大学院生は読むべし!ハーバード大教授辞めて、Googleエンジニアに転身したMattさんのblog その3
PVが多めなので、調子に乗ってもう一回。
本シリーズ↓
大学院生は読むべし!ハーバード大教授辞めて、Googleエンジニアに転身したMattさんのblog
大学院生は読むべし!ハーバード大教授辞めて、Googleエンジニアに転身したMattさんのblog その2
名声が目的ならアカデミアは向いてないよという話と、研究好きなやつだけ博士課程いけや!って話。
このブログ、読めば読む程面白い!!
基本的にはここではキャリアの話に焦点を絞って紹介してますが、Googleに転職した時の話や、教授職を得た時の話など、色々ありますので興味ある方は各自掘ってもらえばいいかと思います。
さて、今日紹介するのは、
Grad students: Learn how to give a talk
アカデミアに残るならプレゼンスキル必須と言う話。
そして求められているものは結構高いところにあるとビビると思う。
コミュニケーション能力と研究のインパクトは相関する
Mattさんこう言うわけですよ。
A typical grad student talk is so horribly bad, and it's surprising how little effort is put into working on presentation and speaking skills, especially given how important this skill is for academics.
適当な訳:大学院生のトーク、マジいけてない。しかもプレゼン自体や話すスキルを身に着ける努力をしてないことにびっくりする。だって、このスキルはアカデミアに生きるものにとって重要だから。
影響力のあるリーダーとなる研究者は例外なく、トークが上手いとMattさんは言います。
コミュニケーションスキルと研究のインパクトは相関する。
これはほんとにそう思う、僕もマジで思う。
そして、次のようなキラーラインが。
Once you're a professor, it matters a lot less how good of a hacker you are — your job is to be the PR rep.
適当な訳:教授になったら、凄いハッカー(コンピューターサイエンスの研究者なので)かどうかの重要度は下がる。研究のPR責任者になるのだから。
だから大学院生は伝えるトレーニングを怠ってはいけない(てゆーか、ぶっちゃけ機会は全然足りない)。
研究そのものがだめで、プレゼンのスキルだけ高いというのもダメだと思うので、研究成果とプレゼンのスキルというのは両輪だと思いますが、プレゼンについてもっと気にした方がいいだろということですね。
ちなみにアジア人の学生のプレゼンはやはり欧米人に比べて、概して劣ると辛辣に述べてます。
そりゃ、英語でやってんだから当然だろとも思いますが、普通に研究業界でノシテいきたいなら必須のスキルなのでしょう。
特にコンピューターサイエンスは英語出来ないと致命的なんでしょうね。
But it's more than just command of the language — it's about being expressive, funny, charismatic.
英語だけじゃなくて、表現力とか、おもしろいかどうかとか、カリスマ的なトークかとかそういうのも必要。
と、そこまで必要なのかよ、ツッコむレベルだが、確かに真理。
優れた研究者のプレゼンは、機微に富み、ジョークに溢れ、聴くものを惹きつけます。
と言うわけでアカデミアの頂点にいた人が大学院生に向けて語る、お前らが思ってるよりプレゼンって100万倍大事だぞ!って話。
ちなみに、どうやって大学院時代にそのスキルをつけるかってことに関してMattさんは答えがないぜ!とのこと。
手前味噌ですが、弊社リバネスではそんなスキルと考え方を身に着けることが出来るインターンやってます。