研究者・技術者が課題解決に挑むクラウドソーシング「ResQue」オープン
—PRESS RELEASE—
報道関係者各位
プレスリリース
2014年6月4日
株式会社リバネス
代表取締役CEO 丸 幸弘
「日本中の研究者・技術者が、世の中の未解決課題に挑む!」
研究者・技術者によるクラウドソーシングサービス
「ResQue(レスキュー)」のサービスを開始
株式会社リバネス(本社:東京都新宿区 代表取締役CEO:丸 幸弘)は、研究者・技術者が課題解決に挑むクラウドソーシングサービス「ResQue(レスキュー)」(http://resque.jp)を、本日6月4日より開始したことをお知らせいたします。
記
1. サービスの概要
ResQueは、「世界中の未解決課題を解決する」をミッションとする、研究者や技術者が時間や場所にとらわれずに仕事ができるようにするためのクラウドソーシングサービスです。
- 名称:ResQue(レスキュー)
- 開始時期:2014年6月4日(水)
- URL:http://resque.jp/
- 内容:科学技術に特化し、研究者・技術者が問題解決能力を提供する、課題と人材のマッチングサービス
- 利用方法:ResQueウェブサイト上でのアカウント登録でご利用いただけます(登録ページ:https://resque.jp/register)
- 登録無料。課題解決時に報酬金額よりシステム使用料を頂く形式になります
本サービスの特徴は、「研究者・技術者が課題解決にあたるクラウドソーシング」という点です。リバネスではかねてより、リバネス研究費(http://r.lne.st/grant/)や研究者向けフリーペーパーの発行等により、研究者・技術者とのネットワークを拡大してまいりました。一方で、多くの企業より、専門性を必要とする解決すべき課題を提示いただき、一緒に解決を行ってまいりました。ResQueでは、これら2つのベクトルのニーズを一箇所でぶつける事によって、依頼者にとって多くの解決策の選択肢が提供でき、且つ研究者・技術者へは民間資金の流入を促すことが出来ると考えています。
6月4日現在1,400名を越える研究者・技術者へのアクセスが可能となっております。
リバネス研究費では100名を超える研究者に研究費を提供してきました | 研究者むけフリーペーパーの発行は年間20万部 |
2.ResQueの生い立ち
弊社では昨年、墨田区と協力して3600社にのぼる町工場を訪問し、実態調査をしてきました。その中で町工場の職人の方に声をかけていただく事になります。「高校の先生レベルの知識で分かることだと思うのだけど、◯◯◯◯の合成方法について相談できる人を紹介してもらないだろうか?」と。
研究開発部門を持たない企業においては、その道の人にとってはちょっとしたことでも自社内で解決が難しいという場合があります。毎日のビジネスの中で、こうしたほうがより良くなるという事が分かっていても、その方法に知見を持つ人との繋がりが無いために解決を諦めている場合があります。ちょっとした専門知識があればわかるので、社員にやらせて解決をしたいのだけれどコストの関係で出来ずに宙に浮いている課題があったりします。
これらの未解決課題を解決に導く事で世界がより良くなるのではないか。その仮説検証の為にResQueというサービスが考案されました。
研究者と未解決課題。Researchers and Questionsをくっつける事で、課題解決を促進する。それがResQue(レスキュー)です。
詳しくは、コンセプトを御覧ください:https://docs.google.com/presentation/d/1Ngnff8GTrUTp7NbCfVDMB7BfKcwjKBYdpyKhv2lVH_E/pub?start=false&loop=false&delayms=3000
3.ResQueが貢献していきたいこと
ResQueが貢献するのは、世界中の未解決課題に悩まされている人たち及び、研究者・技術者です。ResQueのサービス提供を行うことで以下のような形で貢献をしていきたいと考えております。
①中小企業の課題解決のスピード向上
2012年現在、日本の中小企業の割合は99.7%と経済産業省によって報告されていますが、比較的小さな組織で課題解決が滞る一つの原因は、解決できる人とのコネクションが無いという事と予算が小さいということだと言えます。
クラウドソーシングを利用することで、従来必要であった予算よりは安価に。そして、課題を提示する事で、専門家とのコネクションを持たずとも的確な解決策が提示される。そのような環境を作ることで、国内の未解決課題の解決スピードを向上させ、事業の生産性を上げたいと考えています。
②研究者・技術者が稼げる場を提供する
リバネスでは、リバネス研究費という形で民間資金を研究者へ分配してきました。ResQueの登場によって、知識を課題解決に使う事で対価を得る事が出来るようになります。
報酬の用途は限ってはいませんが、ResQueを経由して研究現場や研究者へ民間資金の流入が加速し、それが研究環境をより良くしていくと考えています。
科研費等の研究資金のみではない、もう一つの資金調達方法として、課題解決という問題解決能力の提供によって民間資金の調達をするという窓口を作りたい。
シンプルに言えば、研究者・技術者が稼げる場を多角化するという事に貢献します。
4. ResQueの特徴
①課題解決を行うのは、研究者・技術者等の専門家
リバネスのこれまでの繋がりを存分に活かし、研究者及び技術者が多く登録するサービスです。専門家が課題解決に挑みます。他のサービスでは解決出来なかった課題を解決できるチームを構築しています。
②登録・依頼無料
ResQueは、会員登録、解決依頼が無料となっています。
提案頂いた金額の中から、システム使用手数料をいただく方式となっています。
③解決策が再販される仕組み「マーケットプレイス」
ResQueに集まるのは、誰かが悩んでいる課題です。
「1人が悩んでいる事があれば、同じ事で悩んでいる人は世界中にいるだろう」という仮説のもと、課題解決策を多くの人の元に届けることが、未解決課題をクリアにする近道だと考えました。デザインの発注等とは違い、課題解決策はそのままで色々な人が活用できる可能性があります。
2014年夏頃を目処に、ResQueクラウドソーシングで生まれた課題解決策をマーケットプレイスで再販する仕組みを準備中。
マーケットプレイスで生まれた売上は、クラウドソーシングの課題解決依頼者及び、課題解決者へと還元されるようになります。
クラウドソーシングとマーケットプレイスの連動による問題解決力の提供
④匿名での活動を保証
ResQueでは、自分の実名をサイト上に晒すこと無く活動することを保証しています。実名を表に出すことによって発生しうる不利益を嫌う研究者・技術者の為にその権利を保証し、匿名でも実名と同等に活躍する事が出来る環境を整えています。これは課題解決の依頼者側も同等の権利を保有します。
裏側では、表には出ないという条件においての個人情報の認証を行い、その所属や実績を事務局が確認する事によって研究者・技術者・依頼者の信頼性を担保していく仕組みを作っています。
5.株式会社リバネス会社概要
会社名 株式会社リバネス
代表者 代表取締役CEO 丸 幸弘 代表取締役社長COO 高橋 修一郎
設立 2002年6月14日
資本金 6,000万円
URL https://lne.st
■本件に関するお問い合わせ先
株式会社リバネス 吉田丈治
〒162-0822 東京都新宿区下宮比町1-4飯田橋御幸ビル5階
TEL:03-5227-4198
FAX:03-5227-4199
Email:[email protected]