特集扉 ― アグリプレナー 次世代の食と農林水産を切り拓く起“農”家
世界人口の増加と開発途上国・中間国の経済発展により、食料需要は増加している。2050 年には総人口が92 億人に達し、人々の食を確保するためには、食料生産量を約1.5 倍に引き上げる必要があると予測されているのだ。一方で、日本国内に目を向けると、担い手の高齢化と後継者不足、自由貿易協定への対応などを背景として、より高付加価値・高効率な農林水産業への転換が求められている。
そうした尽きない課題を解決するために、起業家精神(アントレプレナーシップ)をもち、新しい技術や視点で農林水産に関する事業を起こす起“ 農” 家「アグリプレナー」の役割が期待されている。今号の特集では、未来を見据えてすでに起こりつつある起農の動きを俯瞰しながら、次世代に求められるアグリプレナー像とはどのようなものか考察する。
(・→AgriGARAGE セミナー 「アグリプレナーが興す次世代農業」緊急レポート 多様なビジネスモデルと 技術を把握し、 自分の持ち味を活かせ)
※アグリプレナーの概念については『AgriGARAGE』03 号(18 ~ 19 ページ)や『WIRD』誌 VOL.8(コンデナスト・ジャパン社)に掲載されている。ぜひ、そちらも併せてご参照いただきたい。