【3/3-4 超異分野学会東京大会2023】パネルディスカッション:バイプロダクトを活用したバイオものづくり
3月4日(土)15:10-16:00
セッションパートナー 株式会社ユーグレナ
動物細胞、藻類、植物を使ったバイオのものづくり産業は、医薬品、化成品、食品、エネルギーなど様々な分野に広がり、その存在感は高まり続けている。生物が原料そのものあるいは目的物の生産者になっているため、培養液の廃液、抽出残渣など、生産プロセスの中で必ず有機物の副産物(バイプロダクト)が生まれてくる。こうしたバイプロダクトの活用はバイオのものづくりは今後重要性が増してくることが考えられる。本セッションでは、世界で初めてユーグレナの屋外大量培養に成功したユーグレナを中心に、藻類、動物細胞、バイオマスを使った研究開発に取り組むベンチャー、研究者でバイプロダクトを活用したものづくりについて議論する。
大会概要
実施日時 | 2023年3月3日(金)・4日(土)9:30-19:00 |
実施場所 | 九段会館テラスコンファレンス&バンケット |
主催 | 株式会社リバネス |
パートナー | アサヒ飲料株式会社 Wela Online Corp. Aerodyne Group Global Innovation Aliance サントリーグローバルイノベーションセンター株式会社 株式会社シグマクシス ソーラーテック株式会社 大正製薬株式会社 DIC株式会社 東海旅客鉄道株式会社 東洋紡株式会社 株式会社バイオインパクト 株式会社フォーカスシステムズ 株式会社プランテックス 株式会社ユーグレナ ロート製薬株式会社 |
URL | https://hic.lne.st/conference/tokyo2023/ |
バイプロダクトを活用したバイオものづくり
登壇者
竹内 卓人 氏
株式会社ユーグレナ R&Dセンター 生産技術研究所
中央大学卒、東京工業大学大学院卒、理学修士。大学では微細藻類の細胞内の油脂・エタノール蓄積に関わる基礎研究に携わり、2015年に株式会社ユーグレナに就職。神奈川、佐賀、千葉と勤務地を転々とし、現在は沖縄県石垣市の生産技術研究所に所属。これまで取り組んできた研究テーマは、オーランチオキトリウムの大量培養、下水処理由来の栄養を利用したバイオ燃料用ユーグレナの培養、遺伝子組み換え大腸菌による有用物質生産、化粧品原料用ユーグレナの培養、食品原料用ユーグレナのにおい改善、食品原料用ユーグレナの培養コスト削減など。趣味は、ユーグレナは動物か植物かという問いについて考えることで、哲学的考察に挑戦中。
川島 一公 氏
インテグリカルチャー株式会社 CTO
1983 年生まれ。奈良県出身。実家にあるケヤキの木の葉に寄生する昆虫を見て、細胞組織の制御に興味を持つ。2012年に広島大学大学院を修了し、農学博士に。大学で家畜生殖学、2年間留学した米・ベイラー医科大学で分子内分泌学を学ぶ。15 年に細胞培養スタートアップのインテグリカルチャー株式会社を共同創業、18年4月から現職。培養肉や素材、再生医療などのバイオテクノロジーを民主化するために、ウェットウェアプラットフォームとなるカルネットシステムを発明し、社会実装可能な装置の開発を行っている。
廣森 浩祐 氏
東北大学 大学院工学研究科 助教
2018年に東北大学大学院工学研究科化学工学専攻 博士後期課程修了、博士(工学)。専門は化学工学、プロセス工学。2018年から、東北大学大学院工学研究科化学工学専攻で既存産業におけるプロセスの効率化や未利用資源の利用に関する研究開発に従事。学生時代の研究成果を基に2018年ファイトケミカルプロダクツを起業。現在は、実験室レベルでの開発から現場での実証装置の設計までを一気通貫で行う研究にも取り組み実用化の加速化させる方法を模索中。
〈モデレーター〉
高橋 宏之
株式会社リバネス 執行役員
2009年横浜市立大学大学院博士後期課程修了。博士(理学)。40歳以下の若手研究者を対象にした「リバネス研究費」の立ち上げなど、産業界と若手研究者との間で新たな研究プロジェクトを生み出すことを中心に従事。「超異分野学会」を立ち上げの頃から長年リードしてきたほか、ライフサイエンス系のラボの立ち上げなど、研究を生み出す場づくりを手がける。
聴講・参加申し込み受付中
超異分野学会では、アカデミア、ベンチャー、大企業、町工場、自治体、中学・高校生など多くの皆さまの来場をお待ちしております。
お問い合わせ
本件に関するお問い合わせは以下までお願いします。
株式会社リバネス 研究開発事業部
担当:内田、塚越
MAIL: [email protected]
TEL: 03-5227-4198