第5回 熊本テックプラングランプリ 最優秀賞は「MAGNA」
株式会社リバネス(本社:東京都新宿区、代表取締役CEO:丸幸弘、以下リバネス)は、熊本県・肥後銀行・熊本大学・熊本県工業連合会と「熊本県次世代ベンチャー創出支援コンソーシアム」を組成し、熊本県から次世代ベンチャーの創出を目指しています。
本コンソーシアムでは、創業支援プログラム「熊本テックプランター」の一環として、2020年7月18日(土)に第5回となる次世代ベンチャーコンテスト「熊本テックプラングランプリ」を開催いたしました。本年は課題解決へのパッションをもつ研究者・技術者のチームが33チームエントリーし、書類選考を経て選ばれた12チームが口頭発表を行いました。発表では、研究者・技術者が県内外の事業会社、行政、金融機関、大学など産学官金から集まった審査員に、自らの課題解決に対するパッションを伝えました。本年度は新型コロナウイルス感染症対策を考慮し、本会場は3密に注意し、万全の衛生対策をとって実施しました。また、新たな取り組みとしてオンライン配信での一般見学を行いました。会場には、関係者役62名が参加し、オンライン配信では147名が当日の様子を聴講しました。
会場投票および審査員による審査の結果、最優秀賞と8個の企業賞、特別賞が授与され、最優秀賞には、MAGNA(発表テーマ:現実的なMRI認知症検診法を開発する、代表者:米田 哲也/熊本大学大学院生命科学研究部 准教授)が選ばれました。MAGNAには賞金30万円、TECH PLAN DEMO DAYへの旅費が贈られます。
創業支援プログラム「熊本テックプランター」では、9月以降、パートナー企業とのチームのマッチングや経営・ビジネスについて学ぶ勉強会、熊本の地元事業者との交流会のほか、概念実証や市場調査の支援、学生との交流会、拠点整備の支援などのプログラムを実施いたします。これらを通して、熊本から世界を変える一歩を踏み出す起業家・創業家を発掘・育成してまいります。
今後も、リバネスはコンソーシアムおよびパートナー企業をはじめ、本取り組みに関わってくださった皆さまとともに、引き続き熊本の創造的復興に貢献してまいります。
最優秀賞
MAGNA/熊本大学
現実的なMRI認知症検診法を開発する
企業賞
【オムロン賞】
2D-Materials/熊本大学
ナノシートを用いた大気汚染物質の無害化技術の開発
【KMバイオロジクス賞】
MAGNA/熊本大学
現実的なMRI認知症検診法を開発する
【再春館安心安全研究所賞】
アンファイド/崇城大学
植物由来界面活性剤を用いたマルチ薬効の創生
【トイメディカル賞】
ポルフィラ/熊本県立大学
インスリン代替製剤の開発とその実用
【富田薬品賞】
バイオディテクター/熊本大学
わずかな血液からの癌診断
【不二ライトメタル賞】
NANOマテリアルデザイン/崇城大学
有機EL光源の低コスト化を可能とするバイポーラ性有機半導体材料の開発
【日本ユニシス賞 & Lib Work賞】
HHM(ハウスヘルスモニタリング)/熊本大学
住宅の健康管理センサーの提案
【特別賞】
3-dSupreme/熊本大学
望む機能を材料に直接刻む “3-dSupreme”テクノロジー
特別講演 ライトニングトーク
当日はファイナリストのプレゼンテーションの他、熊本テックプランター過去エントリー者による講演やライトニングトーク、さらに地元中高生によるプレゼンテーションも行われました。
【特別講演】
株式会社CAST 代表取締役 中妻 啓 氏
演題:「あらゆる場所にセンサーを
~ゾルゲル複合体圧電センサー事業化への挑戦~」
【ライトニングトーク】
<過去エントリー者>
・サイエンスファーム株式会社
・歯っぴー株式会社
・株式会社キュオール
<本年度エントリー者>
・ハロースペース株式会社
・K3 Hub
・CariC(キャリク)
・W&C
【サイエンスキャッスル2019九州大会
次世代ベンチャー創出支援コンソーシアム賞受賞チーム発表】
熊本県立宇土高等学校 3年生
演題:クスノキのSOS 植物のケミカルコミュニケーション
<お問い合わせ先>
株式会社リバネス 担当:重永、弘津
TEL:03-5227-4198 / E-Mail:[email protected]