【学会発表】日本知財学会 2024年全国研究発表大会にて「高専など若年層向けの実践的、知財活用方法の教育プログラム〜ものづくり系知財初心者が3ヶ月で知財速習・特許出願を実施〜」を発表します
株式会社リバネスのものづくり研究センターは、2024年12月7-8日に国際ファッション専門職大学(東京)で行われる日本知財学会第22回年次学術研究発表会 にて「高専など若年層向けの実践的、知財活用方法の教育プログラム〜ものづくり系知財初心者が3ヶ月で知財速習・特許出願を実施〜」を発表いたします。
一般社団法人 日本知財学会 第22回年次学術研究発表会
https://www.ipaj.org/workshop/2024/workshop_2024.html
本センターでは、LVNS Forest Project(リバネス・フォレスト・プロジェクト)の研究成果の一つである「ドローンからシードボール(植物の種を土で覆うことにより作製)を投下する機構」に関して特許取得しました。
この技術により、脆いシードボールを壊さずに一つずつ送り出し、ドローンと併用することで等間隔に落下させることが可能になります。プロダクトの開発は当時19歳のリバネスものづくり研究センター センター員の立崎氏が進めました。開発後にその研究開発の内容を基にした特許出願を行いました(2024年8月権利化済)。
18-22歳の次世代がサステナブルビジネスの経験を積むための 「アドバンス採用制度」を開始〜第1号として19歳の立崎乃衣が就任
立崎氏はロボコンなどへの参加歴も長く、自ら構想したプロダクトを作りあげることには長けていますが、知財に関してはほとんど知識がない状況でした。
多くの高専生や技術力の高い高校生や大学生などに似た状況であると思います。リバネスものづくり研究センターでは本件が「若いものづくり人材に対しての知財関連の知識の習得・実践的な特許取得方法」の一つのケースになると考えました。
知財に関しての制度・仕組み、将来の活用方法を速習するとともに、構想したプロダクトを基に弁理士など専門家とのやりとりを行いながら特許を出願しました。かかった期間は3ヶ月程度です。
高専や大学などでは、ものづくりを行い、社会的・産業的な課題の解決を行うような学生も増えています。そのような学生は、自ら会社を作り社会を変革するなどアントレプレナーとしても期待されています。しかし、知財に関しての知識の不足や認識の甘さから、特許取得ができないことや、(将来的な)ビジネスの検討上で不利益になるケースも目立っています。
日本知財学会での発表では、若手のものづくり人材(高専生や大学生など含む)への実践的、短期集中型でのプログラムの一例として報告を行います。
【発表番号】1B19
【発表カテゴリー】知財人材育成、知財教育
【発表日時】12月8日(日)16:30~16:50 (予定)
【発表者氏名】長 伸明
【発表題名】高専など若年層向けの実践的、知財活用方法の教育プログラム〜ものづくり系知財初心者が3ヶ月で知財速習・特許出願を実施〜
特許取得に関しては過去のリリースを参照ください。
人と自然の共生を実現する「LVNS Forest Project」の取り組みとして「ドローンからシードボールを投下する機構」を開発し、特許取得しました