【開催報告】超異分野学会 東京大会2022を開催しました

【開催報告】超異分野学会 東京大会2022を開催しました

株式会社リバネス(本社:東京都新宿区、代表取締役副社長CTO:井上浄)は、2022年3月4-5日(金、土)に超異分野学会 東京大会2022(主催:リバネス)を18社のパートナー企業と共に開催しました。

 

新型コロナウイルス感染症の流行によりまん延防止等重点措置が実施される中にあっても、十分な対策と細心の注意を払いながら現地参加者のみで開催しました。コロナ禍において定着したオンラインでの参加をあえて取り入れず、リアルな場でのコミュニケーションにこだわった本会は、対面での議論、偶発的な出会いなど、あらためてその重要性を実感する会となりました。

 

大会テーマ「知識の還流 -地球貢献の時代へ-」に相応しい基調講演4演題、パートナー企業と共に実施した18のセッション、187件のポスター・ブース展示を実施し、アカデミアの研究者、ベンチャー、大企業、中核企業、中小企業、町工場、生産者、省庁・自治体、小中高校生まで幅広い属性の参加者が来場しました。2日間での来場者数はのべ703名にのぼり、様々な議論を交わしました。

<基調講演の様子:『役に立たない』といわれたオートファジー研究で新領域を拓く/大阪大学 教授 吉森 保 氏>

<中高生も研究発表する様子@ポスター・ブース会場>

 

また、今まさに躍進する研究者を次世代の研究者へのロールモデルとして表彰する制度「リバネス研究アワード」では、先端研究推進部門および社会実装部門で2名の研究者を表彰し、特別講演をいただきました。ポスター賞は、リバネスの研究活動の中核を担う6つの研究センターからの各賞と最優秀賞の計7件を選定、表彰しました。今後、リバネスではそれぞれの受賞者と共に新たな研究を推進し、次回以降の超異分野学会でその成果を発信していき、さらに研究を加速していく考えです。

<最優秀ポスター賞受賞者および各センター賞受賞者の集合写真>

 

 

<最優秀ポスター賞>

テーマ:人間重心検知理論によるランニング中の姿勢・疲労評価システム

東京海洋大学 長谷川 大悟さん

<最優秀ポスター賞受賞の様子>

 

<教育総合研究センター賞>

テーマ:「人の知性」の力学: 判断が変わる・判断を変える

受賞者:追手門学院大学 白砂 大さん

 

<キャリアデザイン研究センター賞>

テーマ:スリルを味わう認知モデルの開発

受賞者:静岡大学大学院 高田 亮介さん

 

<知識創業研究センター賞>

テーマ:スペルミジンは合成シグナルを減少させずにオートファジーを促進することで効果的に加齢性骨格筋萎縮(サルコペニア)を抑制しうる

受賞者:筑波大学 岩田 知大さん

 

<農林水産研究センター賞>

テーマ:食料確保・増産に資する植物の非生物的環境ストレスの新規リアルタイム計測法の開発

受賞者:福岡工業大学 呉 行正さん

 

<ものづくり研究センター賞>

テーマ:ロケットストーブとスターリングエンジンを組み合わせた可搬式発電設備の開発

受賞者:弓削商船高等専門学校 森 耕太郎さん

 

<投資育成研究センター賞>

テーマ:代替タンパク質としての昆虫エリサンの利用について

受賞者:国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 小林 功さん

 

なお本会では、超異分野学会の年次大会を、東京大会および大阪大会の年2回実施することを宣言しました。次回は8月27日に大阪大会2022を開催します。

 

本会で生まれた数多くのアイデアをしっかりと次の一歩につなげ、次回の大阪大会2022、さらにその後も続く超異分野学会を節目として活用しながら、異分野・異業種の仲間と共に、人類が向き合うべき研究テーマや課題に対しての研究を推進し続けます。

 

<お問い合わせ>

株式会社リバネス 超異分野学会運営事務局(担当:岡崎、塚越)
〒162-0822 東京都新宿区下宮比町1-4 飯田橋御幸ビル5階
TEL:03-5227-4198/e-mail:[email protected]