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リバネス、マレーシア発ロボティクススタートアップDF Automationへ出資  〜東南アジアと日本のものづくりエコシステムの接続を加速〜

リバネス、マレーシア発ロボティクススタートアップDF Automationへ出資  〜東南アジアと日本のものづくりエコシステムの接続を加速〜

株式会社リバネス(本社:東京都新宿区、代表取締役グループCEO:丸 幸弘、以下「リバネス」)は、マレーシア・ジョホール州に本社を置く自律移動ロボット(AMR)開発企業、DF Automation & Robotics Sdn. Bhd.(CEO:Dr. Yeong Che Fai、以下「DF」)への出資を実施しました。本出資は、東南アジアと日本の製造業エコシステムの接続を強化し、知識製造業の推進を目指すものです。

人材の不足や顧客ニーズの多様化、サプライチェーンの混乱等により、ロボット技術の発展と普及が進む中、製造業や物流業における自動化の需要が益々高まっています。一方、これらの課題を解決する製品の多くは企業ごとにハードウェアとソフトウェアが統合されて提供されており、結果としてユーザーにとっては製品の導入・運用に際して、情報がブラックボックス化され、非効率なカスタマイズ対応やメンテナンスなどを強いられるケースが多くなってしまうことが課題となっています。

DFは、この課題に対して、直感的なロボットのナビゲーション、複数車両群の統合型管理、他の倉庫最適化システムとの連携を可能とするナビソフトウェア「NavWiz」や「DFleet」を独自開発し、ハードウェアとソフトウェアの両面で高いカスタマイズ性を実現しています。加えて、ロボットのゼロからの設計や既存機体の改良など、用途に応じたハードウェア開発も自社内で完結できる体制を構築しています。2012年の創業以来、インド、東南アジア、欧州を中心に10カ国以上で倉庫、半導体、⾃動⾞業界などに向けたAMRソリューションの導入実績を持ち、今後も世界規模でAMR技術を用いて製造業の生産性を高めることを目指しています。

DF投資家ミートアップ(2025年2月、マレーシア・旧正月ディナー)

DFのAMR製品ラインアップ

リバネスとDFの出会いは、2024年1月にリバネスマレーシアが主催した「Tech Venture Meetup(TVMU) Malaysia」に、DFがスタートアップピッチのファイナリストとして参加したことから始まりました。その後、DFはマレーシア科学技術&イノベーション省傘下の科学技術アクセラレーターである「MRANTI」が実施する日本市場進出支援プログラム「Global Market-Fit Programme (GMP) Japan 」の採択を契機に、リバネスグループが日本国内で初開催した「Tech-Garage Seminar」に参加し、日本企業との連携・提携に向けた検証を行ってきました。

DFのプロトタイピングラボ(マレーシア・ジョホールバル)

今回の出資を通じて(※1)、リバネスグループでは、DFの日本進出支援にとどまらず、DFとの連携により、東南アジアに拠点を持つ日本の製造企業の生産性向上・国際競争力の強化を図り、日本の製造業の東南アジア展開を加速してまいります。
さらに、日本と東南アジアのロボティクススタートアップ同士が知見やアセットを相互に共有し、お互いの国・地域への展開をサポートし合うことで、国境を越えて共に新たな市場を創り出す「Co-incubation(共に育てる)」システムの構築を目指します。

リバネスグループは、今後も東南アジアと日本の知識製造業の接続を強化し、科学技術の発展と地球貢献を実現するための取り組みを推進してまいります。

 

※1【Leave a Nest Capital Invests in DF Automation & Robotics, an Innovative Malaysian Robotics Company Specializing in AMR and AGV Solutions】
https://www.lnest.capital/en/release/dfar/



<本件に関するお問合せ>
株式会社リバネス (担当:櫻井・松原)
TEL:03-5227-4198 MAIL:[email protected]