【実施報告】6月21日(火)初芝立命館高校 理系PRDAY実験教室を実施しました

【実施報告】6月21日(火)初芝立命館高校 理系PRDAY実験教室を実施しました

株式会社リバネスは、初芝立命館高中学校・高等学校(大阪府堺市)にて、
立命館コースの高校2年生112名を対象に「理系プロモーションデイ」を実施しました。
サイエンスへの興味・関心を高め、知的好奇心をもとにした文理選択、キャリア選択を
してもらえるよう企画しているものです。

以下の通り、2つの実験教室を2回ずつ行いました。

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日時:2015年6月21日(火)
場所:初芝立命館高等学校、および中学校理科室
対象:立命館コース 高校2年生 112名
テーマ:
生命科学分野「微生物スクリーニング実験」
環境・エネルギー分野「色素増感型太陽電池実験」
※生徒は、事前に選択したどちらか一方の教室に参加
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 <生命科学分野「微生物スクリーニング実験」>

土に埋めても分解されず、その処理が課題となっている廃棄プラスチック。その中この課題を解決するために開発されているのが、「生分解性プラスチック」です。このプラスチックは、自然界の微生物によって、最終的には水と二酸化炭素に分解されるため、ゴミとしてたまらないというメリットがあります。現在この分野では、プラスチックを分解する土壌微生物の研究がさかんに行われています。

本実験教室では、生分解性プラスチックを分解する微生物の探索(スクリーニング)を通して、環境問題や微生物に対する理解を深めます。

実験教室スタート!今回は、大阪大学で化学の研究をしている研究者が講師です。

学校周辺で微生物の探索をしています。

TAの指導のもと、実験を進めていきます。

キャリア座談会の様子。生徒たちはみな、TAに釘付けになっていました。

<環境・エネルギー分野「色素増感型太陽電池実験」>

二酸化炭素を排出せず、地球に優しい再生可能エネルギーの一つに「太陽光エネルギー」があります。一般的にこの太陽光エネルギーは、シリコンを材料に用いた太陽電池によって作られています。しかし、シリコンは高価な材料であり、世界中に普及させていくにあたっての課題も存在します。その中、この課題を解決するために開発されているのが、色素増感型太陽電池です。この電池は安価であることに加え、植物などに含まれる色素を用いることがポイントであり、色素によって発電量が変わってきます。
本実験教室では、様々な植物から色素を抽出し、色素増感型太陽電池を作成することを通して、色素増感型太陽電池の仕組みについて理解を深めます。

実験教室スタート!今回は、関西学院大学で脳の研究をしている研究者が講師です。

材料をすりつぶし、色素を抽出しています。

作成した色素増感型太陽電池に太陽光を当てて、発電できるかの実験です。しっかりと電気を生み出し、オルゴールを鳴らすことができました!

キャリア座談会の様子。「興味の積み重ねで、今のキャリアが作られている」ことを生徒たちに伝えています。

両教室とも立命館大学で関連する研究を行う研究者の紹介を行い、終了しました。

実験教室のアンケートの結果、継続して課題研究を進めていきたいという意見が半数以上から得ることができました。今後はリバネスが研究のサポートを行い、12月に開催する「中高生のための学会サイエンスキャッスル2016」での発表に挑戦する予定です。

【関連大会情報】
サイエンスキャッスル ASEAN 2023年10月21−22日
サイエンスキャッスル2023 関東大会 2023年12月2日(土) 9:30-18:00
サイエンスキャッスル2023 関西大会 2023年12月17日(日) 9:30-18:00
サイエンスキャッスル2023 中四国大会 2023年12月23日(土) 9:30-18:00