6月14日に設立22周年を迎え、200名を超える仲間と設立22周年記念パーティーを開催

6月14日に設立22周年を迎え、200名を超える仲間と設立22周年記念パーティーを開催

株式会社リバネスは2024年6月14日をもって、設立22周年を迎えました。これもひとえに、皆様のあたたかいご支援とご愛顧の賜物と役員・社員一同、心より感謝しております。

6月14日には、世界から、リバネスグループのメンバーや、パートナー企業の皆様を含む、総勢200名を超える仲間が集まり、互いの今後の活動を議論しました。

開会挨拶

株式会社リバネス 
代表取締役社長CCO 井上浄

代表取締役社長CCOの井上より開会挨拶として、リバネスグループは160名規模に成長し、36名の新入社員を迎えるなど、国や世代を超えた多様な人材が加わったことを強調しました。教育、人材、研究、創業の4つの柱となる事業領域での最近の取り組みを紹介しました。

  1. サイエンスキャッスルアジア:次世代との国際的な研究プラットフォームを構築
  2. リバネススカラーシップ:主体性のある若者を支援する奨学金制度の拡充
  3. 超異分野学会:過去最大規模での開催を実現
  4. テックプランター:3000チーム以上の科学技術ベンチャー・アカデミアを支援

さらに、リバネスの原点である「教育」に焦点を当て、創業以来の軌跡を振り返りました。出前実験教室を起点に、これまでに20万人を超える子どもたちに科学教育を提供してきました。最近の取り組みとして、グローバルな社会課題解決を目指す中高生の国際共同研究プログラム「Tsunagu Research Project」を紹介し、教育事業の進化を示しました。最後に、リバネスの未来像として、国や世代を超えた多様な仲間との協働を継続し、新たなプロジェクトを創出することで、世界の課題解決に挑戦し続ける決意を表明しました。

ご祝辞

THK株式会社
代表取締役社長COO
寺町 崇史 様

ご祝辞は、2017年より教育分野で共にプロジェクトを仕掛け続けているTHK株式会社の寺町様より頂戴いたしました。リバネスが掲げている「知識製造業」の考えに強く共感をしていただいているというお話から始まり、特に教育分野の協働の中で「次世代にものづくりの魅力を伝えることで、社員がものづくりの楽しさを再発見をしていることが嬉しい」。と、子供と大人が共に育つ「共育」の大切さを発信してくださいました。
また、自らのアイデアで独創的な研究を進める中高生を対象とした研究助成「サイエンスキャッスル研究費」のTHK賞(現:ものづくり0.THK賞 )に中学生の頃に参加をしていた立崎乃衣さんへの感謝とエールをその場で伝えていただき、今後もリバネス、そして次世代と知識を融合させることで共に新たな価値を創造していきたいと、力強く約束していただきました。

知識製造業の新時代

株式会社リバネス
代表取締役 グループCEO 丸幸弘

グループCEOの丸からは、リバネスがこの1年間でパーティに来場したゲストと共に拡大してきた、『知識製造業』の事例をご紹介しました。知識製造業とは、人類が蓄積している知識や発見・発明を組み合わせて、未解決の課題を解決するための技術・事業・サービス・製品を生み出し、課題の現場に実装する一連の営みを指します。人類と地球の調和を実現する新たな産業のあり方が求められる中で、日本のすべての企業が、知識製造業にも取り組むべきだと提唱しました。

具体事例として、JR東日本と連携した環境生命科学系のディープテックスタートアップのためのシェアラボ「TAKANAWA GATEWAY Link Scholars’ Hub」 Labの立ち上げをご紹介しました。
また、株式会社みずほ銀行と連携し、発起人である株式会社ユーグレナ 代表取締役社長 出雲充 氏、KOBASHI HOLDINGS株式会社 代表取締役社長 小橋 正次郎 氏と共にスタートした、「全国知識製造業会議」を取り上げ、全国の中堅・中小企業とベンチャーとの連携の創出による知識製造業へのシフトを呼びかけました。
さらに、日本と東南アジア、中東、アフリカをディープテックで繋ぐ拠点としてオープンした、「Center of Garage (COG) Malaysia」や、7カ国から1000人におよぶ中高生研究者がマレーシアに集結する、「Science Castle in Asia」に言及し、多くの日本企業がすでにこれらの機会を活用して、世界の未解決の課題に取り組む事例を紹介しました。

プレゼンの中では、19歳でリバネス モルティング ジェネレーター第1号となった立崎乃衣も登壇し、次世代のための研究所を運営する「株式会社ADvance Lab」をリバネスの子会社として設立したことを宣言しました。

グループ新入社員のご紹介

会の中盤では、リバネスグループにおける新たなメンバーをご紹介しました。リバネス、リバネスキャピタル、リバネスナレッジ、MANN、ヒューマノーム研究所、リバネスSG、リバネスMY、リバネスPHの8社、計36名の新たなメンバーが加わりました。

閉会挨拶

株式会社リバネス
代表取締役社長COO 髙橋修一郎

閉会挨拶では、代表取締役社長COOの髙橋より、リバネスの22年間の歩みと今後の展望について語りました。設立当初の出前実験教室から始まり、現在では多くのパートナーとプロジェクトを仕掛けられる企業へと成長したことへの感謝を述べるとともに、今後リバネスが目指していく方向性をお伝えしました。リバネスは22歳、すなわち大学院に入学する年齢に達し、これからは個々人の課題意識に基づいたテーマを一層多く立ち上げ、挑戦していく時期に入ったことを述べました。「実験的プロジェクトを増やす」を目標に、リバネスの一人ひとりがサイエンスブリッジコミュニケーターとしてパートナーの皆様との仕掛けを増やしていくことを表明しました。世界の課題を解決する知識製造業をますます進化させ、「科学技術の発展と地球貢献を実現する」というビジョンのもと邁進していくことをお約束しました。