【開催延期】名古屋大学 ディープテック・シリアルイノベーションセンターと連携公開セミナーを開催【聴講者募集中】
株式会社リバネスでは、CIC Institute、フォースタートアップスとの共同で愛知県ディープテック推進事業「Aichi Deeptech Launchpad」を推進しています。その一環として、ディープテックスタートアップや事業化を志す大学等研究機関の研究者の皆様を対象に各種教育プログラムを開催しています。
今回は、Aichi Deeptech Launchpadと名古屋大学ディープテック・シリアルイノベーションセンター、Tongaliとのコラボにより、公開講座としてアントレプレナーセミナーを実施いたします。名古屋大学ディープテック・シリアルイノベーションセンターは2023年4月に設置され、学士課程から博士後期課程まで階層的に、大規模かつ学際的なアントレプレナーシップ教育を行っています。アントレプレナーシップ教育は、起業家(アントレプレナー)を育成する教育ともいわれ、近年注目されていますが、センターが行うアントレプレナーシップ教育は単なる起業家育成教育ではなく、企業人、研究者、全ての社会人に必要な基礎力育成を目的としています。Tongaliは、東海地区の大学コンソーシアムによる起業家育成プロジェクトで、2015年度に東海地区の国立5大学(名古屋大学・豊橋技術科学大学・名古屋工業大学・岐阜大学・三重大学)により発足し、学部生・大学院生・教職員を対象に、次世代の起業家を育成・支援する多面的なプログラムを提供しています。
今回の講座は、開催地である名古屋大学の学生・院生・ポストドクター・教職員を中心に、公開講座としてほかどなたでもご参加頂けます。
【セミナー概要】
東南アジア6億人の課題を「ディープテック」の集合体で解決する!
「ディープテック」が解決し得る課題が眠る場所として東南アジアに注目し、東南アジアにつながるディープテックベンチャーの在り方を、先輩ベンチャーの起業家らと議論します。基調講演として、東南アジアで、現地大学と共同研究体制を構築して感染症課題の解決に挑むFiberCraze株式会社 代表取締役社長 長曽我部竣也氏や、現地ベンチャーと連携して配管腐食減肉センサを展開する株式会社CAST 代表取締役社長 中妻啓氏、名古屋大学発ベンチャーであらゆる植物を接木できる異科接木技術(iPAG)の実用化に向けた研究開発を行うグランドグリーン株式会社 代表取締役 丹羽 優喜氏らをお招きし、ご自身が創業してからどのように東南アジアの課題を発掘し、活動に繋げてきたかをお話し頂きます。また、実際に東南アジアでの課題の発掘を実践できる機会をご紹介します。「東南アジアの社会課題に興味がある!」「起業や研究開発のキャリアを考えている!」という方には特に必見のイベントです。
詳細・申込みはこちら:https://lne.st/blz6
<概要>
日時:2024年9月16日(祝月)16:00-18:00 ➡︎ 諸事情により開催日時を延期しました。延期後の日時、場所は追ってお知らせします。
場所:なごのキャンパス 1階 会議室
アクセス:https://nagono-campus.jp/access/
主な内容:
・東南アジアの課題を解決するディープテックとは?
