沖縄事業所を生産技術研究所に改組し、 第一次産業の課題解決への取り組みを加速します

沖縄事業所を生産技術研究所に改組し、 第一次産業の課題解決への取り組みを加速します

リバネスは、2017年2月1日付で沖縄事業所を生産技術研究所へと組織変更し、所長に金城雄太(獣医師)が就任いたしました。生産技術研究所では、沖縄事業所で培った養豚・養鶏開発のノウハウをさらに発展させ、肉用山羊生産振興、山菜利活用、車エビ養殖環境の改善技術開発などの生産技術にフォーカスした研究開発を加速させてまいります。

リバネスは2009年に沖縄事業所(当時、琉球研究所)を設立し、設立メンバーである福田裕士を中心に養豚事業者の課題解決に取り組んでまいりました。輸入飼料の価格高騰などに起因する第一次産業の低迷を解決するため、シークヮーサー・アセロラといった地域特産品の加工残渣を活用したエコフィードと、それを給餌したブランド豚「福幸豚」を開発し、肉質分析や官能試験を実施しました。昔ながらの養豚に科学・技術を導入することで、データを付与した畜産物を市場に届ける新たな取り組みとして注目を集めました。生産者と研究者がタッグを組んだ一次産業のしくみを広げるため、2011年には地鶏の生産・販売を行う「琉球食鶏株式会社」を設立、ブランド鶏の開発を進めています。なお、同社の取締役から丸幸弘が退任し、新たに金城が就任いたしました。

また、2016年11月29日には金城を代表取締役として関連子会社「株式会社福幸城ファーム」を設立し、生産技術研究所で生まれた研究成果の社会実装を支援する体制を整えております。同社には、沖縄事業所の設立メンバーである福田裕士および岡崎敬が取締役に、松原尚子が監査役にそれぞれ就任いたしました。福幸城ファームは、食料生産と消費者をつなぐ「生産・販売事業」、新しい食料生産方法を検証して開発する「生産技術開発事業」、確立した生産技術やノウハウを現場へと導入する「獣医コンサルティング事業」を通じて、地域における持続可能な産業創出を目指します。

今後とも、リバネスでは、関連子会社と連携しながら、生産者の高齢化や低収益性という深刻な課題を抱える日本の第一産業に科学・技術を導入することで、少しでも課題解決に近づき、自給率向上ならびに地方創生に寄与することを目指します。

<生産技術開発に関する公的事業の採択実績>

  • エコフィード緊急増産対策事業「シークヮーサーおよびアセロラの加工副産物の飼料化」(2010年度;農林水産省)※沖縄特産柑橘残渣飼料化協議会として採択
  • エコフィード緊急増産対策事業「泡盛蒸留粕の飼料化」(2014, 2015年度;農林水産省)※泡盛蒸留粕飼料化確立協議会として採択
  • JAPANブランド育成支援事業「エコフィード製造技術とエコフィード畜産物のアジア展開」(2015年度;中小企業庁)
  • 平成28年度食品残さ等の実態調査委託事業(2016年度;沖縄県委託事業 )
  • おきなわ山羊生産振興対策事業(2015-2016年度;沖縄県委託事業)※一般財団法人沖縄県環境科学センターとの共同体での受託

 

◎株式会社リバネス 生産技術研究所 https://lne.st/iel/
〒901-0152 沖縄県那覇市字小禄390-102
電話:098-996-1404  メール:[email protected]

◎株式会社福幸城ファーム https://fukuyukijofarm.com/
代表取締役社長 金城 雄太
〒901-0152 沖縄県那覇市字小禄390-102
電話:098-996-1404  メール:[email protected]

◎琉球食鶏株式会社 http://www.ryukyu-chicken.jp/
代表取締役 大谷 明正
〒900-0021 沖縄県那覇市泉崎1-17-1
電話:098-917-0552

◎株式会社リバネス https://lne.st/
代表取締役CEO 丸 幸弘
代表取締役社長COO 髙橋 修一郎
〒162-0822 東京都新宿区下宮比町1-4 飯田橋御幸ビル5階(東京本社)
電話:03-5227-4198 メール:[email protected]

<本件に関するお問合せ先>
株式会社リバネス 生産技術研究所
金城 雄太
〒901-0152 沖縄県那覇市字小禄390-102
電話:098-996-1404  メール:[email protected]