【図解】理系レポート・論文の書き方のフレームワーク IMRADを押さえておこう
レポートや論文を書くときの、手助けになる記事・図解を紹介していきます。
大学では夏学期の終わりも近いですし、レポートの課題も大詰めなのではないでしょうか。また秋以降の学会参加の要旨締切というものも近づいてきますね。
そこで、はじめて論文や研究レポートを書くという人に向けて、研究論文の書き方のスタンダードといわれる枠組みIMRADを図解で紹介します。
枠組みっていうと「なんか窮屈だな」的なことを思うかもしれませんが、
お互いが奇想天外な実験や理論をぶつけ合うからこそ生まれた作法でもあります。
ボクシングなどの格闘技と一緒で、競争する条件を揃えているんですね。
さて、その枠組みの名前は先ほどから何度か出ていますが、IMRADといいます。
Introduction、Method、Result and Discussionの頭文字をとってIMRADといいます。
理論を中心としたIntroductionとDiscussionで、
現実についての記述を中心とした MethodとResultをはさむ形になっています。
事実と理論を書き分けることが重要
初心者が、この枠組ではじめて文章をつくるときに意識するといいのは、
実験で観察したことと、そこから言えることを書き分けることです。
Resultsには事実「実験の測定値がいくつだったか」
Discussionには理論「測定値は理論や予測とくらべて高いのか低いのか。なぜそれが起きたのか」を書きましょう。
慣れないと、本当にごっちゃに書きがちなので要注意です。
人に見せて、恥をかきながら練習するしかありません。
つづきます!
つづき→【図解】レポート・論文の書き方IMRAD(2)Introductionの構成
全コンテンツ
【図解】レポート・論文の書き方のフレームワーク IMRADを押さえておこう
【図解】レポート・論文の書き方IMRAD(2)Introductionの構成
【図解】レポート・論文の書き方IMRAD (3) Method
【図解】レポート・論文の書き方IMRAD(4) Resultsとは
【図解】理系レポート・論文の書き方IMRAD(5) 難産のDiscussionを攻略する
Written by Yusuke Shnozawa
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