リバネスと三井住友銀行による日本の再成長に向けた連携協定の締結について

リバネスと三井住友銀行による日本の再成長に向けた連携協定の締結について
〜大学発ディープテックスタートアップ支援エコシステムを活性化〜
株式会社リバネス(代表取締役社長COO:髙橋 修一郎、以下、「リバネス」)と株式会社三井住友銀行(頭取CEO:福留 朗裕、以下、「三井住友銀行」)は、日本の再成長に向けた連携協定(以下、「本協定」)を締結いたしました。
1.本協定内容
目 的 | 日本の再成長 |
目 標 | リバネスの伴走力と三井住友銀行のネットワークを活かし、大学発スタートアップの成長支援を行い、日本から世界へ羽ばたくスタートアップを創出する。 |
内 容 | ● 大学発ディープテックスタートアップの芽出し期(=ジャーミネーション期)に必要となる「事業化伴走人材」と「初期資金」を循環させるエコシステムを構築し、世界の課題解決につながる技術の社会実装を加速させる。
● 事業化や経営の知見を有する人材が、伴走人材としてジャーミネーション期に深く関与できる仕組みを整備し、大学発スタートアップに必要不可欠なCxOクラスの経営人材の育成と不足解消を図る。 ● 三井住友銀行及び連携先金融機関の取引先を中心とした既存の大企業・中堅/中小企業に対して、少額出資と伴走を通じて事業創出を担う「Corporate Entrepreneur Capital(CEC)」モデルの導入を促進し、ジャーミネーション期スタートアップへの資金流入と伴走人材の裾野拡大を実現する。 ● 大学・既存企業・金融機関が連携し、新たな技術シーズに対して多角的に伴走できる基盤を形成することで、地域・産業横断型のスタートアップ創出と社会実装を支え、日本の再成長に貢献する。 |
2.両社の狙い
リバネスは、2013年より「TECH PLANTER(テックプランター)」を展開し、未解決の課題“ディープイシュー”を、科学技術の集合体“ディープテック”で解決するプラットフォームとして、大学発スタートアップを中心に創業支援、少額投資、試作開発支援を手がけてきました。
特に大学発シーズの芽出し期(=ジャーミネーション期)の少額投資においては、グループとして累計250社以上の投資を実施し、リバネスの「サイエンスブリッジコミュニケーター」が自ら手を挙げ投資先に伴走しながら、既存の大企業・中堅/中小企業とスタートアップが連携するプロジェクトを多数創出することで、大学発シーズの事業化を後押しして参りました。
この過程で、アントレプレナー発掘・育成だけでなく、事業化や経営に関する専門的知見を持つ伴走人材の育成の重要性を強く認識したことから、2024年より伴走人材の育成に特化した研修プログラム「ジャーミネーションカレッジ」を開講し、既存の大企業及び中堅/中小企業、金融機関等に向けた伴走人材育成とスタートアップへの供給の取組に力を入れています。
三井住友銀行は、グループの中期経営計画において「日本の再成長」を重点課題の一つとして掲げ、社会課題の解決や社会の持続的成長を実現する上での基盤ともいえる大学の教育・研究分野に対する取組やスタートアップ・エコシステムの構築を進めてきました。
本年1月には、大学研究者の研究活動を支援する「大学研究者支援プログラム」の開始や、国立研究開発法人科学技術振興機構(通称「JST」)が主導するスタートアップ・エコシステム共創プログラムの「全国ネットワーク構築支援」への共同実施機関としての参画を発表し、全国の大学を起点としたイノベーション創出を強力に後押しする体制を整えています。
3.今後について
本協定を通じて、リバネスと三井住友銀行は、アントレプレナーに対する伴走機能を強化する という観点から社会課題の解決と日本の再成長を目指す双方のビジョンに共感し、大学発スタートアップを取り巻く人材・金融エコシステムの活性化の実現に貢献して参ります。
以 上
【本件に関するお問い合わせ先】
リバネス 篠澤 [email protected] TEL:03-5227-4198
三井住友銀行 広報部 日出間 TEL:03-4333-2128