腸内細菌ボードゲーム「バクテロイゴ」

腸内細菌ボードゲーム「バクテロイゴ」

私たち人間の腸の中には、なんと約100兆個もの細菌が棲(す)みついています。彼らは、私たちが毎日食べているものを腸内で食べ、細菌の間で生存競争をしています。みなさんのおなかの中でも、この細菌たちが、24時間365日、激しい戦いを繰り広げているのです。
「バクテロイゴ」は、そんな腸内細菌になりきり、生存をかけた戦いに挑むボードゲームです。腸内細菌が私たち人間の腸内でどのように生活しているかということを、楽しく理解することができます。このゲームをきっかけに、腸内細菌そのものに興味をもってもらえればと、東京工業大学の学生たちが考案しました。
仲間を増やし、腸内での陣取りバトルに勝利しよう!

このボードゲームの特徴
★1つのゲームで2〜4人が遊べます。
★対象年齢は9歳〜です。大人の方にも楽しんでいただけます。
★たくさん遊ぶほど腸内細菌に詳しくなる、詳しくなるほど楽しく遊べるゲームです。
★それぞれの腸内細菌が生き残るための戦略を知ることができます。

腸内細菌って何?
私たちのからだが外部と接する皮膚や粘膜面には、膨大な数の多種多様な細菌が常に存在しています。こういった細菌の集団を「常在細菌叢(そう)」といいます。「内なる外」と呼ばれ、体内にあるにもかかわらず外界と接している「腸」にも、数多くの常在細菌が棲んでいて、これを「腸内細菌」と呼びます。
彼らが、必須アミノ酸やビタミンなど、私たちヒトの栄養として必要な物質をつくり出してくれていることなどは、以前から知られていました。近年、さらに研究が進み、腸内細菌叢のバランスが、私たちの健康や病気と密接に関わっていることが明らかになってきたことから、より一層の注目を集めています。

「バクテロイゴ」の遊び方
このボードゲームは、6ターン終了したときに、フィールド上に残っている自分の細菌コマが多い順に1〜4位が決定します。
そのためには、
●自分の細菌を増やす
●他の細菌を攻撃して倒す
●他の細菌からの攻撃から自分の細菌を守る
ことが必要です。

まずは、細菌を選ぼう!
じゃんけんで勝った人から順に、4種類の菌の中から好きなものを選べます。登場する細菌の紹介は取扱説明書のP.03に載っていますが、このゲームでもカードの種類や枚数によって、それぞれの特徴を表しています。好きな菌を選びましょう。
●バクテロイデス:4種類の中で、「分裂カード」をいちばん多く持っています。また、手札を5枚持つことができます(他の菌は4枚)。
●ブドウ球菌:「ファージカード」の枚数がいちばん多く持っています。また、「塩濃度upカード」を持っているのはブドウ球菌だけです。
●ビフィドバクテリウム:「乳酸カード」「ヨーグルトカード」を持っています。
●ウェルシュ菌:「萌芽カード」「下痢カード」を持っています。

【分裂カードの使い方】
細菌を増やすときに使うのが「分裂カード」です。

一度に使う「分裂カード」の枚数 増やせる細菌コマの数
1枚 2個
2枚 4個
3枚 8個
4枚 16個
5枚 32個

 

このカードを使うときの注意が3つあります。

(1)新しい細菌コマを置けるのは、すでにフィールド上にある細菌コマの周り=上下左右だけです。

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(2)「分裂カード」は1ターンで何枚も使えますが、同じターンで増えた細菌コマの周りには置けません。
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(3)フィールドに置ける細菌コマは、1種類あたり30個までです。

【効果カードの使い方テクニック】
一緒に使うカードの種類や、使う順番を工夫することによって、より効果的に使うことができます。

1.ファージ&抗生物質
◎使い方:
(1)ファージカードを出す
(2)抗生物質カードを出し、他の細菌4個をフィールドの外に出す
◎解説:
「抗生物質カード」は、自分の細菌1個を犠牲にして、他の細菌を計4個倒すことができるカードです。
このカードを使う前に「ファージカード」を出すことで、自分の細菌が抗生物質で倒されないようにガードします。
そうすれば、次に「抗生物質カード」を出したとき、自分の細菌を犠牲にすることなく、他の細菌だけを倒すことができます。
(ただし、他の細菌も「ファージカード」でガードされているものは倒すことができません。)
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※芽胞形成&抗生物質
「芽胞形成カード」は、次のターンまで自分の細菌コマを「下痢」以外から守ることができるカードです。
「芽胞形成カード」と「抗生物質カード」の組み合わせも、同じように「芽胞形成カード」を先に使うことによって
自分の細菌コマを守りながら他の細菌コマを倒すことができます。

