【特集】スマート農業が拓く農学研究新時代

【特集】スマート農業が拓く農学研究新時代

 日本の農業は高齢化や新規就農者の不足など多くの課題を抱えているが、それらの課題を打破し、農業を成長産業とするために、産・官・学で意欲的な取り組みが行われている。そのなかで、ロボット技術やICT を駆使して「超省力化」「軽労」「精密農業・高品質生産」を可能にするスマート農業は、日本の1次産業再興の切り札の1つとして期待されている。本特集では、現在のスマート農業の実現に向けた、各方面での研究の現状や取り組みを追いながら、スマート農業実現のために必要とされる農学研究の役割と、それが実現したときに農学研究のあり方がどのように変革していくのかを考察していきたい。