昭和中学校・高等学校と連携しスーパーサイエンスコース のカリキュラムを共同開発・9月から実施

昭和中学校・高等学校と連携しスーパーサイエンスコース のカリキュラムを共同開発・9月から実施

株式会社リバネスでは、2011年より小学4年生〜中学生を対象に、ロボティクス分野ならびにバイオ分野における研究実践型の教育プログラムを開発し、NEST Lab.(リバネススクールより名称変更)として開講・実施してきました。また、2017年からは科学技術振興機構(JST)の次世代人材育成事業「ジュニアドクター育成塾」事業に採択を受け、同プログラムのアップデートを進めてまいりました。これまでのプログラム参加者はのべ500人を超えております。リバネスでは、これらの事業の成果を社会に広く波及していくために、全国の学校教育機関と連携し、プログラムのさらなる発展と現場導入を進めていきます。

その一環として、このたび学校法人昭和女子大学(東京都世田谷区:理事長・総長 坂東眞理子)附属昭和中学校・高等学校(校長 真下峯子)と連携し、より高い科学的思考力と理系の感性を養うためのスーパーサイエンスコースのカリキュラムを共同開発し、9月から実施します。

 

昭和女子大学附属昭和中学校・高等学校では、グローバル留学コース、スーパーサイエンスコース、本科コースの3つのコースを設定しています。

中でもスーパーサイエンスコースでは、入学時から6年間一貫して理科教育に重点を置き、医・薬・看護をはじめ、ロボットやAIなどに興味のある生徒の科学的好奇心と思考・学力を伸ばすため、充実した理数プログラムを実践しています。中学1年生から理数系の授業だけでなく実験やフィールドワークといった体験型学習を重視し、課題解決力やプレゼンテーション力も養います。

本連携を通して、学校現場に適用したカリキュラムの共同開発だけでなく、生徒らがより学びを深めていくための「メンタリング」の仕組みづくりなども行っていきます。

 

 

昭和女子大学附属昭和中学校・高等学校長 真下峯子 コメント

 

差し迫る人口減、科学技術の急速な進歩・活用の時代に生きる、女子中高生たちの人生の選択肢の拡大には、科学的好奇心・探究力を持つことが大きく効いてくるでしょう。

面白い、楽しい理科の学びから一歩進んだ興味関心の分野で十分に通用する能力・マインドへ成長させるためには、それを実現できるカリキュラム構築と、彼女たちに並走するメンターの存在が非常に重要です。この分野ですでに多くのシステムを開発しているリバネス社との連携共同研究により、サイエンスコースのみならず文系コースの生徒たちの科学的興味関心の育成も視野に入れたカリキュラム開発を目指します。

 

 

株式会社リバネス 前田里美 教育総合研究センター長 コメント

 

リバネスでは、Nature、Engineering、Science、Technology(NEST)の4つ分野で構成される独自の研究体験型カリキュラム(NEST Lab)の開発を行ってきました。今回、学校法人昭和女子大学附属昭和中学校・高等学校と共同開発カリキュラムでは、NEST Labのプログラムをベースに、女子生徒一人ひとりの気づきや経験から生まれる疑問や問いを究めることで、「答えのない問い」に向き合う次世代に求められる基礎力と主体性の育成をゴールとしています。ここで開発するカリキュラムは、女性研究者の更なる活躍に寄与するのみならず、これからの科学技術の発展に寄与する次世代リーダー育成に通じる素地の育成だと考えます。

 

【本件に関する問い合わせ】

株式会社リバネス 教育総合研究センター

NEST Lab. 中嶋香織、河嶋伊都子

[email protected]