【実施報告】オンライン実験教室を初めて実施いたしました!!
株式会社リバネスは、2020年5月1日(金)に、初のオンライン型実験教室「進化の研究者と一緒に、たねヒコーキをつくろう!」を開催しました。
2020年6月追記:なお、2020年6月23日には茨城県の高校2校を接続したオンライン型実験教室も実施いたしました。
現在、新型コロナウイルスの影響により、緊急事態宣言が発令されております。しかしながら、リバネスは子どもたちの「学び」を決して止めないために、今回のオンライン型実験教室を企画し、開催に至りました。
今回の教室では、事前にリバネスオリジナルの研究キットを参加者のご自宅に郵送し、当日は本物の研究者がオンラインツールを利用してコミュニケーションを取りながら進行しました。参加した子どもたちには風の力で運ばれる植物の種子の飛び方に関する考察と開発に挑んでもらいました。
リバネスは、これまで学校などの教育機関で出前形式の実験教室を数多く実施してきました。これらの知見を活かし、オンラインでもインタラクションや個人/班ワークを多く導入する手法を開発し、2時間の実験教室を実施しました。
今回の実験教室では、進化の研究者である講師の秋山(東北大学大学院 修士号)と一緒に、植物の「たね」の運ばれ方と形の違いについて学びました。種子の形は、鳥に運ばれやすい形をしているもの、動物にくっつきやすい形をしているもの、風によって運ばれやすいものと、実に様々です。今回の実験教室では、風によって飛ぶたねに着目し、子どもたちはスチロールペーパーを用いて、アルソミトラとラワンの種子の模型を作成しました。
それぞれのかたちの特長や飛び方について予想をしたあとに、実際につくり、飛ばしてみることでそれぞれの種子のかたちに隠された科学について学びました。また後半では、種子の形の一部を変えることで、より遠くへ飛ぶたねやより長く飛ぶたねを作ることに挑戦しました。その際には、オンラインツールの機能を用いて少人数の班に別れ、ティーチング・アシスタントが子どもたちひとりひとりの実験をサポートしました。
種子の形の違いから、参加者たちは子孫を残すための植物の生存戦略について学びました。そして、植物が長い年月をかけて工夫してきたこと、すなわち進化してきたことについて学ぶ機会となりました。
最後に今回の実験を振り返り、講師から「生きもののかたちをよくかんさつしてみよう。そこから新しい発見があるかも!?」というメッセージを伝え、実験教室を締めくくりました。
【実施概概要】
日時:2020年5月1日(金)10:00~12:00
参加者:6名(年長から小学校6年生)
企画・運営:株式会社リバネス
リバネスでは、最先端の科学やものづくりのアイデアを用いた実験教室を様々な学校や学年を対象に実施しております。ご興味をお持ちの方は下記お問い合わせ先までご連絡ください。
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社リバネス 担当:創業開発事業部 海浦
TEL:03-5227-4198 / E-mail:[email protected]
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