一生涯エンジニアを突き通した62歳技術者が語るその秘訣とは

一生涯エンジニアを突き通した62歳技術者が語るその秘訣とは

IT系のエンジニアでは35歳定年説がまことしやかにささやかれるなど、エンジニアとして生涯をまっとうするというのは難しい。

企業に属すれば、年齢が上がるとマネジメント層として登用される事が増え、現場の人として生き続ける事ができなくなってくる。

若いころに身につけた技術はいつしか陳腐化し、競争力を無くす。一生勉強し続けるという部分に臆する事も無くはないだろう。

技術という「キャリアの一本道」をゆく 
生涯現役エンジニアの仕事マインドに学ぶ

機械系エンジニアとして定年まで派遣会社で勤めあげた加藤さんのお話。

基本のやり方は同じだが、扱う対象はミリ単位のユニット住宅からミクロ単位の半導体製造装置まで、さまざま。「どの製品でもベースとなる知識は変わりませんが、住宅と半導体では当然求められる要素が違ってきます。でも、『違うからできません』ではなく、『勉強させてもらいます』なんです。エンジニアにとっては学び続けることも仕事の一つ

加藤さんの場合は、派遣会社につとめたということで、たくさんの職場を経験している。その度にやることは変わっていくようだが、常に勉強し習得して来ることが出来た。加えて、外から入ってくる派遣という形が故に、コミュニケーション能力が重要だと肌で感じている。中の人とコミュニケーションが出来ないと、必要な情報が引き出せないからだ。

どんな職歴の人も同じでしょうが、現場で生かせる知識を貪欲に吸収し、経験を糧とする。その意欲さえあれば、60歳を過ぎても道は拓けると思います。

今必要な知識はもちろん、私が中国語を学び始めたように、何年か先を見据えて必要になりそうな知識を身につけていくことも大切ですね。忙しい日々を過ごしていると、ついつい周りが見えなくなってしまいます。ときには自分を客観的に見て、広い視野から今やっておくべきことは何かを考えてみてはどうでしょうか

これについては、先日書いたポスト「研究者と集中できる環境。イノベーションをうむための10分の思考」でも触れられている。今そこにある事と、未来についての思考を同時に行うことが「今やるべきこと」なのだ。

一生涯エンジニアをやり続けられた秘訣

それは、技術への探究心と、勉強し続けるという意志。

これは間違いない。

この記事では触れられていない、待遇面についてが気になる所だが、マインドセットとしての土台はそこにあるといえるだろう。