【第10回超異分野学会】2日目基調講演登壇者決定!〜ソフトマテリアル、量子アニーリングの研究者が登壇〜

【第10回超異分野学会】2日目基調講演登壇者決定!〜ソフトマテリアル、量子アニーリングの研究者が登壇〜

リバネスが主催する第10回超異分野学会 本大会(2021年3月5-6日(金、土))2日目オープニングの基調講演では、「社会基盤を変えうる研究とその社会実装に挑戦する」と題して先進的な研究とその成果を社会につなげる挑戦をされている二人の研究者に登壇いただきます。

一人は、世界に先駆けてやわらかい材料を3Dプリンティングする3Dゲルプリンターを開発した山形大学教授の古川英光氏。もう一人は、社会実装が期待される量子コンピューティングの中でも、多数の選択肢から生まれる膨大な組合せかの中から最適な組合せを決めることに特化した量子アニーリングの研究を牽引する東北大学准教授の大関真之氏です。

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第10回 超異分野学会 本大会(https://hic.lne.st/conference/hic2021/

大会テーマ 変化・適応・進化

日時:2021年3月5日(金)・6日(土)9:00-18:00(懇親会18:30-20:00)

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古川氏は、高強度のゲルの理論的な研究に長年取り組んできた経験を元に、素材研究者の視点を機械工学分野に持ち込み、ソフトマターを使った新しいものづくりの基盤構築を目指しています。その応用は、食品、医療、ロボティクスなど多岐にわたります。最近では、やわらか3D共創コンソーシアムの立ち上げなど、産業界も巻き込んで技術の裾野を広げようと活動されています。

大関氏は、量子アニーリングに関する基礎研究だけでなく、例えば、宅配業者のドライバーが配達の最短経路を簡単に検索できるスマートフォンアプリの開発など、量子アニーリングの持つポテンシャルを一般の人が享受できる世界を築いていくべく、精力的に活動をされています。2019年には技術の社会実装を目指した株式会社シグマアイを設立されています。

 

お二人の研究は、社会基盤のアップデートが急速に進んでいる現代において、一つのベクトルを参加者のみなさまに示すものと考えています。分野・業種に関わらず議論を交わし、これからの社会を変革しうる研究やプロジェクトの種を生み出したいと考えている方々のご参加をお待ちしております。

基調講演登壇者

古川先生2

山形大学 工学部機械システム工学科 教授
古川 英光(ふるかわ ひでみつ) 氏

山形大学ソフト&ウェットマター工学研究室(SWEL)の研究室代表。2009年の山形大学異動後に3Dゲルプリンターの開発を始めたところ、3Dプリンターブームが来て注目を集めるようになる。2018年4月に、やわらか3D共創コンソーシアムを設立、会長に就任するなど、技術の社会実装にも力を入れる。高分子ゲルの3Dデジタルファブリケーションを強化する研究、3Dプリンターを教育に活かす研究、先端技術を社会実装する研究で、新価値創造を地方からグローバルに展開している。

大関真之_縦横506pixel

東北大学情報科学研究科 応用情報科学専攻 准教授
大関 真之(おおぜき まさゆき)氏

非常に複雑な多数の要素間の関係や集団としての性質を明らかにする統計力学と呼ばれる学問体系を切り口として、機械学習を始めとする現代のキーテクノロジーを独自の表現で理解して、広く社会に普及させることを目指している。大量の情報から本質的な部分を抽出する、または少数の情報から満足のいく精度で背後にある構造を明らかにすることができる「スパースモデリング」や、量子力学を活用して組合せ最適化問題を解く「量子アニーリング」に関する研究活動を展開している。平成28年度文部科学大臣表彰若手科学者賞受賞。

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