【リバネス20周年記念企画・第12弾】情報分野の体制強化を目的とした子会社 「株式会社リバネスナレッジ」を設立
株式会社リバネス(代表取締役 グループCEO:丸幸弘、本社:東京都新宿区)は、リバネス本体の機能を「知識製造業」に純化させること並びに、リバネスグループの機能拡張と体制強化を目的として、2022年8月19日に、情報分野の強化を担う100%子会社「株式会社リバネスナレッジ」(代表:吉田丈治・井上浄、本社:東京都新宿区)を設立しました。
リバネスでは、2020年1月6日に、100%子会社である株式会社リバネスキャピタル(代表:池上昌弘・髙橋修一郎、本社:東京都新宿区)を設立し、ベンチャーへの投資機能を担う投資開発部門、組織の活動環境の整備や仕組みの開発を担う環境開発部門、リバネスのIT基盤の強化を担う情報開発部門の3部門を会社分割(吸収分割)により継承、グループ全体の体制強化を図ってまいりました。
このたび、2022年8月19日に新たに設立した100%子会社であるリバネスナレッジは、リバネスキャピタルの情報開発部門を移管し、リバネス社内で構築してきたIT基盤のさらなる強化と、そこで培ったノウハウや技術をもとに社外向けのIT領域サポートやITサービスの提供、受託開発に注力してまいります。
これにより、リバネスが推進するサイエンスブリッジコミュニケーター®️による知識製造業をさらに進化させるとともに、専門家によるベンチャー投資育成・経営環境開発などのヒューマンキャピタル機能をもつリバネスキャピタルと、知識の蓄積・活用をIT基盤によって促進するナレッジキャピタル機能をもつリバネスナレッジが三位一体となることで、知識製造を自律的かつ効果的に推進し続けるための技術(Knowledge Manufacturing Process Technology;KMPT)を確立してまいります。
なお、リバネスナレッジの代表取締役には、創業以来リバネスのIT部門を担ってきた最高情報責任者(CIO;Chief Information Officer)の吉田丈治と、リバネスの知識製造を牽引してきた最高知識責任者(CKO;Chief Knowledge Officer)の井上浄の2名が就任します。
また、リバネスナレッジの設立と併せて、リバネスキャピタルの体制強化を図るため、創業以来リバネスの財務を担ってきた最高財務責任者(CFO;Chief Financial Officer)の池上昌弘に加えて、リバネスの最高執行責任者(COO;Chief Operating Officer)である髙橋修一郎が新たに代表取締役として就任します。
<設立のスキーム>
【リバネスナレッジ設立の目的】
リバネスでは、2013年末のSalesforce導入をきっかけにDXを推進してまいりました。元来アナログなやり取りの多かった事業をデジタル化することで業務効率の大幅な改善を実現し、生産性を300%向上しています。2019年11月に開催されたセールスフォースドットコム社が主催する世界最大級のITカンファレンスDreamforce 2019では、リバネスの活用事例がEinstein(AI)キーノートセッションに取り上げられ、当カンファレンスのプロダクトキーノートに日本人として初めて代表の吉田が登壇しました。同年2019年にはリバネス会員システムの根幹となるリバネスIDをリリースし、2022年現在利用者数は25,000人と継続的に利用者数を伸ばし、研究者・学生・教職員を巻き込み続けています。
このたびのリバネスナレッジの設立により、リバネスのIT部門の採用を強化することでダクト開発のスピード向上につなげると共に、これまで培ってきたリバネスIT部門のノウハウをサービスとして社外へ提供していくための組織を作り上げていきます。
【DX推進装置としての機能】
リバネスでは数多くのプロジェクトが日々生まれ続け、その数は年を追うごとに増しています。そのためリバネスでは、DXにより如何に時間を効果的に使うことができるかを突き詰める必要がありました。中でもSalesforce社の提供するSales CloudやSlack、HerokuやTableau等のSaaS/PaaSの活用及びシステム開発に強みを持っており、代表の吉田丈治はDreamforce 2019以外にも様々なイベントで事例登壇のオファーを受け続けており、培ったノウハウのオープン化にも力を入れています。一般的にシステムは導入しただけで効果を発揮することはなく、更には導入にあたってはそれなりのコストが必要となるためどのように組織に組み込むことができればインパクトが出るかについて検討しなくてはなりません。一方で導入未経験の場合にROIを適切に見積もることは難しく、やってみないとわからないという状態になりがちです。加えてシステムの導入はベンダーに丸投げをすることによって重要なエッセンスが組織に残らない場合が少なからず見受けられます。リバネスナレッジでは、リバネス内部で行ってきたシステムの導入や開発の経験を元に組織のDXサポートを行い、継続的な伴走支援を通して組織に実装を行います。
