リバネスグループ新体制発表 〜リバネスマレーシアが東南アジアのヘッドクォーターに〜
株式会社リバネス(本社:東京都新宿区、代表取締役グループCEO:丸幸弘)はグループの新体制として、2024年10月14日付にて、海外子会社のLeave a Nest Malaysia Sdn. Bhd.(以下、リバネスマレーシア)を東南アジアのヘッドクォーターとし、東南アジア展開のさらなる強化を図ることをお知らせいたします。リバネスマレーシアは「マレーシアより東南アジアにおける共創を牽引していく」ことをミッションに掲げ、新たな門出を迎えました。
リバネスマレーシアは、グループにおける第3の海外子会社として、2013年10月14日にクアラルンプールに設立されました。日本と同様、設立初期は教育事業に重点を置き、小中高生の科学技術に対する好奇心や情熱を育むことを目的とした実験教室から活動を開始しました。その後、2015年に、科学技術の社会実装を目指す研究者やディープテックベンチャーの創業を応援する「TECH PLANTER in Malaysia」を開始し、現地大学研究機関やディープテックベンチャー企業とのネットワークを強化してきました。
2016年には初の現地社員を雇用し、マレーシア国内における教育・人材・研究・創業のプラットフォームを拡大してきました。2018年には、中高生のための学会「SCIENCE CASTLE」や研究者の新たな活躍の場を発見する「Career Discovery Forum in Malaysia」を開始し、TECH PLANTERにおいては、マレーシア大会に加え、東南アジア6ヶ国で開催するに至りました。さらに、2019年には研究分野や業種・立場を超えて新たな研究プロジェクトを創造する学会「Hyper Interdiciplinary Conference in Malaysia」を開始しました。そして、現地での活動を効果的に拡大するために、初の新入社員である、Abdul Hakim Bin Sahidi氏(写真中央)が、リバネスグループ史上最年少で現地の代表取締役社長に就任しました。
(参照リリース:https://lne.st/2019/05/14/lvnsmy_hakim_md/)
しかし、COVID-19の世界的な流行により活動が縮小し、一時期は現地メンバー数が2人に減少するという、撤退も余儀なくされる状況に陥りました。そのような状況において、代表のHakimが一念発起し、2022年5月にマレーシア経済特区のサイバージャヤにオフィスを移転。2023年5月16日には、サイバージャヤ地域の開発企業であるサイバービューとMOUを締結したことを皮切りに、採用活動を強化しました。
(参照リリース:https://global.lne.st/news/my/2023/05/18/cyberview_mou/)
現地メンバーのさらなる活躍のおかげで、昨今では、マレーシア国内で8大学を含む合計14機関と、インドネシアでは3大学を含む合計5機関と、そしてベトナムの1機関とも連携協定を締結しました。
<国内大学とのMOU締結実績>
2023年以降は、中高生研究者のアジア大会として「SCIENCE CASTLE ASIA」を開催し、日本と東南アジアの計9カ国から1,000人を超える参加者が集結する規模にまで発展しました。「TECH PLANTER in Malaysia」は2024年に10年目を迎え、国内27大学から合計363チームが参加しています。また東南アジア6カ国からファイナリストが集結する「TECH PLANTER Asia Final」、アジア最大級のディープテックベンチャー表彰制度「Deep Tech Venture of the Year」をマレーシアにて開催しています。本制度では、マレーシアのトップベンチャー企業であるAerodyne社やRobopreneur社を表彰しました。
また、日本や東南アジア域内を橋渡しする取り組みも増え、2023年6月にMOUを締結したマレーシア科学技術&イノベーション省傘下のアクセラレータMRANTIからは、Global Market Fit Programという事業の委託を受け、2年連続でマレーシアのスタートアップの日本展開を支援しています。そして、2024年1月には、グループ初の海外インキュベーション拠点として、サイバージャヤ地域にCenter of Garage Malaysia(COGMY)を設立しました。また、日本とフィリピンで始まったリバネス・フォレスト・プロジェクトは、2024年8月にマレーシアでもローンチしています。
(参照リリース:https://global.lne.st/news/my/2023/10/18/cogmy-launching/ )
(参照リリース:https://lne.st/2024/08/30/lvnsforestinmy_starts/ )
2024年現在では現地取締役・社員が合計18人にまで拡大しています。2024年8月には日本の創業メンバーとマレーシアの全取締役・社員が一堂に集まり、リバネスグループの未来についてディスカッションするFounders’ Mindset Sessionを開催しました。その結果、リバネスマレーシアがイニシアティブをとって東南アジアを牽引していくことを確信し、このたびの東南アジアヘッドクォーター体制を決定しました。今後リバネスマレーシアは、東南アジアにおけるヘッドクォーターとして、6カ国(マレーシア・シンガポール・フィリピン・タイ・インドネシア・ベトナム)を中心とする域内での活動を活性化し、COGMYをハブに様々な機関との共創を促進することで、「科学技術の発展と地球貢献を実現する」というグループ全体の理念の達成に貢献していきます。
[記者会見時のコメント]
Abdul Hakim Bin Sahidi
Managing Director
Leave a Nest Malaysia Sdn. Bhd.
「2019年に代表取締役に就きました。このたび私たちが東南アジアのヘッドクォーターになることで、より多くのグローバル企業や日本のスタートアップ企業にマレーシアを訪れてもらい、東南アジアでの活動を拡大してほしいと考えています。マレーシアだけでなく、東南アジア全体でより多くのサポートを提供し、有意義な連携を生み出したいと考えています。」
丸 幸弘
株式会社リバネス
代表取締役グループCEO
「東南アジアのヘッドクォーターとなるうえで最も重要なのは、チームメンバーのマインドセットです。8月には、日本からリバネスの創業メンバーである役員陣をマレーシアに招き、現地メンバーと議論を交わしました。互いに、創業者としてのマインドセットを共有し醸成する貴重な機会となりました。今後リバネスマレーシアのメンバーが、東南アジアにおけるリバネスの基盤を強化してくれると確信しています。」
<2022年5月以降の発展の軌跡>
[メディア掲載]
本件について以下のメディアに掲載いただきました。
[本件に関するお問合せ]
株式会社リバネス 経営企画室(秋永)
03-5227-4198 [email protected]