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【実施報告】富谷市ZEROカーボンDAYキャンプにて、小中学生向け環境教育企画を実施しました(色素増感型太陽電池・エネルギーチャレンジワークショップ)

【実施報告】富谷市ZEROカーボンDAYキャンプにて、小中学生向け環境教育企画を実施しました(色素増感型太陽電池・エネルギーチャレンジワークショップ)

株式会社リバネスは、富谷市で開催されたZEROカーボンDAYキャンプにて、小中学生向け環境教育企画を実施しました。8月2日には小学生を対象に、色素増感型太陽電池を製作する実験教室を、8月19日には中学生を対象に、富谷市を舞台に再生可能エネルギーを導入したまちづくりを考える、エネルギーチャレンジワークショップを行いました。

両日とも、開会時には若生裕俊富谷市長にご挨拶をいただきました。

 

8月2日(火)09:00〜12:00「自然の力で発電しよう!」

参加者:小学生24名

本実験教室のミッションは、再生可能エネルギーのひとつとして、太陽の力をつかった発電に挑戦すること。まず、太陽の光を知るために、「分光器」を使って太陽光や蛍光灯を観察しました。

続いて、実験キットを用いて、色素を使った太陽電池「色素増感型太陽電池」の製作を行いました。これは、色素の力を借りて、太陽のエネルギーを電気エネルギーに変換できるものです。一人ひとつずつ製作し、班の仲間で電池をつなげて、どれくらい発電できたか確かめます。かすかな音ですが、電子オルゴールを鳴らすこともできました。

最後に、富谷市の特産品でもあるブルーベリーから色素を取り出し、同様に色素増感型太陽電池がつくれるか、試しました。2、3個のブルーベリーをすり潰しながら色素を抽出すると、真っ赤な液体が。電極を浸したり、乾かしたり、先程と同じ手順で少しずつ慣れてきました。最後に電力計で確かめると、ブルーベリーの色素からも太陽電池を作ることができました。

ブルーベリー以外にも、身の回りの野菜や果物から色素を取り出すことができます。ぜひ、これからも実験を続けていただけたら嬉しいです。

8月19日(金)09:00〜12:00「エネルギーチャレンジワークショップ」

参加者:中学生5名

本ワークショップのミッションは、2050年に向けて、より多くの消費電力を再生可能エネルギー由来のものに変えること。

まず前半には、エネルギーカードが配られ、太陽光発電・風力発電・水素燃料電池・エネルギーマネジメントシステムといった様々な技術について学びました。個人でカードを読み込み、全体に発表するという形式で進めていきます。

 

次に、地図、地形図や統計書などの富谷市の情報が配られ、班で話し合いながらそれらを理解していきました。住んでいるけれども、意外にも富谷市の全体の形を見たことがないということや、地域によって山林や団地などの区域が分かれていることに気づきました。

後半には、班ごとに、全てのエネルギーカードを使って再生可能エネルギーを導入したまちづくりの計画を立ててもらいました。60分という制限時間のなかで、屋外に出て、周辺の太陽光パネルの導入状況や、公民館に展示されている水素自動車を見学に行った場面もありました。導入計画については、学校や家庭といった身近なところからエネルギーの困りごとを洗い出し、それらを解決するという考えや、風力発電の導入のために風況マップを調べて隣町と連携するといった発想も生まれました。

最後に各班が発表を行い、まだ見ぬ再生可能エネルギーの導入案や、まちのありかたについてアイディアを生み出すことができました。

このワークショップでは、学校の教科の壁を超え、技術を知る・まちを知るという両方の視点から、仲間と知識やアイディアを組み合わせながら考えをまとめていくという体験ができたと思います。これからも、このような挑戦を続けていただけたら幸いです。

 

 

リバネスでは、本取り組みのように多くの自治体や企業と一緒に、教育プログラムを実施しています。本件に関するお問い合わせは下記までお願いいたします。

 

リバネス教育開発事業部 担当:前田 

e-mail: [email protected]  電話:03-5227-4198