【実施報告】東京都市大学にて、国際学会参加に向けた実践研修を実施

【実施報告】東京都市大学にて、国際学会参加に向けた実践研修を実施

リバネスは、サイエンスブリッジコミュニケーションを核とした人材育成プログラムの実践を通じ、創業以来20年間、博士人材のキャリアの開発を手掛け、海外にも拠点を広げてきました。このノウハウとネットワークを生かし、大学生・大学院生向けに海外でも活きる実践的なコミュニケーション研修を行っております。

 特に、研究者にとって国際学会は、成果を発表する場であることはもちろんのこと、様々な国からの参加者と議論や情報交換をしたり、キャリア開拓につながるネットワークづくりができる場です。本研修では、国際学会への参加を目指す博士後期課程の学生を対象に国際学会参加に向けて、キャリア開拓のチャンスを掴む英語プレゼンテーションの作り方を学びます。講師は国際学会への参加経験があり、現在も国際的なプロジェクトを担うスタッフが担当し、プレゼンテーションへのフィードバックを踏まえ、実践を交えた研修を行います。

2023年1月18日には東京都市大学の博士後期課程の学生にむけて「3 Steps to Enjoy International Conferences」というテーマで国際学会参加に向けた実践研修を実施いたしました。

本研修は、同大学が実施している、「アジア大洋州地域の発展をリードする次世代のグローバル研究者育成プログラム」の一環として行われ、当日は、7名の学生が参加しました。

講義では「充実した国際学会経験にむけた助走を始める」をミッションに、ワークを行いました。国際学会での実りや手応えを得るためにそもそも「自分にとっての国際学会とは何か」を考え、偶発的な出会いや発見を起こしやすくするために聞き手の行動を促す一言を添えた英語プレゼン準備しました。ポスター発表や口頭発表以外にもある学会での立ち話のシーンなどを想定した90秒のショートプレゼンです。最後に、グループに別れ、分野の異なる学生同士で発表をし合うとともに、発表に対する英語での質疑にも取り組みました。リバネスの講師陣は研究の大きなビジョンや方向性の語り方、相手の共感を得るポイントや、ディスカッションを起こしやすくする一言についてフィードバックをかけました。

学生からは「いつもなら専門用語を使えば通じるところが通じないもどかしさを感じつつ、普段から本当の意味で伝えられていたのかどうかを改めて考える機会になった。」「研究の紹介に加えて、聞き手がアクションを起こしやすいひとことを添えることが大事だと思った。」などのコメントがありました。

講義の最後は「学会は研究者の祭典!自分らしく楽しもう!」という講師からのメッセージで締めくくりました。

今回参加した学生は3月にリバネスが主催する超異分野学会に参加し、海外からの参加者とのディスカッションを通して、研修での学びを実践していきます。

開催実績概要

・日時:2023年1月18日14:00-16:00

・参加者:東京都市大学 学生7名

・講師:

伊達山 泉 博士(バイオサイエンス)
株式会社リバネス 人材開発事業部 

米・Lee University卒業。ものづくり企業に勤務した後、奈良先端科学技術大学院大学にて博士号を取得。リバネスではアントレプレナーシップ育成プログラムとして若手研究者および学生向けの海外研修や留学生向けプログラムの開発に多く携わる。また、福島県での大学発ベンチャー発掘育成と学生向け起業家育成プログラムをはじめ、学部生向けの研修も多く行う。

・ティーチングアシスタント:

前田 里美 博士(人間工学心理学)
株式会社リバネス 教育総合研究センター センター長 / 教育開発事業部  副部長

高校を卒業後、渡米。Wright State University で人間工学心理学の修士、博士を取得。2010年にリバネスに入社。入社当時は、人材開発事業部所属し人材育成企画開発に携わる。2013年5月から国際開発事業部で、教員研修、中高生の国際教育企画の開発に従事。


お問い合わせ
株式会社リバネス
人材開発事業部 伊達山・楠([email protected]