関西開発事業本部 新部長就任のお知らせ〜首都圏に対するカウンターカルチャーとして大阪・関西を強化
株式会社リバネス(本社:東京都新宿区、代表取締役 グループCEO:丸幸弘)は、2023年11月1日付で、関西開発事業本部の部長に藤田大悟が就任したことをお知らせいたします。
2020年11月に設置された関西開発事業本部は、日本のディープテックを東南アジアにつなぎ、グローバルパートナーと共にディープイシューを解決するためのエコシステムを構築することによって、2030年までに大阪・関西を首都圏の「カウンターカルチャー」にすることを目指しています。藤田の部長就任により、大阪・関西エリアにおける「製造開発」「次世代育成」の2つの軸を強化してまいります。
関西開発事業本部では、2019年に関西圏の技術シーズ(ベンチャー)を発掘・育成する「大阪テックプランター」を開始し、本年度より、関西5府県を重点領域にした「関西テックプランター」を新たに立ち上げました。2025年に開催される大阪・関西万博に向けて、ベンチャーの技術が社会実装して世界に展開できるようなものづくりのサプライチェーン構築を目指します。
また、2012年に大阪城のほとりで始まった、中高生のための学会「サイエンスキャッスル」は、今年マレーシアにてアジア大会を開催し、中高生の多様な研究が集まるアジア最大級の学会となりました。2025年、アジアのみならず世界中から次世代研究者が集結する「世界大会」を、サイエンスキャッスル始まりの地・大阪にて開催することも計画しております。
このたび部長に就任する藤田は、リバネス創業時より民間企業と共に100社以上の次世代育成プログラムの開発を行ってまいりました。2007年に国際宇宙ステーションを活用した国内全土を巻き込んだ「宇宙教育プロジェクト」を手がけ、2022年にはTHK株式会社とものづくり人材育成を応援する「ものづくり0.」を立ち上げるなど、教育開発事業を拡大しております。
2018年に「ものづくり研究センター」を設立し、国内外のベンチャー企業や新規事業を手がける大手企業が、世にない新しい製品開発を手がけるための支援サービス「プロトタイピングラボ」を構築し、多くの企業の製造支援も行ってまいりました。
この経験を活かし、製造業の強固なネットワーク化と新たなサプライチェーンの構築を行うとともに、大阪・関西万博の機会を活用して世界で活躍できる次世代の育成を強化、大阪・関西の「カウンターカルチャー」化を加速してまいります。
【藤田 大悟 プロフィール】
1981年、七夕生まれ。広島県出身。修士(理学)。子どもの頃から科学と自然が大好きで、ボーイスカウトで富士章を取得した。高校時代は、アマチュア無線、電子工作、演劇の照明などに挑戦。東京工業大学に入学後、日本科学未来館のボランティアの立ち上げに参画。修士課程ではウイルスの構造を研究していた。専門はタンパク質工学。リバネスには学部生の2003年に参画し、多くの教育開発事業に従事。 国際宇宙ステーションを活用した「宇宙教育プロジェクト」、小学生向けのロボット教室「ロボティクスラボ」の他、企業と共に100以上の教育プログラム開発を手がける。2018年には、ものづくり研究センターを設立し、センター長に就任。ドローンや医療、食品等多くのディープテックベンチャーのものづくり支援や、大手の食品会社との製造支援などを手がける。その傍ら、全国の小中学生の才能発掘を目指し、完全オンラインのスクール事業を手掛ける株式会社NEST EdLABを創業し、代表も兼任している。