【3/3-4 超異分野学会東京大会2023】パネルディスカッション:エゴと森林〜過去・現在・未来〜
3月4日(土)15:10-16:00
セッションパートナー 株式会社リバネス
熱帯雨林での樹上生活を止めて以降、数百万年間に及ぶ狩猟採集生活を経て、人類は農耕や工業、半導体や情報通信技術に立脚した現代社会をつくりあげた。我々に他の類人猿とは異なる道を歩ませ、今日の社会様式を構築させた駆動力こそ、種としてのエゴイズムと自我、すなわち「エゴ」に他ならない。故郷であった森林との共生関係も我々のエゴにより変容を続け、収奪と再構築に関わる試行錯誤の中で、「森林」という概念やその価値も曖昧になっていった。果たして、人と森林との関係は今後いかなる方向に向かっていくのだろうか。本セッションでは、人間のエゴと森林との間に立ち、森林の再生方法や食糧生産、その価値付けの在り方などと向き合う研究者を招待し、これからの人と森林との進化の可能性を議論していく。
大会概要
実施日時 | 2023年3月3日(金)・4日(土)9:30-19:00 |
実施場所 | 九段会館テラスコンファレンス&バンケット |
主催 | 株式会社リバネス |
パートナー | アサヒ飲料株式会社 Wela Online Corp. Aerodyne Group Global Innovation Aliance サントリーグローバルイノベーションセンター株式会社 株式会社シグマクシス ソーラーテック株式会社 大正製薬株式会社 DIC株式会社 東海旅客鉄道株式会社 東洋紡株式会社 株式会社バイオインパクト 株式会社フォーカスシステムズ 株式会社プランテックス 株式会社ユーグレナ ロート製薬株式会社 |
URL | https://hic.lne.st/conference/tokyo2023/ |
エゴと森林〜過去・現在・未来〜
登壇者
筑波大学 生命環境科学研究科 生物圏資源科学専攻 教授
茨城県水戸市出身。北海道大学薬学部、北海道大学大学院農学研究科修了。2000年に農芸化学 分野で博士(農学)を取得。2001年よりフィンランド森林研究所でポストドクター、2003年より森林総合研究所東北支所で日本学術振興会PDとして所属し、化学生態学を学ぶ。2005年より 筑波大学で、鉱山跡地で自生する植物と機能性微生物に関する研究を開始し、自生植物の重金 属耐性機構に機能性微生物が関与していることを発見し、緑化技術への利用を検討中。2022年 Imagine the Microbial-Capsuleとしてアグリテックグランプリ2022 最優秀賞、KOBASHI賞、 フォーカスシステムズ賞受賞。
西澤 啓太 氏
東京大学 先端科学技術研究センター 助教
横浜国立大学 環境情報学府 博士課程修了、博士(環境学)。植物生態学を専門とし、植物の多様性の維持機構に関して様々な側面から研究を行っている。学生時から北海道 知床の天然林、カナダ北極域の原野など、原生的な自然における生態系の成り立ちやその役割について研究を行ってきた。学位取得後はその専門知識を生かし、世界スケールの多様性の成り立ちの解明、自然と社会とのつながりの模索といった課題にも取り組んでいる。
近藤 友大 氏
京都大学大学院 農学研究科 准教授
京都大学大学院農学研究科博士後期課程修了。博士(農学)。専門は熱帯農業生態学。とくに、パッションフルーツ・アボカド・ドリアン・カカオなどの熱帯果樹において、栽培環境・管理方法が生育におよぼす影響についての研究をおこなってきた。近年は九州山地の焼畑や在来の農法および作物に関する調査と実験を通じて、山をいかに持続的に利用し続けるかについて考えている。
〈モデレーター〉
石尾 淳一郎
株式会社リバネス 関西開発事業部 部長
東京工業大学国際開発工学専攻博士課程修了。博士(工学)。工学から生理心理学まで、興味のある分野には躊躇なく飛び込む。学生時代は国の内外を問わずものづくりプロジェクトを実施。博士時代には人の感情をウェアラブル端末を用いて測定する研究を実施していました。故郷である香川県にて香川テックプランターや超異分野学会を立ち上げ、地域から世界を変える事業を創出するため奮闘中。
聴講・参加申し込み受付中
超異分野学会では、アカデミア、ベンチャー、大企業、町工場、自治体、中学・高校生など多くの皆さまの来場をお待ちしております。
お問い合わせ
本件に関するお問い合わせは以下までお願いします。
株式会社リバネス 研究開発事業部
担当:内田、塚越
MAIL: [email protected]
TEL: 03-5227-4198