【実施報告】公文国際学園高等部にてPCR実験教室を実施しました
株式会社リバネスは、公文国際学園中等部・高等部(神奈川県・横浜市)にて、2022年6月19日(日)に出前実験教室を実施しました。当日は、高校2年生から高校3年生までの生徒24名が参加し、「PCR実験教室 – 記憶の研究をしよう – 」というタイトルのもと、DNA抽出、PCR、電気泳動という3つの実験を行いながらバイオロジーの基盤技術を学びました。
また、実験教室終了後には、全員が研究者であるリバネス社員との交流会を行い、大学生活や研究活動、進路相談など、研究者ならではの視点で生徒と交流しました。
【実施概要】
日時:2022年6月19日(日)10:00-16:00
形式:衛生面に十分な対策を取った上での対面実施
実施校:公文国際学園中等部・高等部(24名)
タイトル:PCR実験教室 – 記憶の研究をしよう –
実施内容:DNA抽出、PCR、電気泳動
【当日の様子】
実験教室は、講師の専門分野である「海馬の活動と記憶」をベーステーマに掲げ、仮想の3匹のマウスの記憶力の差異を、新型コロナウイルス感染拡大に伴い世間に認知された「PCR法」を活用することで明らかにするミッションを生徒に与えるところから開始しました。
まずは、事前の迷路実験により明らかになっていた3匹のマウスの記憶力の違い、マウスの形態学的特徴から、記憶力の高い個体の特徴を特定することができるかディスカッションワークを行い、結果として、形態学的特徴だけでは記憶力について調べることはできないことを共有しました。その後、講師から、生き物の遺伝子の中には記憶力に関する遺伝子が存在することを共有され、「PCR法」と「電気泳動実験」を通じたDNA調査から、各マウスの記憶力の差異と、DNA調査結果に違いはあるのか特定するための実験を開始しました。参加生徒は、初めて触るマイクロピペットを活用した試薬の分注や、精密機器に触れて実験を進めることに緊張しながらも、楽しさに目を輝かせながら、1つ1つ丁寧に臨みました。
実験教室終了後には、参加生徒と研究サポートをしたリバネス社員が自由に交流できる時間を設け、リバネス社員の研究テーマについて質問をしたり、研究室に通う生活はどのようなものか、進路で悩んでいるが自分の興味から考えるとどんな大学を選べば良いか、それぞれが考える未来に夢を膨らませ、活発に交流をおこないました。
【参加した生徒の感想】
「なかなか授業では出来ない実験が出来てとても興味深く、とても楽しかったです。」
「最初は受けるつもりはなかったのですが、来てみたら学校では使えない器具などを使えてとても楽しかったです!来年もやりたいです!!」
「将来やりたいことの世界がすごく広がりました。」
「教科書で読むだけでは全く分からなかったけど、実際に実験をすると内容がよくわかって楽しかったです。みなさんの研究の話や、大学の話も面白かったです。」
「学部を決めるだけじゃなくて、その学部に入って何をしたいのか、何を研究してみたいかを考えてみたいと思いました。」
※本実験教室は、新型コロナウイルス感染症対策として定期的な実験器具のアルコール消毒や換気、入室・退室時の手の消毒の徹底、マスク着用の徹底などを実施し、衛生面に十分に配慮した形で実施しました。
リバネスでは、最先端の科学やものづくりのアイデアを用いた実験教室を様々な学校や学年を対象に実施しております。出張訪問型の他、オンラインを活用した企画開発も積極的に実施をしています。ご興味をお持ちの方は下記お問い合わせ先までご連絡ください。
<本件に関するお問い合わせ>
株式会社リバネス
担当: 創業開発事業部 小玉
教育開発事業部 濱田
TEL:03-5227-4198 E-mail:[email protected]