2.蠕動(ぜんどう)運動で囲い込み
◎使い方:
蠕動運動カードを出し、好きな細菌のコマを、狙った細菌のコマの周りに置く
◎解説:
「蠕動運動カード」は、好きな細菌コマ4個(自分のコマでも他のプレイヤーのコマでもOK)を、どこでも好きな場所に移動させることができるカードです。
細菌は、すでにフィールド上にある自分の細菌コマの周囲(上下左右)4マスにしか増やせないので、「蠕動運動カード」で細菌コマを動かすとき、狙った細菌コマの周囲4マスに置けば、その細菌を増えにくくすることができるのです。

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3.蠕動運動&分裂
◎使い方:
(1)蠕動運動カードを出し、自分の細菌コマを広いスペースのあるところに移動させる
(2)分裂カードを出し、移動させた細菌コマの周りに新しい細菌コマを置く
◎解説:
細菌をたくさん増やすには、広いスペースが必要です。そこで、「蠕動運動カード」で空いているところに細菌コマを移動させてから、「分裂」カードを出して増殖させます。

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Q&A
Q1.
たとえば自分の菌がフィールド上に1つしかない場合に、1ターン内で
「分裂カード」✕2枚 → 「蠕動運動カード」 → 「分裂カード」✕1枚
の順にカードを出したとします。このとき、増える菌の数はどのようになりますか?

A1.
1ターンの間に、1つの細菌コマは1回しか分裂できません。したがって、上記Q1のケースでは、「分裂カード」✕2枚のあとに「蠕動運動カード」を出して細菌コマを増やせる場所ができたとしても、このターン内では分裂できないため、最後の「分裂カード」✕1枚は無効となってしまいます。

Q2.
自分以外の菌がすべてガードされている状態でも「抗生物質カード」を使うことはできますか?

A2.
はい、使うことができます。この場合、「手札を捨てる」ことと同義になります。

Q3.
手札を使用せずに捨てることはできますか?
たとえば…
・手札の入れ替えをしたいとき
・自分の細菌コマの周りがすでに埋められていて増殖できないのに、手札には「分裂カード」しかないとき
・自分の菌を減らさずに「抗生物質カード」を消化したいとき
など

A3.
可能です。何枚でも捨てられます。

Q4.
自分の細菌コマが1つしかない場合、自分の細菌を減らさずに「抗生物質カード」を使用できますか?

A4.
はい、使用できます。
また、「ファージカード」で自分の細菌コマがガードされているときも同様に、自分の細菌を減らさずに「抗生物質カード」を使うことができます。

Q5.
「下痢カード」を使おうとサイコロを振ったら、出た数字のエリアに、ある菌が密集していて、すべて倒すとコマが1つもなくなってしまう状態になりました。この場合、1つだけコマを残すことになると思いますが、どのコマを残すかは、その細菌のプレイヤーでしょうか。それとも、「下痢カード」を使ったプレイヤーでしょうか。

A5.
どのコマを残すかは、「下痢カード」を使用したプレイヤーが決めます。

Q6.
2〜4人でプレイできるということですが、プレイヤーの数にかかわらず盤面の広さは同じですか?

A6.
同じです。

Q7.
クイックスタートの例では、手札の並べ方が説明されていますが、相手に見えるように置くのですか?

A7.
手札は、他のプレーヤーから見えないように手で持ってプレイします。

Q8.
準備のところで、効果カードをデッキに置く際、トランプのようにシャッフルして置くという理解でよろしいでしょうか?
それとも各プレーヤーで戦略的に並べて置くのでしょうか?

A8.
効果カードは、トランプのようにシャッフルし、裏返しにして重ねて置きます。

★遊び方についてのご質問は、[email protected]宛てに、メールタイトル「バクテロイゴの遊び方について」としてお送りください。
随時、本ページに追記していきます。

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