【超異分野学会 香川フォーラム2022】 新たな陸と海の循環で、炭素固定と海の再生を目指す/2022年12月3日 15:50-16:40
リバネスが主催する超異分野学会 香川フォーラム2022にて、パネルディスカッション「新たな陸と海の循環で、炭素固定と海の再生を目指す」を開催いたします。
地球温暖化抑止のための大気中のCO2削減方法として、海洋生物に吸収させ「ブルーカーボン」として海中に炭素を固定化することに注目が集まっています。一方で、その吸収源である海は、今、磯焼けや、貧栄養の問題や、陸地からのゴミの流入などに直面しており、その豊かさを保つための方策が求められています。地球温暖化と海洋再生、異分野のテクノロジーを繋げることで、それぞれを同時に解決に導くことはできないか。本セッションでは、異分野の事業者・研究者3名から技術や取り組みについてお話いただきながら、どのように2つの地球規模の課題の解決に向けて連携を生み出すことができるのかを考えていきます。
本セッションのテーマに限らず、様々な切り口から研究者、スタートアップ、大企業でディスカッションするプログラムをご用意しております。詳しくは、大会ウェブサイトをご参照ください。
※当日は新型コロナウイルス感染症対策を講じた上で開催いたします。
新たな陸と海の循環で、炭素固定と海の再生を目指す
日時:2022年12月3日(土)15:50〜16:40
場所:高松商工会議所4F
登壇者
多田 晃浩 氏
株式会社大木工藝
2013年 龍谷大学理工学研究科物質化学課程修了、同年に株式会社大木工藝入社。「自然から学び、自然に還す」をモットーに長年、炭化を研究開発しております。現在は、国際特許を取得した廃車・下水汚泥炭化・海に沈めて海藻による海の森を育成するCO2吸収と温暖化緩和をめざした漁礁プロジェクトを進行中です。
井之口 哲也 氏
有限会社ヴァンテック 代表取締役
2008年有限会社ヴァンテック入社、2010年に同社取締役就任を経て2020年から現職。遠心分離技術を強みとして、環境問題を解決していく技術革新と、その技術を用いて世の中を変えていく人財の育成を目指す。2018年にベトナムホーチミン市に法人設立。現地にて、環境負荷が課題となっている水産養殖において、発生汚泥を現場で減容可能な独自の可搬式遠心分離装置により処理し、汚泥処理コストの削減と資源リサイクルの実現および持続可能な水産養殖への貢献を目指すプロジェクトを実施中。
難波 卓司 氏
高知大学 教育研究部総合科学系複合領域科学部門 准教授
熊本大学大学院薬学教育部博士課程修了、博士(薬学)。ハーバード大学医学部博士研究員を経て高知大学でPIとして独立した研究室を運営している。私たちが避けることのできない老化に対抗すること目指した基礎研究を行うと同時に、薬学やバイオテクノロジーの研究力を生かして「環境×健康の改善」を達成するために、ブルーカーボンとして固定された炭素含有化合物を私たちの健康増進に役立てる方法を探索している。
【モデレーター】
石尾 淳一郎
株式会社リバネス 関西開発事業部 部長
東京工業大学国際開発工学専攻博士課程修了。博士(工学)。工学から生理心理学まで、興味のある分野には躊躇なく飛び込む。学生時代は国の内外を問わずものづくりプロジェクトを実施。博士時代には人の感情をウェアラブル端末を用いて測定する研究を実施していました。故郷である香川県にて香川テックプランターや超異分野学会を立ち上げ、地域から世界を変える事業を創出するため奮闘中。
超異分野学会 香川フォーラム2022
聴講・参加申込み受付中
アカデミア、ベンチャー、大企業、町工場、自治体、中学・高校生など、多くの方のご来場をお待ちしております。
【お問合せ】
株式会社リバネス(正田・岸本)
TEL:06-6125-5622
e-mail : [email protected]