【実施報告】ナレッジセミナー 「中小企業のための、個のネットワーク組織時代に見直す理念」
リバネスは、7月2日、9日、30日と3回にわたり「中小企業のための個のネットワーク組織時代に見直す理念」と題してオンラインセミナーを開催しました。本セミナーでは、リバネス代表取締役グループCEOの丸幸弘と新事業の創出と共に理念の策定に取り組まれてきた3名の経営者の方々が、これからの時代の組織に必要とされる理念との向き合い方について議論しました。
第1回:7月2日 | ゲスト:株式会社DG TAKANO 高野 雅彰氏 |
「世の中の課題解決や人々の叶えたい夢を実現させることこそ、本来の幸せな仕事のあり方だ。その実現にはデザインの力が必要だ」と、自ら会社をたちあげた高野氏は、当初は理念の必要性を感じていませんでした。しかし、自分の考えを社内外により発信し未来を共に創っていきたいという想いが強くなったとき、理念の必要性を感じ、「知識と革新で人と地球の共奏を実現する」という理念を創りました。自分が実現したい未来を示すために策定した新しい理念が、自分自身を大きく変えた経験をお話し頂きました。
◆まとめの言葉 会社の人が変わるのではない。 |
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第2回:7月9日 | ゲスト:株式会社アオキシンテック 青木 圭太 氏 |
栃木県で二代目として会社を引き継いだ青木氏は、社員が増えて社内外の分業化が進み社員同志のつながりが弱くなる中で、理念の刷新を決意。ものづくりに対する先代社長と自分の想いを重ね合わせて、新しい理念「共生型ものづくり産業に挑む」を策定。自らが理念に沿って研究者やベンチャー企業との協業を実現しているほか、新しい理念が社員の行動に変化をもたらしたことをお話し頂きました。
◆まとめの言葉 「共に生きる」という言葉は産業構造を変えるかもしれない。(リバネス丸) |
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第3回: 7月30日 | ゲスト:KOBASHI HOLDINGS株式会社 小橋 正次郎 氏 |
小橋氏は、2016年に岡山県の創業110年の農業機械メーカーの4代目社長に就任。就任翌年のベンチャー企業との資本業務提携の発表は、自身が次世代に引き継ぐためにやるべきだと考え抜いた、地球規模の課題を解決する新事業創造の第一歩でした。ベンチャー企業との連携を深めるなか、従来の理念を「地球を耕す」に再定義。地球規模の課題解決に取り組む姿勢を理念で示すことで、社員がそれを自信をもって話すようになり、次の100年を目指す方向が定まったことをお話し頂きました。
◆まとめの言葉 このためなら死ねるか。自分の人生を終えるとき、地球を耕した人だったと言われたい(小橋氏) |
リバネスでは、自社での経験や実績に基づき、サイエンスブリッジコミュニケーターによるベンチャーや中小企業における理念策定、理念の理解を深めることにつながる実験教室等を活用した企業研修を行っております。理念に関してお悩みの企業経営者の方はお気軽にお問い合わせください。
<お問い合わせ先>
株式会社リバネス 人材開発事業部 (担当:環野、福田)
電話番号:03-5227-4198 メール:[email protected]