【実施報告】公文国際学園で「PCR検査に挑戦!-ゼブラフィッシュ の大量死を阻止せよ-」を実施しました
株式会社リバネスは、公文国際学園中等部・高等部(神奈川県横浜市)にて、2021年6月20日(日)に出前実験教室を実施しました。本実験教室には、高校2年生、高校3年生、合計24名が参加。「PCR検査に挑戦!-ゼブラフィッシュ の大量死を阻止せよ-」というタイトルで、仮想の水族館での感染を事例に、新型コロナウイルス感染拡大に伴い話題となった「PCR」、DNA抽出、電気泳動の3つの実験をおこない、バイオロジーの基盤技術を学びました。また実験教室後半では、ディスカッションワークを通じ、学校の授業で学習した「PCR法」が実社会でどのように役立っているのか、感染症の感染拡大を防ぐためにはどのような視点で考えることが重要なのか、そこに「科学のちから」はどのように役立ち、未来を切り開くのかを考える企画を実施しました。なお、コロナウイルス感染拡大に伴い、衛生面に十分に配慮した形で実施しました。
【実施概要】
日時:6月20日(日)10:00-16:00
形式:衛生面に十分な対策を取った上での対面実施
実施校:公文国際学園中等部・高等部(24名)
タイトル:PCR検査に挑戦!-ゼブラフィッシュの大量死を阻止せよ-
実施内容:DNA抽出、PCR、電気泳動、ディスカッションワーク
【当日の様子】
実験教室では、コロナウイルスを初めとした感染症が引き起こす「感染拡大」をベーステーマとして設け、事前に調査された感染状況報告書から、「感染を広げてしまう要因はなにか」、「どのような対策を講じることが感染予防につながるのか」検討することから開始しました。そして、感染症を引き起こした要因を推定する手法として「PCR法」を活用し、候補となる病原菌を、感染現場の状況が示された調査報告書、症状から分析し、推察しながら特定しました。実験教室後半では、ディスカッションワークを通じ、推察した感染症による感染拡大が今後起こらないようにするためにはどのような対策を講じることができるのか、各チームが現場の状況を動画などの限られた情報から考察し、発表しました。そして最後に講師より、課題解決には「科学のちから」だけでなく、様々な立場、分野とつながることがとても重要であることを具体例を交えて説明し、自分たちが授業で学んだ科学がどのように社会とつながっているのか気付くきっかけを提供しました。
※本実験教室は、コロナウイルス感染拡大に伴い、定期的な実験器具のアルコール消毒、入室・退室時の手の消毒の徹底、マクス着用の徹底、定期的な換気などを実施し、衛生面に十分に配慮した形で実施を行いました。
【参加した生徒の感想】
・科学者の仕事は社会問題の解決と関わりがあることに気がつきました
・研究室に篭って研究をし続けることのみが科学者の仕事ではないことを知りました
・自分の進路を見直すいい機会になりました
・医療分野の方々の忙しさの理由が理解できました
・学校の授業では理解しきれなかったことを、手を動かし体験することで理解できました
リバネスでは、最先端の科学やものづくりのアイデアを用いた実験教室を様々な学校や学年を対象に実施しております。出張訪問型の他、オンラインを活用した企画開発も積極的に実施をしています。ご興味をお持ちの方は下記お問い合わせ先までご連絡ください。
<本件に関するお問い合わせ>
株式会社リバネス
担当:地域開発事業部 小玉
人材開発事業部 楠
TEL:03-5227-4198 E-mail:[email protected]
<本実験教室概要>
日時:6月20日(日) 10:00-16:00
場所:公文国際学園中等部・高等部
対象:高校2年生〜高校3年生
実施した実験:DNA抽出、PCR、電気泳動