就職活動本格スタートを前に

日増しに寒くなるこの季節、クリスマスやお正月ももうすぐで、楽しみな季節!
のはずですが、みなさんにとっては、受験があったり、卒論や修論の締め切りが迫ったり、ドキドキバタバタの季節でもあります。

そしてもっともそわそわしているのは就活生なのではないでしょうか。
リクナビ等大手就職サイトでのエントリー受付が12月1日からスタートし、
本格的な「就職活動」が始まるからです。

私は学部生、大学院生のとき、2回就職活動を経験しました。
大学生のときは力試しのつもりで。自分の力がどのように評価されるのか、確かめにいきたい気持ちがありました。
結果は玉砕。自分が大人と対峙したときにまったく使いものにならない、と痛感しました。
自分が何をしたいのか、まったく言葉になってもいませんでした。

そこで自分を鍛えるために、今の会社でインターンシップを始めたのです。

修士のときはこの社会経験があったので、自分のペースで就職活動をしました。
メーカーは受けない、と決めていたので、就職活動を本格的にはじめたのは1月から。
行きたい場所も絞られ、4月には行く先をいただくこともできました。それはリーマンショックの数ヶ月前。
すごく運が良かったのだ、とその後の就活に関するニュースを聞くたびに思います。

最終的にベンチャーという一番周りが想像しなかったであろう道を選択した私は
インターンシップで社会経験を積む中で2つのことに疑問を持ちました。

「就職活動」という期間限定のお祭り騒ぎの中で行きたい会社を決めることの難しさ。
就職をする、ということはお見合いだ、と良くいいますが、
お互いにこの人だ!という「プロポーズ」の言葉をつくっていくことが最も大事です。
それはどこかからとってきた言葉ではダメで、その人の経験や考え方からにじみ出てきた言葉、
自分の言葉になっていないと説得力がないのです。
そのためには自分の考え方や価値基準を普段から言葉にできている必要がありますね。

やれ会社説明会だ、自己分析だ、と気負って進める必要はありませんが
普段から自分の将来を考えたり、「働く」ことを理解する、きっかけをを
つくっておく必要があるのではないかと思います。

もう1つの疑問は「エントリーシート」に書かれることの画一性。
みんなアルバイトや留学経験、インターンシップの話などが盛り込まれています。
大学でやってきたことはアピールポイントにならない、というのでしょうか。
今年の8月、リケジョのキャリアイベントで登壇した海老原嗣生氏は、
「唯一無二のテーマを自分で進めてきた理系は、ラッキーだ」と主張していました。
http://www.bosch.co.jp/rikejo/

私も全くその通りだと思います。
研究してきたからこそ見えてきた世界、物の考え方、人との関わり方、がきっとあると思います。

ぜひその強みを自分で見出し、悔いのない活動をしてほしいと思います。