株式会社ビクセン 第12回教員向け研修会 「太陽を見上げて授業をしよう」開催報告
2012年4月15日
京都大学 大学院理学研究科附属天文台にて、教員向け研修会 太陽を見上げて授業をしよう
(主催株式会社ビクセン、企画リバネス)が開催されました。
当日は、太陽のフレア爆発と宇宙天気予報について研究を行っている
京都大学大学院理学研究科附属天文台教授 台長 柴田一成先生に
「フレア爆発による「宇宙天気」と私たちの生活の密接な関わり」というテーマでご講演をいただきました。
また、ビクセンスタッフによる天体望遠鏡の組み立て、ファインダー調整講座、
安全な太陽観測の方法についての講座、観望会、
天文台の観測機器の見学会などを行いました。
太陽館のシ-ロスタット望遠鏡見学会の様子
望遠鏡の種類、使い方についての講座(株式会社ビクセン)
外に出ての望遠鏡の組み立て、ファインダー調整講座(株式会社ビクセン)
安全な太陽観測の方法についての講座(株式会社ビクセン)
「フレア爆発による「宇宙天気」と私たちの生活の密接な関わり」 (京都大学大学院理学研究科附属天文台教授 台長 柴田一成先生)
観測衛星「ひので」を使って太陽を様々な波長でみると非常にダイナミックな表層の活動(爆発)が起こっていることがわかり、
そこから、フレア爆発が起こる謎や、爆発の影響が私達の生活にも大きく関わっていることなどについてお話は進みました。
参加者の皆さまからの質問も飛び出し、有意義なご講演となりました。
日が暮れてからは、金星も見え出し、天文台の45cm屈折式望遠鏡を使った観測会も行われました。
参加者のアンケートには「しばらく使っていなかった望遠鏡をひっぱりだして観測をしたいと思います」というようなコメントもありました。
この研修会に参加した先生から、宇宙の魅力が多くの子どもたちに伝わることを願ってやみません。
今年度は関東だけではなく関西での教員向け研修会も行う予定です。
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