【企業向け】未活用研究アイデアを活用した研究テーマ創発短期集中プログラムを開始

【企業向け】未活用研究アイデアを活用した研究テーマ創発短期集中プログラムを開始

株式会社リバネス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長COO:髙橋 修一郎)は、独自に構築した未活用研究アイデアのプラットフォームを起点にアカデミア研究者と研究テーマを創発する短期集中プログラムを開始します。

 

企画背景

アカデミア研究者のアイデアを起点にした新規研究テーマの創発は、オープンイノベーション推進のひとつの形として定着し、多くの企業が取り組んでいます。また、アカデミア研究者も、技術説明会や展示会での発表や研究シーズ集などを活用しながら積極的に企業にアピールし、共同研究等につなげる機会を得ようとしている状況にあります。事実、アカデミア研究者が研究アイデアを積極的に企業につなげるべく、リバネス独自のアカデミアの未活用研究アイデアのプラットフォーム「L-RAD」(※1)に登録する数も増えており、また組織的に後押しするべく、L-RADと機関連携する大学も増えており、現在、11機関(※2)が連携しています。

一方で、アカデミア研究者との共同研究を志向し、新たな事業の創出につなげようとする企業が増えてきているにも関わらず、上手くそのアイデアを受け止めることができずに機会を逃している状況もあります。これは、アカデミア研究者によるシーズプッシュがごく限られた研究テーマの範囲にあることや、企業が新たな研究テーマの探索において、自社に足りないミッシングピースをアカデミアに求めているという実態であると考えています。リバネスのサイエンスブリッジコミュニケーター(※3)は、アカデミアの研究シーズをその土台となる研究のアプローチ方法や実験手法、また研究者の興味の方向性や課題感などを幅広く捉え、また対企業においてもその企業が志向する事業の方向性や保有するアセット等を拡張することで、双方の接点を見出し新しい研究テーマの創発を行います。

 

本サービスの企画概要

新規研究テーマ創発短期集中プログラムは、アカデミアの未活用アイデアを起点に新たな研究アイデアの創発を行うサービスです。本プログラムは企業研究員を対象としており、研究員がリバネスが独自に収集した2,000件を超える非公開のアカデミア研究アイデアとの連携を検討することで新テーマ創出を行います。新領域への挑戦、オープンイノベーションの活発化、アカデミアコラボレーション先の探索といった目的の効果的な達成に向けてアカデミアとの有機的な関係構築を実現します。

 

本プログラムの大きな特徴は、数多くの共同研究の創発経験を持つリバネスのサイエンスブリッジコミュニケーターによるプレ会議と2回の創発会議を実施し、L-RAD内の未活用研究アイデアを起点にした研究テーマ立ち上げに向けてサポートします。1回目の創発会議では、プレ会議によって決定した方針にもとづき持ち寄った仮説についてディスカッションします。2回目の創発会議は、1回目のフィードバックを踏まえて、より精度を高めた仮説を持ち寄りディスカッションします。これにより概ね2ヶ月の短期間で新規研究テーマを創発します。なお本プログラムには、1年分のL-RADを利用する権利が含まれており、プログラム終了後もL-RADを利用可能です。

▲短期集中プログラム概要/価格:120万円〜

 

※1 L-RAD(エルラド)とは、文部科学省の研究支援サービス・パートナーシップ認定制度(※4)による認定を受けた研究者の未活用アイデアと産業界を結ぶプラットフォームです。登録された2,000件を超える研究アイデアは、安全かつ新規性を失わない形で会員企業に限定開示され、企業側から共同研究等のオファーが研究者に直接届き、ディスカッションできる新しい仕組みを実現しています。このプラットフォームを有効に活用することで、アカデミアと企業の共同研究等を加速することが可能です。(https://l-rad.net/)

※2 積極的にL-RADを活用し、企業との共同研究等の創出を目指す11の大学が連携協定を締結しています。(https://l-rad.net/colabori/)

※3 サイエンスブリッジコミュニケーター(https://lne.st/philosophy/principle/sbc/)

本プログラムは、研究開発事業部 部長 川名祥史、製造開発事業部 部長 岡崎敬が、サイエンスブリッジコミュニケーターとして担当します。

川名祥史 博士(環境学)研究開発事業部 部長

横浜国立大学講師を経て、リバネスのグループ会社の取締役を兼任し、現在、株式会社リバネス研究開発事業部長。主に、大手企業における研究所の立ち上げや、事業会社とアカデミアの研究テーマの立ち上げ、実証プロジェクトを多数推進。2021年より大企業の研究所革命プロジェクトを立ち上げる。

岡崎敬 博士(理学) 製造開発事業部 部長 

天然物化学、電気生理、電気化学、生物物理等の領域での研究開発を、大学の他、大手材料メーカー、国研など様々な立ち位置で研究開発に取り組んだ他、地方自治体外郭団体において科学技術振興企画業務に従事。これらの経験を活かし、リバネスにおいてシーズ発掘や産学連携のマッチング等で実績多数。2021年よりリアルテックファンド・グロースマネージャー兼務。

※4 研究支援サービス・パートナーシップ認定制度は、「研究者の研究環境を向上させ、我が国における科学技術の推進及びイノベーションの創出を加速すると認められるサービス」について文部科学省が認定を行うものです。

 

お問い合わせ

株式会社リバネス 研究開発事業部(担当:川名、井上)

E-mail:[email protected]

TEL:03-5227-4198