本田技研工業株式会社との共同による、水素リテラシーの向上を目的とした燃料電池実験教員研修会を実施しました!

本田技研工業株式会社との共同による、水素リテラシーの向上を目的とした燃料電池実験教員研修会を実施しました!

燃料電池教員研修会を実施しました

下記の3日程で実施しました。

①7/25(土)@本田技研工業株式会社 青山本社 参加者50人

②8/2(日)@追手門学院大手前中学校・高等学校 参加者33人

③7/25(日)@株式会社リバネス東京本社 参加者11人

本研修会は、化石燃料に変わる水素エネルギーに注目が集まる中で、学校現場から子どもたちに水素への理解を深めていくことを目的としています。定員を超える募集のもと、抽選で選ばれた教員の方が参加してくださりました。

本研修は、下記のような流れで行いました。

•水素社会実現を目指す背景

•水素社会が拓く未来

•【実験①】水素エネルギーについて

•燃料電池の開発・発展について

•【実験②】燃料電池製作実験

•水素社会を実現する技術の発展

•【実験③】水の電気分解実験

•【実験④】水素の燃焼実験

•【実験⑤】水素による発電実験

•教材の仕様

•まとめ…水素社会へのロードマップ

•ミニ講演<本田技研工業株式会社 岡本様>

 

水素のイメージには「爆発」というイメージが強いかもしれません。しかし、それは使い方次第であり、水素には自然発火しにくい、無毒であるといった良い性質もあります。また、水素は貯蔵が可能であり、電気を水素に変換して貯蔵することで、災害時においても対応が可能になるのです。そこで始めに水素社会が必要とされる理由について、紹介を行いました。

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次に、その水素を制御して、エネルギーを生み出す「燃料電池」について、原理をムービーを使いながら紹介し、実物の燃料電池を用いた説明も行いました。

その後は、実際にこちらで用意した燃料電池キットを使用して、水素を発生させ、それを使って燃料電池カーを走らせる実験を行いました。さらに燃料電池カー同士を繋げて発電できることも知っていただき、水素の三つの使い方「つくる」「つかう」「つながる」を体感してもらえるような教員研修会となりました。

IMG_2786こちらが燃料電池キットになります

(H菅、燃料電池カー、太陽電池、シリンジ)

IMG_2750実際に「つくった」水素を取り出しています

IMG_2789水素が入ったシャボン玉を作り、そこに火を近づけることで、ポンッという音が聞こえました。水素の性質を知る実験です。

IMG_2792取り出した水素を燃料電池カーに注入して、走らせます!

研修会の最後には、本田技研工業株式会社の技術者で、最初に燃料電池者を開発した岡本様をお呼びし、講演を開いていただきました。実際に燃料電池が最初に作られてから、今に至るまでにどのように進化してきたのか、どのような研究開発が現在行われているかなど、いろいろなお話をしてくださりました。今後は燃料源を化石燃料などの「C」から「H」へシフトしていくことが必要であるという話が大変印象的でした。

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企画概要

・日時、場所

①2015年7月25日(土)@本田技研工業株式会社 青山本社(9:00~12:00、13:00~16:00)

②2015年8月2日(日)@追手門学院大手前中学校・高等学校(13:00~16:00)

③2015年8月4日(火)@株式会社リバネス東京本社(13:00~16:00)

・対象

中学校・高等学校・高等専門学校教員および学校関係者

・費用

無料

本件に関する問合せ

本実験教室は教育応援プロジェクトの一環として実施しています
教育応援プロジェクトについて:https://lne.st/pf/tceer/

E-Mail:[email protected]