細胞を育てる技術から、まだない産業をどう生み出すか 技術・知識・課題を持ち寄り、新たな「問い」をプロジェクトへつなげるLiSHセミナーを10月29日(木)に開催

株式会社リバネス(本社:東京都新宿区、代表:丸幸弘、以下リバネス)は、10月29日(木)15:00から高輪ゲートウェイシティのビジネス創造施設TAKANAWA GATEWAY Link Scholars’ Hub(以下、LiSH) Studio1のワークショップループ2にて、『細胞を育てる技術から、まだない産業をどう生み出すか』をテーマとしたLiSHセミナーを開催します。
今回は、インテグリカルチャー株式会社 代表取締役の川島一公氏と、ImpacFatの髙木安那氏をお招きし、お話しいただきます。
細胞農業を、新たな研究や産業を始めるための共通基盤に
生物は、人がまだ十分に理解できていない仕組みや能力を数多く持っています。しかし、その可能性を研究や産業へ発展させるには、生物学の知識だけでは足りません。工学、情報、素材、食品、医療、環境、ものづくりなど、異なる分野の知識や技術を持つ人が出会い、それぞれの視点から新しい問いを立てることが必要です。
今回取り上げる「細胞農業」は、生物が持つ機能を細胞単位で捉え、食品や素材などの新たな価値へとつなげる領域です。培養技術や装置だけでなく、原料、センシング、製造、品質管理、商品設計、流通など、多様な分野の知識を掛け合わせることで、これまでにない研究や産業が生まれる可能性があります。
細胞農業を新たな産業として成立させるためには、細胞を育てる技術そのものだけでなく、必要な原料を継続的に確保し、一定の品質で生産し、求められる量を安定して供給できる体制を構築することが欠かせません。これは細胞農業に限らず、生物の機能を活用した製品や素材の事業化を目指すバイオベンチャーが共通して直面する課題の一つです。
そこで本セミナーでは、細胞農業を題材に、研究開発から安定生産・供給へ移行する際に必要となる「原料調達」「培養・生産設備」「スケールアップ」「品質管理・標準化」「コスト」「サプライチェーン」などに着目します。細胞を育てる技術と、参加者が持つ異分野の技術・知識・課題を掛け合わせながら、安定した生産・供給体制をどのように構築し、新たな産業へとつなげていけるのかを議論します。
完成された研究成果を紹介するだけではなく、研究者、企業、技術者などが、それぞれの知識、技術、課題を持ち寄り、「この細胞の機能を別の分野に生かせないか」「この技術と組み合わせることで、新しい価値をつくれないか」と問いを立てます。その問いを起点に、共同研究、技術検証、事業開発など、分野や組織の垣根を越えた具体的なプロジェクトを動かしていくことが、本セミナーの目的です。
細胞を育てる基盤と、細胞の機能から生まれる新たな価値
インテグリカルチャー株式会社は、「みんなが使える細胞農業」の実現に向け、細胞を培養するための技術や装置、産業基盤の開発を進めています。当日は、同社の川島一公氏から、細胞を「育てる」技術の現在地と、異なる分野の企業や研究者が細胞農業に参入する可能性について紹介いただきます。
ImpacFatは、魚の細胞からオメガ3を含む培養脂肪を生産し、食品の味や栄養を高める素材として活用する研究開発を進めています。当日は、同社の髙木安那氏から、魚の脂肪細胞が持つ機能を食品やその他の用途へ展開し、新たな価値を生み出す取り組みについて紹介いただきます。
両者の話題提供を起点に、「細胞を育てる技術を、どのような分野や用途と掛け合わせられるか」「新たな研究や産業を立ち上げるために、どのような技術、知識、協力者が必要か」を参加者とともに考えます。
生物や細胞農業について詳しい人だけを対象とした場ではありません。自らの知識や技術、現場で抱えている課題を生物の可能性と掛け合わせ、新しい研究や産業づくりに関わりたい方の参加をお待ちしています。
本セミナーで目指すこと
細胞農業を新たな産業へと発展させるためには、細胞を育てる技術の進歩だけでなく、それを「安定してつくり、届ける」ための仕組みが必要です。原料調達、培養・生産設備、スケールアップ、品質管理・標準化、コスト、サプライチェーンなど、研究室から産業へ移行する過程には、さまざまな課題が存在します。
これらの課題は、細胞農業に携わる企業や研究者だけで解決できるものではありません。装置、センシング、素材、製造、物流など、異なる分野が持つ技術や知識を持ち寄ることで、新たな解決策が生まれる可能性があります。
本セミナーでは、登壇者から細胞農業の現在地や具体的な取り組みを紹介いただくだけでなく、参加者それぞれが持つ技術や課題との接点を探ります。「安定して生産・供給するためには何が必要か」「自分たちの技術をどこに生かせるか」という問いから、共同研究や技術検証、事業開発につながる新たなプロジェクトのきっかけを生み出すことを目指します。
開催概要
- 名称:細胞を育てる技術から、まだない産業をどう生み出すか
- 日時:2026年10月29日(木)15:00~16:30(受付開始:14:45〜)
- 会場:TAKANAWA GATEWAY CITY Link Scholars’ Hub Studio 1 ワークショップルーム2
(住所:東京都港区高輪2丁目21-1 THE LINK PILLAR 1 NORTH 6F)
※JR高輪ゲートウェイ駅からのアクセス方法はこちらの写真付き案内に詳しく載っています(https://www.takanawagateway-lish.com/access/) - 参加費:無料
- 定員:30名
- 申込方法:https://id.lne.st/project/lish_seminar/regist/basic_info/1
- 主催:株式会社リバネス
- 登壇者:インテグリカルチャー株式会社 代表取締役 川島一公 氏、ImpacFat 事業運営兼リサーチアソシエート 髙木安那 氏
本件に関するお問い合わせ
株式会社リバネス
研究開発事業部
担当:井藤賀 操、西山 哲史
[email protected]
