 医学系研究科 公共健康医学専攻 疫学保健学講座 社会予防疫学分野 教授

<オーガナイザー> 坂本 真一郎 株式会社リバネス 執行役員CMO

セッションA3 1,000万人の健康づくりをどう実現するか

地域の高齢者を対象とした数千人規模のコホート研究では、健康データの蓄積と適切な食事・運動等の介入によって医療・介護費を低減しうることがすでに示されています。一方で、若い世代を含む数万〜1,000万人規模の健康づくりを実現するためには、企業等の組織活動の中での意識作りや食事介入、またスマートフォン等をフックとした個人へのモチベーティングの仕掛けなど、研究とは異なる仕組みを設計し、展開していくことが必要となってきます。 本セッションでは、実績のある介入方法や行動変容のための技術、また健康診断データの活用等をベースとして、健康行動作りを組織活動に展開していくための道筋を議論しました。

<登壇者>

吉田 司 氏 国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所|国立健康・栄養研究所 健康長寿研究室 特別研究員
杉山 治 氏 京都大学医学部附属病院 先制医療・生活習慣病研究センター 特定講師
岡部 典孝 氏 リアルワールドゲームス株式会社 取締役CTO/CFO
河崎 保徳 氏 ロート製薬株式会社 広報・CSV推進部 部長

<オーガナイザー> 西山 哲史 株式会社リバネス 研究開発事業部 部長  

セッションB3 ガレージが生み出す大学と町工場の新しい関係

2018年4月に町工場と研究者をつなぎ新しいものを生み出していく拠点としてガレージミナト、ガレージタイショウが生まれました。開設以来、研究者、町工場、企業、自治体など様々な方が現地を訪れ、今までになかった連携が生まれようとしています。本セッションでは、これから“ガレージ”に求められる役割や機能について、大学と町工場の双方の視点から議論を行いました。

<登壇者>

高満 洋徳 氏 成光精密株式会社 代表取締役 / ガレージミナト
木幡 巌 氏 株式会社木幡計器製作所 代表取締役 / ガレージタイショウ
松浦 昌宏 氏 国立大学法人滋賀医科大学 研究活動統括本部 研究戦略推進室 産学連携推進部門 部門長・特任教授

<オーガナイザー> 吉田 一寛 株式会社リバネス 取締役執行役員CRO

クロージングセッション これからの健康とは何か?

各セッションで議論してきた内容に横串を通し、これからの時代で「健康」に対する捉え方はどのように変わっていくか、「健康」に対する考え方が変わった時に将来の健康予測や維持・増進へのアプローチがどのように変化していきそうか、未来の議論を行いました。これからの「健康」とは、身体的な側面のみならず、「Well-being」や「Happiness」といった社会的・精神的な側面を含む概念へと拡張すべきではないか、といった議論もなされました。

<登壇者>

中村 亨 氏 大阪大学大学院基礎工学研究科附属産学連携センター 特任教授
小西 充洋 氏 ヤンマー株式会社 中央研究所 バイオイノベーションセンター 倉敷ラボ 所長
河崎 保徳 氏 ロート製薬株式会社 広報・CSV推進部 部長
木幡 巌 氏 株式会社木幡計器製作所 代表取締役 / ガレージタイショウ

<オーガナイザー> 井上 浄 株式会社リバネス 取締役副社長CTO

ポスターセッション

ポスターセッションには24の演題、20のベンチャー・町工場ブースが集まり、活発なディスカッションが行われました。審査員と会場審査によって決定される最優秀ポスター賞、ポスター特別賞が設置されました。発表には地元・港区の事業者や高校生も参加し、発表者のバラエティーにも富んだポスターセッションとなりました。 <最優秀ポスター賞受賞者>

中京大学 金子 潤さん
・発表タイトル「人間にとって理想的な 足のカタチを考えよう」 <ポスター特別賞受賞者>

・神戸学院大学 山本 順一郎さん

・発表タイトル「抗血栓作用をもつ野菜・果物品種および適度な運動による心筋梗塞・脳卒中の予防」

超異分野学会大阪フォーラム2018 Webサイト:https://hic.lne.st/conference/osaka2018/