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6月10日(土)に公文国際学園高等部で「トンボの系統解析」をテーマにした実験教室を開催しました

6月10日(土)に公文国際学園高等部で「トンボの系統解析」をテーマにした実験教室を開催しました

2017年6月10日(土)株式会社リバネスは、公文国際学園中等部・高等部にて「トンボの系統解析」をテーマに、DNA抽出や電気泳動に挑戦する実験教室を実施しました。

「このトンボは何という種類のトンボだろう?」こんなふうに興味を持った生き物について図鑑やインターネットで分類を調べた経験を持ってる人は多いでしょう。けれども、調べた結果が本当に正しいのかと疑うことはあまりないのではないでしょうか。実は一般的に知られている分類でも、最先端の研究では未だに分類の論争が続いている種類も存在しているのです。そんな分類が難しいトンボを題材に、形態観察とDNAを用いた系統解析に生徒たちが挑戦しました。

形態観察では最初は間近でみるトンボにとまどう生徒もいましたが、次第にのめり込み、どんな点に注目して分類することが正しいのかと、自分なりの仮説を持って活発なディスカッションをしていました。また、DNAに着目するために行った自分たちの口の細胞からDNA抽出実験では、教科書で習ったDNAを実際に見られたことに興奮しているようでした。

実験の後半では、自分たちで実際にトンボを解剖し、DNAを抽出しました。またそのDNAをPCRを使って増やす実験を行いました。初めて触れる本格的な実験機器や試薬の数々に興味深々のようで、実験の工程一つ一つに「なぜこの試薬を入れるのか?」「ここではどんな反応は起きているのか?」という問いが生徒たちから頻繁に投げかけられていました。系統解析の方法までを学んだ生徒たちは、自分たちのやっていたことが単なる実験ではなく「研究」に繋がる一歩になったと感じてくれたようでした。

参加した生徒からは
「分類学には本当に沢山の視点があるということを学んだ」
「理論を組み立てて実験するのは面白い」
「前は研究なんてつまらなそう、絶対にしたくないと思っていたけれど、今は研究に夢中になってみたい。」
といった声を聞くことができました。

リバネスが設立当初より続けている出前の実験教室。最先端科学やものづくり、そして研究の魅力を丁寧に伝えます。ご興味のある方はぜひ一度ご連絡ください。

<本件に関するお問い合わせ>
株式会社リバネス
河嶋・中嶋
メールアドレス:[email protected]
TEL:03-5227-4198

<本実験教室概要>
日時:6月10日(土) 9:00-16:00
場所:公文国際学園中等部・高等部
対象:高校1-3年生
使用キット:PCRキット