【3/4-5 超異分野学会東京大会2022】パネルディスカッション:魚食の価値観を塗り替えろ
3月5日(土)15:20-16:10
セッションパートナー DIC株式会社
海洋天然資源において、気候変動や乱獲により数多くの魚種が減少傾向に転じ、水産物生産量の内訳に占める養殖の割合は増加傾向にあります。しかし、特に東南アジアにおいては広大な森林地域を伐採して養殖場を確保し、また養殖餌には天然の魚粉が多く用いられるなど、持続的な生産にはほど遠く、水環境の悪化など大きな環境負荷の原因になっています。一方、国際的には養殖水産物が広く受け入れられ魚食文化が広がっていますが、日本国内では魚食離れが進み、未だ天然物へのこだわりも強くあります。本セッションでは、生産から食卓まで、天然か養殖か、餌は何か、養殖場の成り立ちなども意識するべき魚食文化の今を未来に向けて再構築します。
大会概要
実施日時 | 2021年3月4日(金)・5日(土)9:30-19:00 |
実施場所 | TOC五反田メッセ(東京都品川区西五反田6-6-19) |
主催 | 株式会社リバネス |
パートナー | 株式会社ACSL 株式会社アオキシンテック 株式会社池田理化 弁護士法人内田・鮫島法律事務所 オムロン株式会社 協和発酵バイオ株式会社 KOBASHI HOLDINGS株式会社 サントリーグローバルイノベーションセンター株式会社 ダイキン工業株式会社 DIC株式会社 東海旅客鉄道株式会社 東洋紡株式会社 日本財団 日本たばこ産業株式会社 ⽇本ユニシス株式会社 株式会社フォーカスシステムズ 株式会社プランテックス 株式会社ユーグレナ |
URL | https://hic.lne.st/conference/tokyo2022/ |
魚食の価値観を塗り替えろ
登壇者
中熊 大英 氏
DIC株式会社
新事業統括本部 ヘルスケアビジネスユニット H-1プロジェクト マネージャー
京都大学大学院人間環境学研究科(有機合成化学)を卒業後、2002年にDIC株式会社に入社。R&D統括本部にて、医療機器向け高分子材料などの開発に従事後、2017年より藻類の新規事業創出社内プロジェクトに参画し、藻類バイオマスからの有効成分の抽出プロセス開発や、海外藻類スタートアップの技術評価などを担当。2019年より現職にて新規藻類素材の水産養殖飼料向けマーケティングに取り組む。
右田 孝宣 氏
フィッシュ・バイオテック株式会社 CEO
「とろさば」料理専門店SABARを経営。「とろさば」の漁獲高が減ったことを機に、サバ養殖の専門会社フィッシュ・バイオテック(大阪府豊中市)を創業。水道水さえあればできるサバの「陸上養殖」に乗り出した。海面養殖とは異なり、海洋汚染や地球温暖化の影響を受けないのが陸上養殖のメリットだ。同社は、養殖に必要な種苗、餌、各種システムなどを総合的に開発、サバの陸上養殖の「プラットフォーマー」を目指す。
芦田 慎也 氏
マルハニチロ株式会社 中央研究所長
1964年生まれ。京都大学理学部卒業後、1988年 大洋漁業株式会社(現 マルハニチロ)入社。入社後、中央研究所にて、主に、水産物からの機能性素材開発、生食用マグロ加工品などの水産・食品加工技術開発に取り組む。2015年より中央研究所副所長、2019年より現職。
〈モデレーター〉
塚田 周平
株式会社リバネス 執行役員
東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命工学専攻博士課程修了。博士(農学)。設立初期の2003年よりリバネスの運営に参画。実験教室、各種ライティングの実践を積んだ後、アグリ分野の先進技術開発・導入、地域創業エコシステム構築事業の立ち上げを行う。大手・中堅企業やベンチャー、研究者等との連携による技術開発、事業開発に現場主義でコミットしている。
聴講・参加申し込み受付中
超異分野学会では、アカデミア、ベンチャー、大企業、町工場、自治体、中学・高校生など多くの皆さまの来場をお待ちしております。
お問い合わせ
本件に関するお問い合わせは以下までお願いします。
株式会社リバネス 研究開発事業部
担当:川名、塚越
MAIL: [email protected]
TEL: 03-5227-4198