【リバネスのナレッジを提供】
リバネスは2014年から2022年の間に売上規模として3倍、社員数が40名から100名程度、営業利益16倍の成長を遂げてきました。その背景には、DXを伴った営業組織の立ち上げ、社員評価システムの構築、Slackを中心としたコミュニケーションとその評価システムの開発といったナレッジの蓄積があります。リバネスがKMP Technology(Knowledge Manufacturing Process Technology)と呼ぶ手法を通し、IT導入のみではなく組織やチームが成長するための文化形成及びその醸成に貢献します。
◆IT領域における強み
Salesforce社によって提供される以下のツール
- CRM:Sales Cloud及びSales Cloud Einstein
- MA:Account Engagement(旧 Pardot)及びPardot Einstein
- コミュニケーション:Slack
- BI:Tableau
- BI:CRM Analytics(旧Tableau CRM, 旧Einsitein Analytics)
- PaaS:Heroku
これらのツール活用及びツール同士のシステム連携、API連携手法の開発にも長けています。事例は多く発信しておりますので、興味がございましたら以下をご参照ください。
- リバネスのQiita:https://qiita.com/organizations/leaveanest
- 代表吉田丈治のnote:https://note.com/geeorgey
- 代表吉田丈治のプレゼン資料集:https://lne.st/geeorgey
- リバネスナレッジWebサイトの事例集:https://k.lne.st/works/
- ChatGPTや生成AIの活用:ChatGPTや生成AIをSlackから使うことで得られる効果について
- Slackの導入支援:Slack導入・活用支援サービス
◆株式会社リバネスナレッジの概要
商号:株式会社リバネスナレッジ(英名:Leave a Nest Knowledge Co., Ltd. )
代表者:代表取締役社長 吉田丈治(株式会社リバネス取締役CIO)
代表取締役 井上浄(株式会社リバネス代表取締役CKO)
所在地:東京都新宿区下宮比町1-4飯田橋御幸ビル6階
ウェブサイト:https://k.lne.st/
◆代表取締役の略歴
株式会社リバネスナレッジ 代表取締役社長 吉田丈治
東京工業大学大学院総合理工学研究科修了、修士(工学)。リバネスの設立から参画し、プロモーション・メディア開発事業、マーケティング事業等を手掛け2004年に専務取締役CMOに就任。その後2014年に現職CIOに就任。Google Workspace、Salesforce、Slack等のSaaS導入を手掛けた。2019年より事業へのAI活用を開始。Salesforceの主催する世界的カンファレンスDreamforce2019のEinstein KeynoteにAI活用事例として登壇。同じく2019年にはリバネスのユーザシステムである「リバネスID」をリリース。2021年にはリバネスIDを基盤とするメディアサイト「LID media」をリリースするなど、ITインフラの実装・活用によってリバネスを加速させている。
株式会社リバネスナレッジ 代表取締役 井上浄
東京薬科大学大学院薬学研究科博士課程修了、博士(薬学)、薬剤師。2002年、大学院在学中に理工系大学生・大学院生のみでリバネスを設立。博士過程を修了後、北里大学理学部助教および講師、京都大学大学院医学研究科助教、慶應義塾大学特任准教授を経て、2018 年より熊本大学薬学部先端薬学教授、慶應義塾大学薬学部客員教授に就任・兼務。研究開発を行いながら、大学・研究機関との共同研究事業の立ち上げや研究所設立の支援等に携わる。多くのベンチャー企業の立ち上げにも携わり顧問を務める。2022年より株式会社リバネス代表取締役社長CKOに就任。