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【実施報告】2022年度第二回地域産業創出セミナー 「医療機器を受託開発する中堅企業が、生体模倣技術スタートアップとの連携で独自商品開発を開始」を実施しました

【実施報告】2022年度第二回地域産業創出セミナー 「医療機器を受託開発する中堅企業が、生体模倣技術スタートアップとの連携で独自商品開発を開始」を実施しました

 2022年10月5日、2022年度関東経済産業局委託事業である「令和4年度価値創造チャレンジ事業(中小企業経営支援等対策委託費)」における「地域産業創出セミナー」の第二回を実施しました。当日は、全国の地域中堅企業の他、大企業や自治体、地域金融機関、スタートアップの方々が約48名参加しました。

本事業の概要及び2020年度,2021年度の成果実績等はこちら(関東経済産業局HPへ)

【2022年度第二回地域産業創出セミナー アーカイブ視聴はこちら】

→ 新規事業セミナー情報詳細

 はじめに、関東経済産業局産業部 製造産業課である中村 友紀 氏より「両利きの経営」の実践の重要性やバリューチェーン構築などのキーワード、そして今回の取り組みに賛同し、本事業終了後も地域産業の成長支援をサポートすることに賛同して下さった17の自治体、金融機関、支援機関の皆様との連携について言及しながら本事業の趣旨について、説明がありました。

 その後「医療機器を受託開発する中堅企業が、生体模倣技術スタートアップとの連携で独自商品開発を開始」と題したトークセッションを開始。まずは医療機器の設計開発から薬事申請、製造の一貫工程を得意とする「栃木精工」の代表取締役社長 川嶋 大樹 氏から、事業内容の紹介、スタートアップとの連携に至るまでの経緯について紹介して頂きました。

続いて、医療機器表面の生体膜化技術によりタンパク質吸着や血栓生成などの生体反応抑制を実現するスタートアップ「インテリジェント・サーフェス」の代表取締役CEO/CTO 研究開発本部長 切通 義弘 氏から、生体膜化技術の仕組みや機能性、医療現場での活用範囲に関する紹介がありました。

トークセッションでは川嶋氏より、これまで医療機器開発企業としてクラス1~2の医療機器を開発してきたが、よりクラスが高く難易度の高い医療機器を開発するべく、新規技術を模索している中、切通氏に出会ったことが冒頭に話されました。また切通氏からは、技術の活用先を模索して数百社と話したがなかなか見つかっていなかった中、製造だけではなく出資まで行った上で同じ船に乗ってくれる仲間ができることは、先行きの見えないスタートアップにとってはとても心強かったことが話され盛り上がりました。

 さらに、オンライン質問ツール Slidoに「栃木精工はなぜ、資本業務提携をしてまで連携をするのか」といった質問が寄せられ、川嶋氏は「これまで新規事業のために投資を繰り返してきた中、あと一歩何かが足りないと考えていた。自分たちの目指す方向性に合致した技術に出会ったことが大きいです。」と回答し、また切通氏からは「我々の技術が成長して認知度も高まってきた中ではあったが、医療機器自体を直接製造する力がなかったところ、全面的に支援していただける状況は、事業化を加速する上で、とても助かりました。」とコメント頂きました。委託・受託の関係ではなく、同じ船に乗る感覚で、共に技術の実装に向けて走っていくことが重要であることが感じられたセッションとなりました。 

 実施後のアンケートでは、「中小企業とスタートアップとのマッチングのきっかけの作り方がわかりました」、「一見して関連のない企業技術や研究成果に繋がりなり持たせることの重要性を感じました」など多数の回答がありました。今後は、回答企業とのオンライン面談を調整し、スタートアップとの連携へ向けた動きを進めてまいります。

 本セミナーは、12月2日(金)16:00より第三回目の開催を予定しております。ぜひ、次回以降の視聴申し込みもお待ちしております。

今年度の地域産業創出セミナーのアーカイブ動画を公開中です。次のリンクよりご視聴ください。

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第3条(受講のためのシステム要件等)

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本事業に関する問合せ

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