【北海道内自治体・企業向け】スタートアップ等との共創による「地域課題解決セミナー」を開催します
株式会社リバネス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長COO:高橋修一郎、以下「リバネス」)は、北海道経済産業局と共に、道内自治体を主対象とした「スタートアップ等との共創による『地域課題解決セミナー』」を開催します。
本セミナーでは、地域課題解決に向けたプロジェクト創出のため「農林水産・環境」「教育」に焦点を当て、自治体とスタートアップ等の企業が連携した先行事例を紹介します。取組の成否を分けるポイントなどを紹介するとともに、参加者交流・名刺交換の時間を設け、本年9月以降に予定している、道内自治体と中小・スタートアップ企業や研究者等とのマッチング・連携プロジェクトの組成につなげます。
開催概要
【日時】2022年8月9日(火)13:00~16:00(15:15〜16:00 参加者交流、名刺交換)
【場所】TKP札幌カンファレンスセンター(札幌市中央区北3条西3丁目 札幌小暮ビル6階)
※オンライン配信も実施
【対象】道内自治体職員・地域課題解決に関心のある道内中小企業等
【定員】80名程度(参加無料)
【主催】経済産業省北海道経済産業局/株式会社リバネス
※本事業は、経済産業省 令和4年度「地域・企業共生型ビジネス導入・創業促進事業(地域・社会課題の発掘と解決に向けたマッチング)」により実施します
プログラム
◆トークセッション① 13:00~14:00
自治体とスタートアップの挑戦 ~2030年その先の農林水畜産業~
農林水産分野において、国内外で政府機関や自治体、大企業と連携し、一次産業の課題解決を推進するスタートアップから具体的な連携事例を紹介するとともに、スタートアップと自治体の連携のコツについて議論します。
<登壇者>
サグリ株式会社 坪井 俊輔 氏
Kisvin Science株式会社 西岡 一洋 氏
有限会社藤井牧場/日本A2ミルク協会 藤井 雄一郎 氏
<モデレーター>株式会社リバネス 川名 祥史
◆トークセッション② 14:10~15:00
ゆっくり急げ。次世代教育から始める課題解決
テクノロジーを題材とした教材・プログラムの実証導入を通じて課題解決を目指すスタートアップから、自らが行う教育活動・次世代とのコミュニケーション活動や、地域(自治体、教育機関)との連携の必要性や期待について紹介します。
<登壇者>
株式会社オリィ研究所 吉藤 オリィ 氏
株式会社ユーグレナ 豊川 知華 氏
国立研究開発法人理化学研究所 石川 まるみ 氏
<モデレーター>株式会社リバネス 瀬野 亜希
◆質疑応答 15:00~
◆マッチング事業説明15:10~
◆参加者交流、名刺交換15:15~
登壇者紹介
トークセッション①自治体とスタートアップの挑戦 ~2030年その先の農林水畜産業~
坪井 俊輔(つぼい しゅんすけ)氏
サグリ株式会社 代表取締役 CEO
横浜国立大学理工学部を卒業。大学在学時に、民間初の宇宙教育の会社、株式会社うちゅうを起業。その後、衛星データ(Satellite)×機械学習(AI)×区画技術(GRID)を掛け合わせ、農業と環境の課題解決を目指すサグリ株式会社を2018年に設立。同社の代表取締役CEOを務める。インド・バンガロールにも子会社を設立。農林水産省デジタル地図の検討委員を務める。札幌市のスタートアップ支援制度にも採択され、北海道新篠津村との衛星データによる土壌分析プロジェクトを推進。2022年6月には衛星データで作付け調査を効率化するアプリケーション「デタバ」を発表。MIT テクノロジーレビューにて未来を創る35歳未満のイノベーターの1人に選出。情報経営イノベーション専門職大学 客員教授。ソフトバンクアカデミア13期生。
西岡 一洋(にしおか かずひろ)氏
Kisvin Science株式会社 代表取締役社長
植物が根から吸い上げる樹液の流量を計測する低コストな樹液流センサを開発、自ら農業シーンへの普及定着に向けて東大ベンチャーを複数創業。植物水分生理学を武器とした醸造用ブドウ栽培学がライフワーク。15年前より山梨を中心にワイナリー経営に関わり国内外でフライングコンサルタントとしても活動。北海道余市の平川ファームとも事業連携し、樹液流センサを用いた定量的かつ緻密な樹冠管理を展開。国際的に活躍中の日本人醸造家らとオンラインサロン”ワイン解体新書を2020年に立ち上げる。
