産業課題を、数学者とともに解く。

産業課題を、数学者とともに解く。

産業課題を、数学者とともに解く。

数学・数理科学の産業応用に向けた共創活動を始動

 

株式会社リバネスは、数学・数理科学の知見を、製造、材料、医療、エネルギー、物流、通信などの産業課題につなぐ共創活動を本格的に始動します。

産業の現場には、「計算に時間がかかる」「少ないデータで判断したい」「複雑な形や流れを捉えたい」「多数の条件から最適な組合せを見つけたい」といった課題があります。しかし、それらが数学・数理科学によって扱える問題であると認識されていないことも少なくありません。

リバネスは、企業が抱える課題を掘り起こし、利用可能なデータや既存手法の限界を整理した上で、数学・数理科学で検討可能な研究開発テーマへと翻訳します。さらに、研究者、企業、ソフトウェア事業者等による対話を設計し、共同研究や技術検証につながる連携仮説を構築していきます。

本活動は、NEDOから受託した「産業分野等の課題解決に資する数理科学分野の活用に関する産学連携の在り方に関する調査」の一環として実施するものです。技術シーズを持つ方にはNEDOのRFIを、産業課題を持つ企業にはリバネスの関心登録フォームを入口として設け、個別ヒアリングや共創イベントを通じて双方をつなぎ、新たな研究開発テーマと産学連携プロジェクトの創出を目指します。

※2026年7月7日リリース:https://lne.st/2026/07/07/nedo_math2026/

 

数学・数理科学のシーズと産業課題をつなぐ全体像

 

数理科学の知見が、産業課題につながりきっていない

数学・数理科学には、複雑な構造の把握、最適化、計算負荷の低減など、産業課題の解決につながり得る知見があります。一方で、企業は自社課題を数学の問題として捉えにくく、研究者も産業現場で必要なデータや実装条件を把握しにくいため、両者の接点は十分に形成されていません。

本活動では、この隔たりを埋めるため、研究シーズと産業課題を集め、対話を通じて研究開発テーマへと組み立てていきます。

 

数学は、どのような産業課題に使えるのか

数学や数理科学は、産業のさまざまな場面で活用されていますが、必ずしも「数学」という形で見えているとは限りません。

課題が数学で解けるかどうかを、企業側で判断していただく必要はありません。

例えば、製造、材料、医療、エネルギー、物流、通信、AIなどの現場には、次のような課題があります。

・複雑な形や構造を捉えたい
・少ないデータから信頼できる予測を行いたい
・現象の変化や流れをモデル化したい
・膨大な組合せの中から最適な条件を見つけたい
・計算時間や消費エネルギーを削減したい
・AIや予測結果の根拠を説明できるようにしたい

こうした課題には、幾何学やトポロジー、数理モデリング、最適化、確率・統計、数値解析、制御理論、グラフ理論など、さまざまな数学的手法を活用できる可能性があります。

「計算に時間がかかる」「経験者にしか判断できない」「データはあるが使い切れていない」「条件の組合せが多すぎる」といった現場の困りごとをお寄せください。

 

研究シーズと産業課題をつなぐ、二つの入口

大学・研究機関の皆様には、数学・数理科学のシーズをNEDO RFIへ。企業の皆様には、現場で抱える課題をリバネスへ。二つの入口から寄せられた情報をもとに、産業課題と数理科学の接点を探り、新たな研究開発テーマの創出につなげていきます。

参加方法・情報提供窓口

技術シーズを持つ方 産業課題を持つ方
対象 大学、研究機関、技術シーズを持つ企業 企業、ソフトウェア企業、スタートアップ
届ける内容 数学・数理科学の技術シーズ 数学で解決したい産業課題
受付主体 NEDO リバネス
受付期間 8月19日正午まで 随時
窓口 NEDO RFI リバネス関心登録フォーム

※NEDOのRFIへの情報提供と、リバネスの関心登録は別の手続きです。どちらか一方、または両方に登録できます。情報提供や登録によって、連携やイベント参加が自動的に決まるものではありません。

 

集まったシーズと課題を、研究開発テーマへ

NEDOのRFIやリバネスの関心登録フォームを通じて寄せられた情報は、単に一覧化して終わるものではありません。リバネスが個別ヒアリングを行い、技術シーズの特徴、企業課題の背景、利用可能なデータ、既存手法の限界、実装に必要な条件を整理します。

その上で、研究者、企業、ソフトウェア事業者等による個別対話に加え、今後開催する「数学イノベーション共創イベント」を通じて、産業課題と数理科学の接点を探ります。どの数理科学的手法を活用できるのか、どのようなデータや検証環境が必要か、研究者、企業、ソフトウェア事業者等の役割分担を具体化していきます。

こうした対話と整理を重ねながら、共同研究や技術検証につながる研究開発テーマ、実施体制、社会実装に向けた課題を整理します。これらの活動を通じて、数理科学の産業応用が期待される重点領域や、将来的なプロジェクト化につながるテーマを見いだしていきます。

「数学イノベーション共創イベント」は、次の2回の開催を予定しております。

  • 11月 10日 (火)⋅午後
  • 12月 1日 (火)⋅午後

 

リバネスは本調査を起点に、数学・数理科学を産業課題の解決へつなぐための対話と連携の場を継続的につくっていきます。まだ数学の問題として言葉になっていない課題も、ぜひお寄せください。

 

お問い合わせ

株式会社リバネス
数学イノベーション共創イベント事務局

E-mail:[email protected]

担当:井上麻衣