【実施報告】教員研修「21世紀で活躍するグローバルリーダーを育成するアントレプレナーシップ授業案をつくろう」を開催しました

【実施報告】教員研修「21世紀で活躍するグローバルリーダーを育成するアントレプレナーシップ授業案をつくろう」を開催しました

2016年5月25日、リバネス知識創業研究センターにて、教員研修「21世紀で活躍するグローバルリーダーを育成するアントレプレナーシップ授業案をつくろう」が行われました。

アントレプレナーシップ教育においては、教科の隔たりなく育成したい生徒像を共有する必要があるという考えのもと、これまでの教員研修とは異なり、今回は対象とする先生の教科を、全ての教科へと広げました。結果、理科はもちろんのこと、社会・情報・国語・英語等の先生にもご参加いただきました。また、沖縄・鹿児島・山形など遠方地域からもご参加いただきました。

当日は、リバネス国際開発事業部部長 前田里美によるプレゼンテーションと、実際に先生同士で授業案を作成するワークを行いました。そもそも、「アントレプレナーシップ」という言葉の意味を知らない方や、「起業すること」と捉えていらっしゃる方も多くいることと思います。本研修では、アントレプレナーシップ教育に纏わる世界中のデータを紹介しながら、アントレプレナーシップのコンセプトに関する理解を深めたのち、先生方にアントレプレナーシップを養う授業案を考えていただました。

リバネスでは、「アントレプレナー」を「問題・課題を見つけ出し世界中の人や技術をつなげてやりたいことを実現できる人」と定義しています。その実現のために起業するかどうかは、手段であって、起業することが目的ではないと考えています。むしろ、実現のために必要な①課題発見力、②情熱、③チームで働く力の3つを養うことが、教育において重要であるとお伝えしました。

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アントレプレナー教育が育成するスキルやマインドについて講義

 

アントレプレナーシップ育成のための考えかた「QPMIサイクル」

この3つのスキルやマインドを養うために、リバネスからはQPMIサイクルという考えかたをお伝えしました。この考えかたは、自分がやりたいことの実現や、新しいことをおこすためには、初めから計画を立てることはできない、という考えに基づいています。まずは、自分なりの課題(Question)を見つけ、課題解決に向けた情熱(Passion)持って活動していくことが大切です。情熱があれば信頼できる仲間が集まり、それが共有できる目的(Mission)となって、あきらめずに試行錯誤を繰り返すことで、それが当たり前になったとき革新(Innovation)を起こします。このようなQ(Question)→P(Passion)→M(Mission)→I(Innovation)のサイクルを自分で回せるような生徒を育んでいくことが、教育において期待されているのです。

ワークでは、グループに分かれて、主体的に行動や提案ができる人、自分の夢を具体化できる人、途中であきらめず最後までやり通すことができる人、様々な文化背景を持つ人とチームになれる人、といったテーマのもと、QPMIサイクルを回せるような授業案を作成しました。

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ワークの様子

参加された先生からは、「育成したい生徒像自体をじっくり考えたことがなかった。校内でも共通のビジョンを持ってアントレプレナー教育を作るべきだと感じた」「他教科の先生と共通でディスカッションをし、新たな視点を交えることができた」といったご意見をいただいております。

リバネスでは、今後もアントレプレナーシップを育むための研究型教育プロジェクトや、教員研修を行います。また、実践の場として海外研修の企画運営も承っております。学校へ出向いての教員研修も行っております。

ご興味のあるかたは、ご連絡をお待ちしております。
(担当:秋永・前田  
[email protected])

 

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研修の流れ 内容
講義 21世紀で活躍するグローバルリーダーを育成するアントレプレナーシップ授業案をつくろう
講義 グローバルリーダーに求められる素質

アントレプレナーシップ授業案の紹介

ワーク 個人ワークとグループワーク

①目的とゴールを考える

②必要なスキルや経験を考える

③授業案を考える

④発表

 

講師: 
株式会社リバネス 国際開発事業部
Leave a Nest America Inc. Vice President
前田里美

講師略歴:
高校卒業後、渡米。大学、大学院と進み、心理学で修士・博士号を取得。在学中に、アカデミックアドバイザーとして学部生の進学・就職支援やセミナー講師を務める。帰国後、株式会社リバネス入社。 人材開発事業部を経て国際開発事業部へ。中高生の国際教育を担当する。