藤井 雄一郎(ふじい ゆういちろう)氏
有限会社藤井牧場 代表取締役/日本A2ミルク協会 代表理事
北海道開拓期より118年続く酪農一家の5代目。乳牛1000頭と500Ha(東京ドーム120個分)の畑で酪農業を営む。帯広畜産大学在学中に渡米し、世界一の酪農家と呼ばれたF・ヘルフターに師事。卒業後、法定伝染病「ヨーネ病」を発症し倒産寸前だった実家の牧場経営を回復させる。「開拓者たれ」を経営理念に、「オンリーワン牛乳」を目指し、農場HACCP認証や、サンドセパレーター導入など数々の日本初の事業に取り組む。2016年から生乳を農協を通さず自主流通化。「牛も人もどんどん育てる牧場」をスローガンに全国から集まる酪農を志す若者にも指導。2030年に後進育成の新たな農村モデルとして『富良野未来開拓村』設立を予定。 2014年農水省「食料・農業・農村」政策審議委員に選出。農業基本政策計画の策定に関わる。
トークセッション②ゆっくり急げ。次世代教育から始める課題解決
吉藤 オリィ(よしふじ おりぃ)氏
株式会社オリィ研究所 代表取締役 CEO
高校時代に電動車椅子の新機構の発明に関わり、2004年の高校生科学技術チャレンジ(JSEC)で文部科学大臣賞を受賞。翌2005年にアメリカで開催されたインテル国際学生科学技術フェア(ISEF)に日本代表として出場し、グランドアワード3位に。
高専で人工知能を学んだ後、早稲田大学創造理工学部へ進学。自身の不登校の体験をもとに、対孤独用分身コミュニケーションロボット「OriHime」を開発(この功績から2012年に「人間力大賞」を受賞)。
開発したロボットを多くの人に使ってもらうべく、株式会社オリィ研究所を設立。自身の体験から「ベッドの上にいながら、会いたい人と会い、社会に参加できる未来の実現」を理念に、開発を進めている。ロボットコミュニケーター。趣味は折り紙。2016年、Forbes Asia 30 Under 30 Industry, Manufacturing & Energy部門 選出。
豊川 知華(とよかわ ちはな)氏
株式会社ユーグレナ R&Dセンター 先端科学研究所 研究員
2020年に京都大学大学院にて博士号(生命科学)を取得。同年、株式会社ユーグレナに入社。微細藻類の可能性を引き出すことで、様々な社会課題の解決に取り組んでいる。入社後、石垣島の生産技術研究所にて、食品用ユーグレナの風味向上の研究に携わる。現在、先端科学研究所にて、SPACE FOODSPHREのプロジェクトに携わり、閉鎖空間における資源循環型の食料生産に微細藻類を利用することを研究している。
石川 まるみ(いしかわ まるみ)氏
国立研究開発法人理化学研究所 バトンゾーン研究推進プログラム 微細藻類生産制御技術研究チーム テクニカルスタッフ
2013年に明治大学大学院で博士号(農学)を取得。「科学で世界をワクワクさせる」を実現すべく株式会社早稲田塾に入社、中高生向け最先端科学プログラムを企画・運営。育児中は、個人事業主として健康食品や医療関係のサイエンスライティングや絵本を制作・出版。2019年より神奈川大学工学部で研究員として復帰し、現在は理研とユーグレナ社の共同チームにてミドリムシの品種改良や市民参加型研究「みんなのミドリムシプロジェクト」の運営および解析を担う。
申込方法
以下の申込フォームから申込みください。
◆申込締切:2022年8月8日(月)12:00
※提供いただいた個人情報は、今後、北海道経済産業局が実施する事業等の案内のために使用させていただき、それ以外の目的では使用しません。
※新型コロナウイルス感染症の感染状況によってはオンラインのみの開催に変更する場合があります。
問い合わせ先
株式会社リバネス 担当:瀬野、小玉
TEL:03-5227-4198 / Mail:[email protected]
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