課題解決に向け行動する!リバネス井上と熊本発のベンチャー企業が熊本大学薬学部での講義を行いました

課題解決に向け行動する!リバネス井上と熊本発のベンチャー企業が熊本大学薬学部での講義を行いました

2019年12月5日(木)、株式会社リバネス代表取締役副社長CTOの井上浄が熊本大学薬学部における「薬学概論2」にて講義を行ないました。当日は薬学部1年生97名が参加しました。

本講義は、熊本大学薬学部の薬学科および創薬・生命薬科学科の1年生を主な対象として、学生が薬学の専門性を生かして社会で活躍するための素地としてアントレプレナーシップを身につけ、精神的にも社会的にも自立した個人として問題意識を持ちそれらを解決することに挑戦する思考性の獲得を目指します。本講義はiHOPE(Innovative Healthcare-Oriented Program for Entrepreneur)と名付けて、全4回の講義を行います。

第2回の講義では、冒頭に井上が『崇高な「Q:課題」から世界は変わる』と題した講演を行いました。講演の中では、様々な課題解決を目指し世界を変えようとしているベンチャー企業を紹介し、新しい業を創るために必要な考え方として、「これからの仕事は、個人が自らの情熱で事を仕掛けるが重要」と伝えました。また、リバネスが提唱しているイノベーションを生むための考え方QPMIサイクル」についても講義しました。

次に、熊本で課題解決に挑むため起業した2名のゲストを紹介し、課題に感じていることや課題解決に向け行動していることをお話しいただきました。

1人目は、2013年に製薬企業を辞め、「誰かを笑顔にする商品」を自分の責任で開発するためトイメディカル株式会社を立ち上げた竹下英徳さんです。竹下さんは、世界の死亡原因の根幹である高血圧症という課題を解決するため、世界初の排塩サプリを開発しました。「治療の陰に隠れた我慢をやわらげ、使う人の笑顔を生み出す商品を作り続けたい」と語りました。

2人目は、獣医として働いている中、牛の不妊という課題に直面し、新たな治療法を確立するため合同会社LST立ち上げた深水研二さんです。深水さんは、「同じ職業の人・研究者であっても気合いによって結果は変わってくる」と気合いの重要性について語りました。

その後、井上と竹下さん、深水さんの3名で「課題解決に向けた第一歩」をテーマにパネルディスカッションを行いました。どのような学生生活を送ってきたのか、ターニングポイントはどこにあったのか? 今後はどのようなことをしたいのかについて意見を交わしました。

ワークショップでは、13チームに分かれ、第1回講義(10月19日)で各自が考えた、QustionとPassionについて議論しました。今後、チームで取り組むQustionとPassionを考え、次の一歩を踏み出すことを目指します。

講義後のアンケートでは、「自分の将来を考えるきっかけになった」「興味のあることはどんどんしていきたい」「新しいことにチャレンジしたい」などの声が挙がっていました。

次回は12月19日に、『具体的な一歩を踏み出す』をテーマに、ゲストとして株式会社ワイズ・リーディングの代表取締役 中山善晴氏と株式会社キュオールの代表取締役 刈谷龍昇氏を迎え、講演やワークショップを実施します。

【本件に関するお問い合わせ】
熊本県次世代ベンチャー創出支援コンソーシアム事務局
株式会社リバネス自然共生型産業研究所
〒860-0862 熊本県熊本市中央区黒髪2-39-1 熊本大学くまもと地方産業創生センターベンチャー支援室
TEL:050-1745-9826 MAIL:[email protected]