・ディープテックベンチャーの代表らとの座談会
・11月16日(土) シンガポールでの現地視察機会について
・12月12日(木) STATION Aiでのディープテックベンチャー実践型スクールについて
<スピーカー紹介>
丸 幸弘 Yukihiro Maru
株式会社リバネス 代表取締役グループCEO / 名古屋大学ディープテック・シリアルイノベーションセンター 客員教授
東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命工学専攻博士課程修了、博士(農学)。2002年大学院在学中に理工系大学生・大学院生のみでリバネスを設立。日本初「最先端科学の出前実験教室」をビジネス化。大学・地域に眠る経営資源や技術を組み合わせて新たな知識を生み出す「知識製造業」を営み、「知識プラットフォーム」を通じて200以上のプロジェクトを進行させる。町工場や大手企業等と連携したアジア最大級のベンチャーエコシステムの仕掛け人として、世界各地のディープテックを発掘し、地球規模の社会課題の解決に取り組む。株式会社ユーグレナをはじめとする多数のベンチャー企業の立ち上げにも携わる。主な著書に『ディープテック 世界の未来を切り拓く「眠れる技術」』(日経BP)、『ミライを変えるモノづくりベンチャーのはじめ方』(実務教育出版)、『世界を変えるビジネスは、たった1人の「熱」から生まれる。』(日本実業出版社)など。【兼務】リアルテックファンド共同代表、株式会社ユーグレナ サイエンティフィック・アドバイザリー・ボード
神藤 拓実 Takumi Jindo
株式会社リバネス 地域開発事業部 / 名古屋大学ディープテック・シリアルイノベーションセンター 客員准教授
横浜国立大学大学院環境生命学専攻博士後期課程修了、博士(工学)。博士課程の在学中に1年間、ベルギーのKU Leuvenにて研究留学。横浜国立大学 高大接続・全学教育センター 非常勤教員(助教)、東京工業大学 生命理工学院 研究員等を経て、株式会社リバネスに入社。リバネスでは、大学生、理系大学院生向けの海外研修、アントレプレナーシップ研修を数多く担当。また、愛知県事業 Aichi Deeptech Launchpad、日アセアン経済産業協力委員会(AMEICC)が実施する日本のスタートアップとASEAN企業による協業促進事業、広島県海外スタートアップ等連携実証プロジェクト創出事業等を歴任し、日本のディープテックスタートアップ、地域の中堅中小企業、大企業らの東南アジア進出支援の実績を数多く有する。
中妻 啓 Kei Nakatsuma
株式会社CAST 代表取締役社長
東京大学工学部計数工学科卒業、同情報理工学系研究科にて博士(情報理工学)取得。2012年より熊本大学大学院先端科学研究部助教。皮膚感覚の研究を行う中で、新たなロボット用センサ作成の可能性を秘めたゾルゲルスプレー法に出会う。2019年株式会社CASTを創業し、代表取締役に就任。独自開発センサーによる常時モニタリングシステムにより製造業界の苦役解消の実現を目指す。2024年、アジアを中心とする海外での事業展開のため、マレーシアのベンチャーBeyond Horizon Techlonogies社と、営業・マーケティング、共同サービス開発等の戦略的パートナーシップに関するMoUを締結するなど、東南アジアでの事業展開にも積極的に取り組む。
丹羽 優喜 Masaki Niwa
グランドグリーン株式会社 代表取締役
2008 年 京都大学農学部卒業。2013 年 京都大学大学院 生命科学研究科修了、博士(生命科学)。京都大学での助教職を経て、2016年に名古屋大学にて創業準備チームに参画、2017年にグランドグリーン株式会社を共同創業、2018年3月より現職。アカデミアでは植物が花を咲かせるメカニズムや植物の形作り、生殖様式の進化などをテーマに遺伝子機能の解明を行っていた。現在、それらを含む先端の知見を、ゲノム編集技術を用いて社会に価値還元すべく事業を行っている。
長曽我部 竣也 Shunya Chosokabe
FiberCraze株式会社 代表取締役社長
1997年愛知県一宮市生まれ。大学で自身が研究に従事した世界初技術の可能性に惹かれ、仲間とともに製品化を始める。「埋もれていた技術の新たな価値を見出し、社会に繋げることで未知なる可能性を発揮する」という思いのもと岐阜大学大学院在学中の2021年9月、23歳で起業。2023年Forbes 30 Under 30選出。2024年、東南アジアにおける感染症研究機関「マラヤ大学 TIDREC」と契約締結するなど、東南アジアの感染症対策としての製品活用にも積極的に取り組む。